英語コーチング「プログリット」の無料カウンセリングを受けてきました。

英語ペラペラのエンジニアを目指している、TOEIC920点の岩田(@iwaking)です。英語コーチングスクールのプログリットで無料カウンセリングを受けてきました。

プログリット 赤坂見附校

私がこの英会話教室口コミサイトを始めたのは約9年前。ですが「英語コーチング」という言葉が出てきたのは、今からたった3年ほど前のことです。

その背景には、日本人の海外進出、さらにネットの進歩などがあると思うんですよね。

「日本の英語教育は(もちろん悪い意味で)ヤバイ」という認識が広まって、そこから「英語が短期間で確実に伸びるサービスを提供したい」と起業する人が増えたんだと思います。

でも「英語コーチング」と聞いたことはあっても、「とにかく料金が高いらしい」「毎日3時間も勉強するらしい」ぐらいのイメージしか持っていない人も、多いのではないでしょうか?

今まで50校以上のスクールに行ってきた私でさえ、毎日3時間も何をするのか、どこまで英語が伸びるのかと言われると、結局は足を運んでみるまで分かりません。

正直なところ、今まで私はプログリットは「ビジネス色が強い」と思っていました。有名人も通ってるし、入会促進の仕組みや広告戦略が上手いのかなというイメージがあったんですね(すみません)。

ですが実際に行ってみて、そのイメージは180度変わりました。

  • 「なぜ」というところまで説明してくれる
  • 褒めすぎず、現実的な数字を示してくれる
  • 自分で考えるよう導いてくれる

この3つのポイントのおかげで「納得感」があったんです。しかもカリキュラムは応用言語学、その学問分野である「第二言語習得論」など「科学的なアプローチ」で組まれています。

全体的にコーチングって高いし、プログリットも例外ではありません。だからこそ「なぜこれを毎日やるのか」まで納得して始めれば、辛いときも頑張れると思うんですよね。そうすると効果も上がります。

もちろん納得して始めても、くじけそうになるときは出てきます。でもプログリットは、シャドーイングの添削など毎日のサポートが充実しているので、その点も安心だと思いましたよ。

記事の目次

プログリットの基本情報

このあたりは公式サイトに載っているので簡略化します。無料カウンセリングに行く前に、ご自身で調べておいてください。

校舎数 11校
(東京、横浜、名古屋、大阪、神戸)
コース ビジネス、TOEIC、TOEFLなど
期間 2ヶ月/3ヶ月(3ヶ月を推奨)
料金 3ヶ月 計577,500円
(入会金:55,000円)
割引 一般教育訓練給付制度
(受講料の20%もしくは最大10万円)

そしてプログリットのモットーが「生産性x時間」。つまり、

一人ひとりに合った効果的な方法で、1日3時間の学習をする

ことを目指します。この部分にフォーカスしながら書いていきますね。

プログリット赤坂見附校に行ってきました(2020年3月時点)

この記事は2020年3月に訪問した際の情報です。現在は赤坂見附校は閉校されております。

赤坂見附駅から歩いて3分。こちらの出口からだととても近いです。

赤坂見附駅出口

ビルが見えてきました。

プログリット赤坂見附校  入居ビル

プログリット赤坂見附校 入居ビル

左手のエレベーターで4Fを目指します。

プログリット赤坂見附校 入り口

プログリット赤坂見附校

プログリット赤坂見附校

スッキリしていて居心地の良さそうな校舎です。

プログリット赤坂見附校 ロビー

プログリット赤坂見附校 ロビー

でも実は生徒さんが校舎に行くのは週1回1時間のみ。そのとき顔を合わせるのも、担当のコンサルタントさん1人だけです。

なので個室もシンプルで、必要最低限のものしか置いてありません。

プログリット赤坂見附校 カウンセリングルーム

プログリット赤坂見附校 カウンセリングルーム

コンサルタントさんたちは基本的に校舎に出勤して、生徒さんとオンラインでやりとりをされています。なのでオフィス兼生徒さんが週1回来る場所というイメージですかね。

無料カウンセリングを受けました

さっそく校舎マネージャーのAyumiさんによる無料カウンセリングを受けました。Ayumiさんはアメリカの大学を卒業されているそうです。

プログリット赤坂見附校 スタッフ

この日の流れは、

  1. 私の学習歴についてヒアリング
  2. レベルチェック
  3. 1日3時間の学習について詳細説明

でした。

学習歴についてヒアリング

まず、

  • 英語を伸ばしたい理由
  • 普段どのくらい使っているか
  • 今までどんな学習法を試したか

など聞かれます。

私は、このサイトで英会話スクールの情報を客観的に伝えようと思ったら、自分の英語力も高い必要があること、あとはドラマの音声変化などがまだまだ聞き取れないので、それを克服したいことを伝えました。

