こんにちは!TOEIC満点のKyokoです。20社以上のオンライン英会話を試してきた私が、今回は「スパトレ」を体験したので詳しくレポートします。
月5,980円で毎日レッスンが受けられるスパトレは、今のところ業界最安値。安さ以外に特徴がなくても、それだけで話題になりそうですよね。
それなのにスパトレは「丁寧な実力診断」「徹底した予習システム」「第二言語習得論に基づくカリキュラム」と、なんだかこだわりを感じる言葉が並んだサービスなんです。
正直この価格だと「他のオンライン英会話に匹敵するだけでも評価したい」と思っていたんですが、実際に体験してみると、思った以上にクオリティが高くてびっくりしました!
オンライン英会話にありがちな、自己紹介の延長でフリートークをして終わりというレッスンではなく、毎回学びがあるレッスンなんです。
正直、予習は大変です。でも逆に言えば、ここまで安くて力が伸びるオンライン英会話は他にないのではと感じました。
スパトレってどんなサービス?
まずはスパトレを、4つの特徴に分けて説明します。
- 業界最安値!1レッスン199円〜
- 市販や外部サイトを駆使した充実の教材
- レッスンは予習必須だから力が伸びる
- 第二言語習得論に基づく学習システム
業界最安値!1レッスン199円〜
スパトレの料金プランは2つ。スパトレプランと無制限プランです。
月額 | 25分単価 | |
---|---|---|
スパトレプラン (1日1レッスン) |
5,980円 | 199円 |
無制限プラン (完全無制限) |
7,980円 | ー |
スパトレの講師はフィリピン人が大半。ただし夜中~明け方にかけては、ブラジルやサウジアラビア、南アフリカなど出身の講師もいます。
フィリピン人のオンライン英会話は総じて安く、相場は25分あたり200円です。これでも格安ですが、スパトレは1日1回プランで25分あたり199円!
ちなみに予約は一度に1回分のみ。これはほとんどのオンライン英会話で共通のシステムです。
市販や外部サイトを駆使した充実の教材
スパトレには、オリジナル教材はあまりありません。購入が必要な市販テキスト、または無料で使える外部サイトからレッスンの教材を選ぶことになります。
日本には英語学習用の良質なテキストが溢れているし、英語のニュースサイトだって数えきれないほどありますよね。
なのでオンライン英会話側がオリジナル教材を用意しなくても、まったく問題はありません。
むしろスパトレの場合、良質な市販テキストや外部サイトを厳選してくれているし、レベルに合わせておすすめを教えてくれるので、教材に対する満足度はかなり高いです。
ちなみに厳選された市販テキストのなかには、
- 瞬間英作文トレーニング
- 音読パッケージトレーニング
- DUO 3.0
- 1億人の英文法
- ビジネス英会話高速変換トレーニング
など、文法、単語、瞬発力などを伸ばす、有名どころのテキストがずらり。また、
- ケンブリッジ出版のIELTS対策
- TOEIC文法問題出る1,000問
など試験対策用のものも。さらに、
- ネイティブはこう使う!マンガで分かる前置詞
- 英語は3語で伝わります
など、ネイティブの感覚を学べるものや、シンプルな表現でいかに気持ちを伝えるかというテキストもあります。
外部サイトとしては、色んな分野のプレゼンが聞けるTED Talks、ニュースサイト、ドラマや映画についてのコラムサイトなどがあります。
レッスンは予習必須だから力が伸びる
オンライン英会話って、教材を音読して質問に答えただけ、で25分が終わってしまうことがよくあります。毎レッスン新しいことを学ぶのって、なかなか難しいんですね。
一方でスパトレのレッスンは予習必須。これはオンライン英会話の中では珍しいです。しかも、ただ教材を読んでおく、なんていう簡単なものではありません。
教材にもよりますが、例えば「IELTSライティング」を選ぶと、
- 設問に対して400語以上の英作文をして、レッスンまでに提出
TED Talksを選ぶと、
- 内容を200語前後で要約してレッスンまでに提出
など、レッスン時間までに課題の提出が求められるんです。
体感的には慣れている人で30分、慣れるまでは1時間以上かかる量です。
課題を提出するとなると、分からない単語を調べるから単語力も上がるし、意見をまとめるからより深い会話もできますよね。
特に準備もせずレッスンを受けるのに比べて、スパトレのシステムは何倍も効果が高いと思います。
第二言語習得論に基づく学習システム
第二言語習得論とは、簡単に言うと「人は第二言語(ここでは英語)をどのような過程を経て習得するのか、どんな方法が効率的なのか」を議論する分野です。
スパトレは、この第二言語習得論に基づいた、下記のような特徴を売りにしています。
- 従来のアウトプット型オンライン英会話ではなく、インプット前提
- 的確なレベルチェックをすることで、個々に合った教材で学べる
- 「読む、聞く、書く、話す」をバランス良く行い、四技能を伸ばす
第二言語習得論と言っても定義が広いので、これらの特徴がどれだけ第二言語習得論に基づいているか判断するのは難しいです。
ただ少なくとも、これだけ格安のオンライン英会話であることを考慮すると、高く評価されるべきカリキュラムだと感じました。
スパトレを体験しました
スパトレの体験は7日間無料。
1日1回プランもしくは無制限プランをこの時点で選ぶと、それぞれ入会後と同じサービスを7日間完全無料で体験できます。すごく太っ腹ですよね!
