- この記事は2020年に訪問した際の情報です。最新の情報は記載内容とは異なる場合がございますので、公式サイトでご確認ください。
こんにちは!TOEIC満点のKyokoです。東京の飯田橋にあるグローバルスクエアで、TOEIC対策におすすめのクラスを体験してきました。
CMやYouTubeでは「英語は単語を繋げるだけでもOK」とか「初心者でも外国人と話せば上達する」なんて主張を目にします。
ただ私はこの意見には反対です。基礎が曖昧なままスピーキングだけしても「その場しのぎの英語」しか身につかないからです。
一方で基礎が確実だと、伸びしろが無限大です。だからグローバルスクエアのメソッドを知ったとき、この考え方を広めたいと思ったんです。
会社で提出が求められることが増えているTOEIC。英語力を底上げしてTOEIC高得点も目指したいという方、多いのではないでしょうか?
そんな方は、グローバルスクエアで下記3クラスを順番に受講するのがおすすめです(習熟度や目的に合わせて参加するクラスは見直せます)
- スピーキングクラス(基礎)
- 国際コミュニケーションクラス
- TOEIC対策クラス(2ヶ月完結)
まずスピーキングクラスで文型や品詞の理解を深め、次に国際コミュニケーションクラスでより複雑な文章の構造も取れるようトレーニング。
最後にTOEIC対策クラスで、解答のコツやひっかけ問題の見分け方などスコアに直結する力を伸ばします。
今回は私がこの3クラスを順番に体験した様子をレポートします。この3クラスを受けるとなぜTOEIC高得点に繋がるのか、きっと分かっていただけると思います!
追記:2022年3月現在、TOEIC対策クラスは開講していませんが、引き続き、国際コミュニケーションクラス、そして最上位のビジネス英語クラス内でTOEICスコアアップにつながる内容が教えられています。
グローバルスクエアとは
グローバルスクエアの校舎は飯田橋駅から徒歩3分。飯田橋駅は新宿駅から電車で10分なので、アクセスは抜群ですよね!
またレッスンはオンラインで受けることも可能。その場合はZOOMを使って、教室で行われているグループレッスンに同時に参加する形になります。
そしてレッスンの基本情報です。
レッスン形態 | グループ (5名前後の少人数) |
---|---|
期間 | 1クール=週1回80分x8週 (2ヶ月) |
料金 | 1クール 42,240円 (80分5,280円) |
講師 | おもに日本人 |
クラスの種類 | ・スピーキングクラス(基礎) ・国際コミュニケーションクラス ・ビジネス英語クラス ・TOEIC対策クラス |
宿題 | 毎日30分程度 (スピーキングクラス) |
※料金は税込です。
みなさんの現在の英語レベルって、人それぞれ異なりますよね。
なので入会前にレベルチェックを行うのですが、実はほとんどの人がスピーキングクラス(品詞や文型など基礎から学ぶクラス)を体験すると「ここから始めたい」と希望するそう。
TOEIC満点の私でも、スピーキングクラスを体験した際に「これが副詞節って分かってなかったなぁ」などという発見がありました。つまり文構造が正しく理解できていなかったんですね。
なので冒頭でも書いたように、TOEICスコアアップを目指す方でもスピーキングクラスから始めるのがおすすめなんです。
スピーキングクラス
こちらのクラスは、以前当サイトのメンバーが体験した際に詳しくレポートしています。なのでここではどんなことを学ぶか、簡単に書いていきますね。
スピーキングクラスの体験の流れは、
- 発音トレーニング(個々の発音)
- 3つの言葉のルールを学ぶ
- 文の骨格(文型)
- 動詞のかざり
- 名詞のかざり
でした。
発音トレーニング(個々の発音)
正しい発音の習得はリスニング力アップにも繋がることから、グローバルスクエアでは発音トレーニングを大切にしています。
ここで練習するのは、ひとつひとつの母音や子音。
例えば日本語の母音は「あいうえお」の5個ですよね?でも英語の母音は少なく見積もっても12個以上あるそうです!
例えば日本語にすると全部「あ」になってしまう「happy, watch, girl, running」。これらを、
田中先生:「watch」は口を縦に指三本分、大きく開けましょう。
田中先生:「girl」は、舌を巻くのではなく、引きますよ!