さらに言えば、自分はTOEIC920点なんですが、ここからシチュエーションに合わせた自然なフレーズがパッと出てくるレベルに持っていきたいんですよね。

するとAyumiさん、「自然なフレーズというのは具体的にどんなイメージですか?」と掘り下げます。

プログリット赤坂見附校 体験コンサルティング

学習の目的って自分が一番分かってないといけないのに、こうやって改めて聞かれると言葉にするのが難しいですね。

でも3ヶ月後には自力で学習を続けないといけません。無料カウンセリングの時点で「生徒に考えさせる」姿勢を貫いているのは、好感が持てました。

レベルチェック

次は英語レベルをチェックします。詳しくは書けないので、簡単に紹介しますね。

  1. リスニング(内容理解)
  2. リスニング(ディクテーション)
  3. スピーキング(瞬間英作文)
  4. スピーキング(1分間スピーチ)
  5. 語彙力

まずリスニングではスピードが違う2つの音声を聞いて、どのくらい理解できたかチェック。

1つ目は1分間あたり150語(WPM150)というスピードでした。これはまぁまぁ聞き取れたんですが、それがWPM180になると、一気に聞き取れなくなることが分かりました。

プログリット赤坂見附校 体験コンサルティング

ディクテーションは空欄を埋めていくタイプのテスト。例えば「put it on」みたいに音声変化が起こっているフレーズが出てくるんですが、こちらも聞き取れるところもあれば「it」などが抜けてしまうことも。

Ayumiさん:音に集中せずとも内容を理解できるようになると、ドラマも聞き取れるようになりますよ。

あとは日本語を英語にする「瞬間英作文」と、1分間のスピーチでスピーキングレベルをチェックし、最後は単語のテストで終了です。

1日3時間の学習内容を説明

テストが終わると、ここでもまずは「どうでしたか?どこが苦手だと思いましたか?」と質問されます。

そしてヒアリングとテストの結果をもとに、1日3時間の学習内容を詳しく教えてもらいました。

そこで重要になってくるのが下の図。

プログリット 学習のフレームワーク

私たちは耳からの情報を処理して(=リスニング)、相手に意思を伝える(=スピーキング)ことでコミュニケーションを取りますよね。まずはそのプロセスをかみ砕いて説明してもらいました。

リスニング

  1. 聞いた音を単語に分解する
  2. 文章全体の意味を理解する

スピーキング

  1. 話したいことをイメージする
  2. 文章を組み立てる
  3. 声に出して発音する

私たちが日本語を耳にするときって「①音声知覚」はほとんど無意識に行われているそう。だから②の意味理解にほぼすべてのエネルギーを使えるそうです。

でも私は英語だと例えば「put it off」が「プリロフ」になるという音声変化に慣れていない、スピードにもついていけてない。だから音声知覚に費やすエネルギーが多すぎて、意味を理解する余裕がなくなるそうです。

リスにングが苦手な人のなかには、そもそも単語力が足りていない、意味を思い出すのに時間がかかっている、などが原因の人もいると思います。

こうやってプロセスを分解してくれて、「岩田さんはこれが原因だから、こういう勉強法がいい」と教えてくれるプログリット。

「なぜこの学習をしているか」を理解するのとしないのでは、モチベーションが違ってくるので、その結果英語の上達にも大きな差が出てくるだろうなぁと思いました。

ここからは私が提案してもらった学習法、それぞれにかける時間、その目的を分かりやすく書いていきます。

  • シャドーイング(1日60分)
  • 多読(1日30分)
  • 熟語学習(1日30分)
  • 瞬間英作文(1日30分)
  • オンライン英会話(1日30分)
  • 面談(週1回60分)

シャドーイング(リスニング①音声知覚)

