と、いうわけで、4回にわたって、外資系企業、日系グローバル企業、世界一周旅行、海外就職と、明らかに英語が必要そうなシチュエーションで私がどのようにサバイブしてきたかをお伝えしました。
英語が下手なりのサバイバル
そんな私の英語力は、ハッキリ言って下手くそです。
たぶん、私が都知事になって、オリンピック誘致のために英語でtweetをしたら、あちらこちらのうるさ方から集中砲火を浴びせられることと思います(それ故に、私はネットに流れる場で絶対に英語を喋らないし、英語の記事も書きません)。
でも、英語が下手だからといって、海外旅行をしないとか、海外との仕事を辞退するという選択肢は私にはありませんでした。
私がとったのは「必要最低限の英語を身につけ、あとは走りながらレベルアップする」という方法です。
冒険しながらレベルアップを謀るという選択肢
例えば、ドラクエなどのRPGで「いまいる町で最強の武器を手に入れるまで、次の洞窟には行かない」という人もいます。
町の周りの敵を倒し、金を稼ぎ、十二分に強くなってから次にチャレンジするという方法。これはこれで、堅実で良い選択肢だと思います。
しかし、人生は短く、時間は有限です。私はいつも、とにかく前に進むようにしています。町に瞬間移動できるアイテムを揃え、お金は銀行に預けた上で、まずは行けるところまで進んでみる。
進む先の洞窟の敵は、町の周りよりも強いので経験値がたまりやすくレベルがすぐに上がります。また洞窟の中には強いアイテムが落ちていることもあり、一気に戦力がアップすることもあります。
こうすることで、コツコツレベルを上げるよりも圧倒的に速いスピードでゲームを進めることが出来るのです。
もう一度言います。人生は短く、時間は有限です。
ゆっくり着実に歩みを進めていくのは悪いことではありません。しかし、事に英語に関しては、レベルに上限がありません。
TOEIC860点を取っても、ネイティブと話しをすれば、自分の英語力なんて…と落ち込むこともあるでしょうし、新聞を読んでもわからない単語だらけです。
そんなとき、「だからもっと勉強しないと自分はチャレンジ出来ない」と考えてしまったら、きっと、何も成し遂げないまま年齢だけを積み重ねてしまうと思います。
海外旅行でも、仕事でも、必要な語彙や文法の量は限られています。そして、実際に、旅先や仕事場で使っていると、その必要な言葉を何度も何度も繰り返し使うので、集中的に覚えていきます。
もちろん、足りないものがあったり誤用したりして、問題が発生することもあると思います。そんなリスクを負いながら、緊張感を持って実践で学ぶことにより、より早く学ぶことが出来るというメリットもあるのです。
もちろん、最低限の文法や語彙がないと仕事はできないし、サバイブしてもあまり伸びないかもしれません。しかし、家でカリカリと勉強をしているだけでは超えられない壁があることも事実です。
実践で鍛えるのか、家で練習するのか、どっちが得意かは、人それぞれです。ただ、どっちかがゼロでは何も進まないことは確かです。是非、バランスをとりながら、前に進んでいって下さい。
間違いないことは、英語を使って前に進めば、人生の選択肢は増えることです。