と、口の開き具合や舌の位置まで詳しく教えてくれます。私も先生に続いて、練習してみました。
必要に応じて日本語の母音とも比べながら説明してくれるので、非常に分かりやすかったです。
発音教育って、日本では本当に軽視されがち。でも発音も文法と同じで、基礎ができてないとリスニング力が伸びなかったり、正しい意図が伝わらなかったりと、後々困ることになってしまいます。
地道なトレーニングですが、正しい発音を身につけることも「その場しのぎの英語」から卒業するための近道だと感じます。
3つの言葉のルールを学ぶ
スピーキングクラスで一番力を入れている「3つの言葉のルール」。これを学ぶことで、文章の構造を即座に理解できるようになる、つまり英文の内容を正しくとることができるようになります。
3つの言葉のルールとは、
- 文の骨格(文型)
- 動詞のかざり
- 名詞のかざり
を指します。
文の骨格(文型)
みなさんは中学校で学んだ5つの文型を覚えていますか?
文型の話をする英会話スクールは少ないですが、すべての英語の文章は5つの文型のどれかに当てはまるので、文構造の理解には欠かせないんですね。
グローバルスクエアでは、文型のことを「K(=Key sentence patternsの略)」と呼びます。第一文型=K1、第二文型=K2という具合に表します。
上の画像にあるようなシンプルな例文だったら理解しやすいですが、例えばこんな文章ならどうでしょう?
例文
- That man with a hat bought a book yesterday.
That man がS(主語)で、boughtがV(動詞)で、bookが目的語(O)で…。でも「with a hat」や「yesterday」はどこに入れれば良いの?と混乱してしまう人が多いと思います。
そこで大切なのが「動詞のかざり」と「名詞のかざり」。文型に加えてこの2つを理解すれば、どんな複雑な文章でも、その構造が解明できるようになります。
動詞のかざりと名詞のかざり
- 動詞のかざり(AD):いつ、どこで、どのように、など動詞に情報を加える
- 名詞のかざり(FA):大きい~、私が買った~、など名詞に情報を加える
ここで先ほどの文章をもう一度見てみます。
「with a hat」は「帽子をかぶった」という意味。つまり「男性(名詞)」を詳しく描写しているため、FA(名詞修飾)となります。
一方で「yesterday」は「昨日」。「買った」という動詞に情報を付け加えているので、AD(動詞修飾)です。
これらが分かると、一見複雑な文章でも、だんだんと意味が明確になってきますよね。
実際のレッスンでは何百という例文を使いながら、生徒さんが順番に当てられます。そして、
- 正しい発音で英文を読む
- 文型を答える
- 主語や動詞を答える
- ADやFAを答える
- 日本語に訳す
をテンポ良く行っていきますよ。
ちなみに少し難しい話になりますが、最後の「日本語に訳す」の部分。ここでは「標準和訳」を大切にしています。これは日本語と比較する際、分かりやすいようにするため。
例えば「私は彼に本を買った(SOOV)」という、標準的な語順で書かれた日本語の文章。でも、
- 彼に私は本を買った。
- 本を買った、私は彼に。
- 私は本を彼に買った。
でも意味が通じてしまいますよね?これは日本語が「て、に、を、は」など助詞をくっつけることで、どんな語順にしても意味が変わらないからです。でも英語だと、
-
I bought him a book(SVOO).
のみOK。「I bought a book him.」は成り立ちません。なのにこのようなミスをしてしまう人が非常に多いそうです。
英語とは語順が異なる日本語を話す私たちが、正しい英語を身につけるには、まず日本語の基礎的な語順を基本に考えることが大切。そうすると英語の語順や文構造を理解しやすくなります。
発音についてもそうですが、グローバルスクエアでは、すでに私たち生徒全員が持っている日本語の知識を使いながら英語を学ぶんですね。これはとても効率的だと思います。
国際コミュニケーションクラス
国際コミュニケーションクラスは、スピーキングクラスで身につけた基礎を応用する場。流れはこのような感じでした。
- 発音トレーニング(音声変化)
- より複雑な文章の構造を理解する(精読)
発音トレーニング(音声変化)
スピーキングクラスではひとつひとつの母音と子音を練習しましたが、国際コミュニケーションクラスでは少しレベルアップして「音声変化」を学びます。
音声変化とは、ネイティブが通常スピードで話すと起こる音の変化のこと。
例えば「Come on」が繋がることで「カム オン」ではなく「カモン」となりますよね。
これもTOEICのリスニングにとても役立つと思います。
より複雑な文章の構造を理解する(精読)
国際コミュニケーションクラスでは、TOEICに出題されるような、日常やオフィスでの会話文を使用。スピーキングクラスよりも複雑な文章を扱います。
文構造や意味を丁寧に読み解いていく「精読」、さらにリスニング練習も行いますよ。
生徒さんの8割が社会人というグローバルスクエア。
テスト対策が目的ではありませんが、TOEIC形式の文章はとてもよくできていて、大切な文法事項も散りばめられています。
なので文法の総仕上げだけでなく、実際の仕事で英語を使う際にも必ず役立つそうです。
下記は病院での会話。
例文
- We'll need you to come in again to get the test results.