シャドーイングでは、自分にとって少し難しいレベルの教材を使います。

私はWPM150は聞き取れたけど、WPM180は2~3割しか理解できていなかったので、まずはWPM160あたりから慣らして180まで持っていきます。

そして3ヶ月後にはWPM180を5割以上理解することを目指すとのこと。

ここで正直「5割か…」と思ったんですが、確かに3ヶ月ってそんなに長くないので「完璧に聞き取れるようになります!」とか言われるより現実的ですよね。

私の場合はTED Talksを使うことを提案されました。色んな人のプレゼンが聞けるし、平均WPM180で私のレベルにも最適だそうです。

そして間違った発音で続けていても意味がないので、プログリットでは毎日生徒さんがシャドーイングの音声を送って、コンサルタントが添削してくれます。

プログリット LINEのやりとり

これは励みになるし、なにより「意味のある学習」を続けて「生産性を上げる」ことを大切にするプログリットならではだと感じました。

多読(リスニング②意味理解)

多読はシャドーイングとは逆に易しめのレベルで行います。分からない単語が出てきても、文脈から推測できるレベルがベスト。

「多読ってリスニングに役立つの?」って思っちゃったんですが、実際は「前に戻らずに読む」「量をこなす」「テンポ(私の場合WPM150)を意識する」ことで効果があるそうです。

Ayumiさん:多読では、さっき岩田さんがおっしゃっていた「ナチュラルな表現」もインプットもできますよ。

プログリット 多読教材

多読に使うのはレベル別にたくさんのテキストがある『ラダーシリーズ』です。

単語

私の場合、ビジネスにおける単語力は高いと判断されました。だから私の目標である「ナチュラルなフレーズを使う」ために「熟語」を強化します。

使うのはアルク出版の『キクジュク』。

少し難しい話になるんですが、スピーキングとライティングで使える「産出知識」を増やすには、そもそもリスニングとリーディングで理解できる「受容知識」を増やす必要があるそうです。

このあたりもすべて「応用言語学」という分野で証明されているようですよ。

なので熟語もまずは「英語→日本語」、そこから「日本語→英語」が出てくるようにトレーニングします。

瞬間英作文(スピーキング②文章化)

私は瞬間英作文シリーズをかなりやり込んだことがあると伝えると、新しく出版された『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』を使うことになりました。

ここでは正しい文章をすばやく組み立てる力を鍛えます。

オンライン英会話(実践)

最後はコミュニケーションを取る実践。オンライン英会話に各自入会して、ディスカッションを行います。

  • 「結論→理由」という英語の話し方に慣れる
  • 慣れていないトピックに対応する力を伸ばす

という目的もあります。

プログリット赤坂見附校 体験コンサルティング

オンライン英会話は外部のサービスを使うので、コンサルタントが100%内容を把握できるわけではありません。

ですがGoogleスプレッドシートを使って、一緒に振り返りを行うとのこと。

特にディスカッションで上手く言えなかった文章の「シンプル化のトレーニング」を大切にしています。

例えば「動物を虐待してはいけない」という文章。「abuse」を使わなくても「We should be nice to animals.」で伝わりますよね?

こうやって知ってる単語の範囲で伝える力も、コミュニケーションではとても大切だとのことです。

コンサルタントとの面談

週1回、コンサルタントさんに会いに行きます。その週に学んだことが身についたか、スケジュール通りできなかった場合はどう解決するかなどを確認するんですね。

プログリット赤坂見附校 カウンセリングルーム

スケジュールを徹底管理してサポート

ここまで書いてきた1日3時間の学習内容。でも「ただでさえ忙しいのに、毎日3時間も確保できるかな?」と心配になりますよね。

ただプログリットは他のコーチングスクールと比べても、スケジュールの管理を徹底しています。

一人ひとりの生活スタイルを見ながら「30分早く起きてみましょう」とか「電車の中で単語をすませちゃいましょう」などと詳細に予定を立てるんですね。

さらに「今学習を始めました」「終わりました」というところまで、コンサルタントにLINEで連絡します。

プログリット赤坂見附校 スタッフ

生徒さんからスケジュール通りにLINEが来なかったら、激励したり、解決策を考えたりと、手厚くサポートしてくれるんですね。

Ayumiさん:プログリットは厳しいほうだと思います。できなくても「大丈夫ですよー」とは言わず、できるようにするにはどうすればいいか、一緒に考えます。

プログリットに行った感想は?