まずはメールアドレスやパスワードなどを設定。
そしてこの時点で、クレジットカード番号も登録します。
1週間後に、選んだプランの月額が引き落とされます。継続しないと決めた場合は、それまでに退会手続きをするのを忘れないようにしましょう。
ここからは、
- 体験レッスン1回目(実力テスト)
- 体験レッスン2回目(自分で教材を選択)
という流れでお伝えします。
体験レッスン1回目(実力テスト)
1回目の体験は全員、初回実力テスト。希望の日時を選択して、講師を選びます。
ただし講師については、名前、写真、出身国しか表示されません。
他のオンライン英会話では、ここに自己紹介動画、生徒からの評価、得意分野などが書かれていることが多いです。なのでスパトレの「講師を選ぶ判断材料」はかなり少なめ。
ちなみに直前に検索しても、常に2~3人は予約が空いている講師がいました。
私はフィリピン人の男性講師を選択。時間になると、スカイプにコールがかかってきました。(2020年9月体験時)
2020年10月現在は、Skype Meet NOWというウェブブラウザでも使える会議システムへ移行しているため、講師からのコールはありません。
笑顔が優しく、話しやすい先生でした。お互いに名前を伝えます。
(以下、会話はすべて英語です)
先生:今日の天気はどんな感じ?
私:曇ってるけど、雨は降ってません。
先生:この後の予定は?
私:久しぶりに買い物に行こうと思ってます!
と、他愛もない質問に答えていきます。
そしてさっそく実力テスト。流れはこんな感じでした。
- ディクテーション
- リスニング
- 単語テスト
- スピーキング
- インタラクション
- リーディング
体験レッスンでレベルチェックをしてくれるオンライン英会話は、今までにもありました。
ただほとんどが簡単な質問に答えたり、フリートークをしたりした後で「5レベル中の3です」などシンプルな結果が出るだけでした。
でもスパトレは、色んな角度から英語力をチェックして、診断結果も詳細に表示してくれます。これも、安いながら充実したサービスだと感じた理由のひとつです。
ディクテーション
まずは空欄に聞き取った単語を埋めていくディクテーション。
例えば「put it on」など、「プット イット オン」ではなく「プリロン」のように音声変化が起こるものもありました。ネイティブの自然なスピードが聞き取れるか確認しているようです。
答えはチャットボックスに書いていきます。私は全問正解できました!
リスニング
次はリスニングでの理解力を見ていきます。
15秒ほどの音声を聞いて、その要約として正しい解答を選びます。比喩表現も入っていて難しく、私は2問目を間違えてしまいました。
単語テスト
次は単語をどのくらい知っているか確認するもの。
単語が12個、簡単なものから順番に並んでいるので、どこまで知っているか答えます。「知っている」と答えたら意味を聞かれることもあるので、ウソは付けません(笑)
私は正直に10番目以降は分からないと答えました。
スピーキング&インタラクション
次は私について色々と質問されました。
- どんな仕事をしているの?
- なぜ英語を勉強したいの?
- どうやって英語を勉強するのが好き?
このあたりは、答え慣れている人にとっては簡単です。
リーディング
最後はリーディング。ここまででレベルが高めと評価してもらい、「難しめのリーディングを用意するからちょっと待ってね」と先生。
そして表示されたのが、この文章。
まず黙読、次に音読、そして内容について質問されました。が、まぁ何が書かれているか、チンプンカンプンでした(笑)
小説の一部のように感じましたが、今まで見た英文の中でも飛びぬけて難しかったです。
こんな感じでテスト終了。
先生:理解力もコミュニケーション力も高くて、全体的にとても良かったよ!