これを読んで、
田中先生:V(動詞)はどれですか?
私:needですか…?
田中先生:助動詞も入れましょう。
私:あ、will needです。
先生:そうですね!和訳してみましょう。
と、スピーキングクラスと同じように、文型や意味をとっていきます。
そして先生が細かく文章を汲み砕いて、説明してくださいます。
ここでの「to come in」はSVOC(第五文型)のC(補語)。「あなた」イコール「もう一度来る」からです。
「again」と「to get the test results」は両方ともAD(動詞修飾)。「come in(来る)」という動詞を修飾しているからですね。
また役立つフレーズやコロケーションも欠かさず学びます。
例文
- Let's see what times we have available next week.
先生:普遍的な時間を表すとき、例えば「Time flies.」と言うとき、「time」は不可算名詞ですよね。ただここでは「診察枠」のような形で使われているので「times」と可算名詞になっています。
また「診察のために医者に会う」ときはmeetではなく「see a doctor」が使われることも強調されていました。
文章の内容および構造をしっかり分析して理解したら、リスニングの音声を聞いて、実際に問題も解いていきます。
ちなみに他のクラスも同じですが、国際コミュニケーションクラスも予習が必須。
宿題を出さない英会話スクールって多いんですが、やはり週1回のレッスンでは上達に限度があります。
こうやって宿題を出してくれるのも、グローバルスクエアが生徒さんの英語の上達を一番に考えてくれているからですよね!
TOEIC対策クラス
ここまで、スピーキングクラスでは文型や品詞を理解することで文構造を理解し、国際コミュニケーションクラスでは応用力を身につけてきました。
ついにTOEIC対策クラスでは、名前のとおりTOEICスコアに直結するコツを学んでいきます。
TOEIC800点超えを目指す受講生の多くが、モニタークラスに参加して目標を達成。中には900点を超えた方もいたそうですよ。
TOEIC対策クラスの目標は、
- TOEICの出題パターンに慣れる
- 頻出文法やフレーズを覚える
- ひっかけパターンを知る
- 困ったときの回答のコツを知る
まずはリスニングのパート2を使いました。例えば下ように、ある人の発言に続く相手の返答として、正しいものを選ぶパートですね。
I need to purchase a ticket for my flight to Dublin.
A:Did you have a good time?
B:You can do that online.
C:Seven hours long.
(引用元:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5 – 2019年6月出版)
実際に音声を聞いて問題を解いていくんですが、その時に使うのがこのシートです。
「なにこれ?」って思ってしまいますよね(笑)
これは、最初に発言した人の意図(どんな返答を期待しているか)を汲み取るトレーニングのためのもの。
そしてその発言に対する相手の返答として、正しいものを選択肢A~Cから選びます。
そしてここでも、それぞれの返答がどのようなタイプのものか、正解じゃない場合はなぜかを考えるんです。
例えば上の会話文の場合、正解はB。Aは「時制」が正しくないし、Cは「的外れ」の解答になっています。
私もこのあたりを意識してTOEICを受けたことがなかったんですが、本当によくリサーチされていると感じました!