良かった点

  • 自分が納得したうえで入会できる
  • 自分で考えて行動する力が付きそう
  • 添削やサポートが充実している

「生産性x学習時間」を大切にするプログリット。

「応用言語学」や「第二言語習得論」など科学的なアプローチをとった学習法なのに加えて、それがどの分野を伸ばすために必要であるのか説明してくれるので「納得感」が強いです。

またコーチングの料金って、ただ3ヶ月の受講料というよりは、その後も自力で学習を続けるための投資だと思うんですよね。

なので自分で考えて行動できるように導いてくれるのも、ありがたいなと感じました。

そして1日3時間の学習というのは、どれだけ納得して学習を進めていても、大変です。なのでスケジュールを徹底管理して、シャドーイングも毎日チェックしてくれるのは、プログリットの良さだと思いましたね。

気になった点

  • シャドーイングの教材が限定されている
  • コーチングのなかでも安くない

シャドーイング教材は限られていて、自分で選んだものを添削してもらうのは基本的にできないとのこと。生徒さん自身「これに興味がある」という教材を使いたいこともあるとは思うので、ここは少し気になります。

あとプログリットはコーチングのなかでも安くありません。毎日のサポートは充実しているものの、コンサルタントと顔を合わせるのは週1回だけです。なので面談の時間単価でいえばコーチングスクールの中でも高めですね。

ただ時間単価よりも結局は英語が身につくかどうかですので、ご自身で実際に行ってみて判断してもらえたらと思います。

プログリットの口コミや評価は?

当サイトにはプログリットの口コミが22件以上届いています。いくつか紹介しますね。

「コンサルタントがこまめに連絡してくれたおかげで継続できた」

「課題の発見がとてもためになった。自分では気づけなかった」

「リスニング力は確実に上がった」

「卒業後も自分で学習できるのが収穫だった」

「コンサルタントの英語力には疑問が残った」

「自習が中心ということを考えると高い」

正しい学習法を身につけられたため、将来への投資だと考えると値段にも納得、というような声が多いです。

一方でコンサルタントの英語や指摘のスキルには疑問が残るという口コミも。もし「合わないな」とか「違う角度から意見を聞きたいな」と思えば、スクール側に伝えてみるのもいいかと思います。

全ての口コミはこちらから見ることができますよ。

プログリットは誰に向いている?

  • モチベーションが高い人
  • 効率を最優先したい人
  • 英語初級~中級レベルの人
  • 普段の業務をスムーズに進めたい人

ひとつ目はプログリットだけでなくコーチングスクール全般に言えることですね。「自分に厳しくできる人」「ウソをつかずやり遂げられる人」は大前提です。

そしてプログリットは、コーチングのなかでも、校舎に通う時間や他の生徒さんと会う機会が圧倒的に少ないです。

人とのコミュニケーションが好きな人には物足りないかもしれません。でもレベルも目的も違う他の日本人と一緒にレッスンを受けるのは、モチベーションにはなっても、決して「効率的」ではありません。

なので通学時間を減らして、英語学習のために効率を最大化したい人に向いていると思います。

あとは初期段階から生産性の高い方法で学ぶためにも、個人的に初~中級レベルの人にはとくにおすすめしたいです。

ただ、まったくの初心者ですと基礎文法や単語をインプットするだけで3ヶ月過ぎてしまう可能性もあるので、コスパを考えるとある程度の基礎は先に身につけておくのがいいでしょう。

またプログリットの統計によると、入会者の95%はビジネスパーソン。

その大半が「会議」「メール対応」「プレゼン」など、仕事における普段の業務をよりスムーズに進めたいという思いで入会しており、プログラム修了後のアンケートでは90%以上の生徒さんが「満足した」と答えています。

プログリット

日常の業務で英語を使う機会が増えているみなさん。忙しい日々だとは思いますが、より効率よく仕事を進めるためにも2~3ヶ月の間英語にコミットするのはおすすめですよ。

無料カウンセリングは絶対に行くべき

プログリットのカリキュラムは「応用言語学」などの学問に基づいて組まれています。

決して安くないし、人それぞれ合う合わないがあるので「万人にオススメ」という言い方はできませんが、ちゃんとカリキュラムに従えば効果は必ず出てくると思います。

そしてプログリットの良いところは「ここを強化するために、これを1日60分やってください。そうすれば3ヶ月でここまで伸びます」というのを、現実的な数字で示してくれること。

コンサルタントの方にもよると思いますが、おだてるようなこともあまり言われないし、「ペラペラになる」など根拠のない言葉も出てきません。

なので高いサービスにありがちな、「なんかよく分からないけど効果ありそう」なんていう曖昧なことにお金を払うことにはなりません。

入会するにしてもしないにしても、100%納得して決断ができると思うんです。なのでみなさんもまずは無料カウンセリングに行ってみることをオススメします。

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