こちらは「TOEIC820の英語教員がCELTAを目指した理由」の続編です。
タイのバンコクに到着
今やLCCがKL⇔大阪を片道1万円でつなぐ時代ですが、当時2005年頃は日本⇔バンコクで一番安いのがビーマンバングラディシュエアと相場は決まっていました。
日本⇔バンコクを3万円ほどで購入し、片道だけ使用して空港からバスでカオサンロードに向かいました。
カオサンロードとはアジアの安宿街の代表例で、バックパッカーの聖地とも言われるほど世界中から旅行者が集まります。
ここで最初に泊まった宿は、4畳半にベット+天井にファン、バス・トイレは共用で1泊700円程でした。
長期滞在者の中にはダラダラと非生産的に過ごする人もいますが、(これを業界では沈没と言います)「流されてはいけない」と自分にいい聞かせ、何かを振り払うようにシャキシャキ新生活の準備をして1週間程でここを出ました。
今回は到着からコース入学までの準備内容を書きたいと思います。
大事な英会話学校の選択
英会話学校をどうするか結構調べたのですが、私は以下の条件で探しました。
- 学生ビザを取得する書類を出してくれ、履歴書上で一応一年間埋められる
- 途中でCELTA取得のため1ヶ月休校しても良い
- できれば、英作文なども見てくれる
調べていた学校の中で、最初に行ったWall Street Englishが良い印象でしたので決めました。
理由は上記を満たすだけでなく、
- パッとみた感じの雰囲気が良かった
- 日本人市場を強化していて日本人の事務の人がいた
- 通っている日本人に話をきいて、悪い話を特に聞かなかった
- 生徒のメインはタイ人だったので、タイ人の友達ができて英語が使えそう
- 好きなだけ授業を取る事ができ、取らない事も可能(コース名は確かAll you can study)
- 年間約30万円位なので予算内に収まる
- 教師が全員英語ネイティブ
などの理由がありました。早く生活を落ち着かせたい気持ちもあり、他の学校へは行かずここに決めました。早急な決断ではありましたが、この学校の教材はなかなか役に立ち、良いところでした。
教材の流れは、以下の流れでした。
- PCを利用したリスニングと音読、練習問題
- 英会話学校オリジナル教材での練習問題・単語暗記など
- 先生と1・2の内容を確認するレッスンを予約(教師1人に生徒2〜4人)
このシステムはきちんと勉強をしたら効率が良く、レッスン外の時間に先生を交えてのフリートークもあり、満足度は高かったです。
アパート探し・バンコクの生活
当時は日本人が多い地域の近くアソックに校舎があり、アパートは学校からの距離と値段で丁度いいものを探そうとしました。
当時のBTS最終駅OnNutからひと駅づつ降り、駅から徒歩5分圏内をウロウロしました。結果、良いと思えるアパートがBTSのトンロー駅付近でみつかりました。(MSIタワー)
Studioタイプの部屋で、一応NHKが観られるTV、コンセントがゆるゆるなので外れると火花が飛ぶけど一応動く冷蔵庫、ホットシャワーと毎日のゴミ回収もついていました。
一階にはレストランがあり、注文すると一食100円程の料理を無料で部屋まで持ってきてくれます。ここの食事もOKですが、本命はトンロー駅近辺の屋台街です。
毎食100〜150円で食べられ、美味!洗濯はアパートから歩いて5分のコインランドリーを利用しました。これで家賃は月6000バーツ(約2万円)でした。
また、運動不足解消のためスポーツクラブにも通いました(California Wow! という名前なのに何故かバンコクにある)。英会話学校と同じビルにあり、週に2-3回通いました。
家で勉強→英会話学校→ジムで運動→シャワー→家の近くのタイマッサージ(2時間1200円)という感じの定番コースでした。
こういった活動や毎日のビールをなくせば月に4万円程で生活出来たのですが、5-6万円位はかかっていた気がします。
どのくらい勉強したか
CELTAを取るまでの3ヶ月で、平日は毎日最低8時間、土日でも最低6時間勉強する生活を続けました。
学校の教材だけでなく、日本から持ってきた文法解説書や長文読解法の本がかなり役に立ちました。私はバンコクに来た当時TOEIC820点程だったのですが、以下を持って行きました。
1は、すべての例文暗記、2は何度も読んで理解を深めました。3は「英語長文」に現れる英語での論理構成や文化背景などの説明を含んだ名著です。他、一番ためになったのは、
- English Grammar in Use
↑古い版には私もコメントを書きました
です。これは例文の質と文法の解説が超一級品で、目からウロコな文法書・練習問題集でした。カバーToカバーで2回、約半年後日本に戻ってきてからももう一回やりました。
上記日本で調達した教材+英会話学校の授業&教材が丁度いい感じでした。出てきた単語で知らないものは全て辞書で調べ、単語リストを作って何回も復習し、4月頭〜5月末まで、英語のリハビリの為2か月間勉強を重ねました。