このトレーニングで出題パターンに慣れることで、何を聞かれていて、この選択肢はなぜ違うのか、というのを瞬時に理解する力が身につきます。
そうすると、内容から正しい答えが分からなかった場合でも、正解を選ぶヒントになりますよね。消去法なども使えるようになると思います。
次にチャレンジしたのはリーディングセクションのパート5。短文の穴埋め問題です。こちらも問題をどんどん解いていきました。
(引用元:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5 – 2019年6月出版)
例えば3つ目の文章。
例文
- Pataki IT Systems had difficulty deciding which of two offices to lease, as both spaces were _____ attractive.
空欄に入る選択肢として、
A:equal
B:equals
C:equally
D:equality
がありました。答えは「C:equally」。先生が詳しく解説してくれます。
田中先生:空欄の後にある「attractive」は形容詞。動詞と形容詞の間に入るのは、形容詞をかざる副詞節のみでしたね。
つまり問題文前半の「Pataki~lease」は読まなくても、文法的に正しいのは「equally」しかないということが分かります。
スピーキングクラスで学んだことが、さっそく活かされていますよね!
もちろん時間があれば全文を読むのが一番ですが、TOEICは時間との勝負です。こうやって出題パターンや正しい答えの導き方を学んでおくと、時間の節約に繋がります。
TOEIC高得点には、文法や単語の知識、リスニング力、読解力など総合的に高い英語力が欠かせません。
なのでスピーキングクラスと国際コミュニケーションクラスで基礎と応用を身につけることがまずは大切。
そしてTOEIC対策クラスで最後の一押しとして出題パターンや解答のコツを学ぶと、TOEICのために特別な対策をしていなかった場合と比べて、50~100点のスコアアップに繋がると感じました!
グローバルスクエアの評判や口コミは?
当サイトには、グローバルスクエアの生徒さんから口コミがたくさん届いています。いくつか見てみましょう。
「文章を一目見ると構造が分かるようになった」
「予習は必須。熱心な生徒さんが多い」
「学習につまづいている人が基礎から学べるスクール」
「日本人が効率的に英語を習得できるメソッドだと思う」
レッスンの内容や進め方については、マイナスな意見がひとつもありませんでした。ここまで高評価なスクールはレアです。
気になるコメントとしては、
「教室の場所がやや分かりにくかった」
ぐらい。駅からは近いので、1回目のレッスンだけ余裕を持って行けば問題ないですね。
またグローバルスクエアは予習復習が必須。それを欠かさず行うことで力になるので、気軽に楽しくというよりは真剣な人に向いているという意見もありました。
先生も生徒さんもフレンドリーという声が多かったので、雰囲気はとても良いと思います。ただ「楽に身につけたい」というよりは「しっかり頑張る」人に向いているということですね。
すべての口コミはこちらから見ることができます。
体験レッスンを受けてみよう
英語は「文法メチャクチャ」「単語を繋げただけ」でも、伝わるかもしれません。
でもやはりビジネスの場となると、日本語で敬語が大切なのと同じように、ある程度は正確で大人らしい話し方をしないと取り合ってもらえません。
また近年は、TOEICスコアが会社での評価や昇進に関係してくることも多いですよね。
グローバルスクエアは、このような人におすすめ。
- 英語初心者で基礎から学びたい人
- 伸び悩んでいるけど原因が分からない人
- その場しのぎの英語から脱したい人
- TOEICで高得点を狙いたい人
そして英語力の底上げを目指して、TOEICスコアも伸ばしたいという方は、
- スピーキングクラス(2ヶ月)
- 国際コミュニケーションクラス(2ヶ月)
- TOEIC対策クラス(2ヶ月)
という順番で、ぜひ基礎から学び直してみてください。
まずは文型や品詞を徹底することで、複雑な文章でも構造と内容が分かるようになります。そしてTOEIC問題集を使って単語やフレーズの知識を増やし、TOEIC攻略のコツまで網羅できますよ。
グローバルスクエアには、地道に思えるトレーニングが多いです。ですが、今まで分からなかったことが理解できるようになるので、本当の意味で「英語の楽しさ」を見いだせるスクールです。
またレッスン内容だけ見ると真面目な感じがしますが、実際は講師もスタッフの方もとてもフレンドリー。褒めながら楽しくレッスンをしてくれます。
生徒さんも真剣な方が多い分、「みんなで頑張る雰囲気」がありますよ。
体験レッスンは教室とオンラインの両方で受けつけています。基礎の大切さを痛感できる、学びが多い時間になること間違いなしです!