レッスン後、公式サイトの「マイデータ」にレベルチェックの結果が。各スキルに10段階の評価とフィードバックが書かれています。
文法や音声化(おそらくスピーキングや発音)は高く、単語力や内容理解が低めでした。
普段から単語力や読解力が他のスキルに比べて低いと感じていたので、この結果は的を得ていると感じました。
このうち2つのスキルに関しては、おすすめのテキストやサイトも表示されていました。
おすすめされたテキストとサイトはもちろん、フィードバックを参考にしながら自分の学習目的や興味に合わせて教材を選んでいけるようです。
ちなみにスパトレではスカイプ通話が録画されており、レッスン後に講師がチャットに動画を送ってくれます。復習のためにも、見てみると良いと思いますよ。
体験レッスン2回目(自分で教材を選択)
初回実力テスト以降は、自分で教材を指定してレッスンを予約できます。
ただここには、フィードバックでおすすめされていた市販教材は表示されていません。
調べてみると、「マイデータ」にあるこのボタンから、おすすめされた教材を追加するようです。
そうすると予約画面にも、その教材が表示されるようになりました。
ただ市販教材は購入しないと使えないので、私はおすすめされたサイト「TED Talks」から「Go ahead, make up new words.」というトピックを選びました。
レッスン日時と講師も選択します。
するとレッスンの流れと、レッスン前に準備すべきことが表示されました。
課題として「単語を含めて内容をしっかり理解し、200語前後の要約文を提出」とあります。
これは大変そうですが、力が付きそうです。
さっそくTED Talksの画面を開いて予習を始めます。動画の長さは7分ほどでした。内容は、
プレゼンターの仕事は辞書を作ること。現代の英語には、ここ数年で新しくできた単語がたくさんあります。みなさんも単語を創り出し、自分の気持ちをより正確に伝えましょう!
という感じでした。私も頑張って要約文を作り、レッスン前に提出しておきました。
レッスン時間になると、講師からコールがかかってきました。
簡単な自己紹介のあと、すぐにTED Talksへと入ります。レッスンの流れは、
- 単語の意味チェック
- 要約文の音読
- 内容の理解度チェック問題
- 自分に関連した質疑応答
でした。
結論を先に書いておくと、今まで100回近く受けたオンラインレッスンの中で、一番ためになったレッスンでした!
まずは単語の意味チェック。
先生:知らない単語はあった?
私:「lexicologist」は知らなかったけど、プレゼン内で説明があったので分かりました。あと「get the meaning across」はずっと「acrossed」だと思ってたんですが、要約を作っているときに下線が引かれた(=文法ミス)ので、間違いだと知りました!
先生:「get the meaning across」は「phrasal verb(句動詞)」として覚えると良いですね。じゃあ他の単語もチェックしてみましょう。
と、プレゼンに出てきた単語を確認されます。
- whippersnapper
- absquatulate
私:…分からないです(笑)全体の内容は理解したんですが、スクリプトは読まなかったので、個々の単語を見落としていました…。
先生:あはは!全然いいですよ。意味をここに書くので、あとで復習してくださいね。
もう少し時間をかけて予習すれば良かったと反省。要約文を作るの精一杯でした。
次は事前に提出していた要約を確認。私が音読します。
先生:とてもよくできた要約だと思います!
そして要約文の文章をひとつ、分かりやすい表現に直してくれました。スカイプのチャットにタイプしてくれます。
私の文章:She encourages the audience to be creative and make new words, so that she can put them onto her online dictionaries.
添削後:She encouraged the audience to innovate words so that she can place them in her dictionary.
最後は質疑応答です。プレゼンの内容および、トピックに関連した私自身のことについても聞かれました。
先生:プレゼン内で言われていた、新しい単語の作られ方を6つ教えてください。
私:他の言語をマネしたり、2つの単語を繋げたり、あとはSNSの発達が理由で固有名詞が一般名詞や動詞になったり…。
先生:良いですね!ではプレゼンターはなぜ「新しい単語を創り出そう」と言っていますか?
私:自分の気持ちをより正確に伝えられるからです。
答えにつまってしまった時は、先生が「~の話をしていた時に触れていたよ」とヒントをくれます。
最後はこんな質問が。
先生:Kyokoは、自分で新しい単語を作ることはある?
私:うーん…。新しい単語とは違うかもしれないけど、英語の文法を日本語に当てはめて遊ぶことはあります!「busy」が「busier, busiest」に変化するの、何て言うんだっけ?
先生:「comperative(比較級)」と「superative(最上級)」かな?
私:そうそう!それです。日本語が少し分かるネイティブの人と話すときは、日本語の形容詞に「-er」「-est」を付けて、英語の会話に取り入れたりします(笑)
とてもフレンドリーな先生。限りなくアメリカ英語に近い発音で話されるので、聞き取りやすかったです。
単語の説明も分かりやすく、文法について質問したらすぐに答えてくれ、返答につまったら的確なヒントをくれつつしっかり待ってくれます。先生のスキルの高さを感じました。
また予習が必須だったため、理解できていなかった部分が明確になり、深い会話もでき、本当に充実したレッスンでした。
レッスン後に届いたフィードバックも丁寧でした。覚えておくべき単語リストも送ってくれましたよ。
スパトレを体験した感想は?
良かった点
- 予習が前提だから力が伸びる
- レッスンのフィードバックが丁寧
- 相場の半額。おそらく業界最安値
- 計7日間も無料で体験できる
- 日本人サポートとも通話ができる
スパトレの一番の特徴は、ほぼ全レッスンで予習が前提となっていることだと思います。
通常なら1日25分のレッスン時間も、予習が必要なことで最低1日1時間は英語に触れることになりますよね。
レッスン自体も有意義になるので、まったく予習せずレッスンを受けるよりも、効果は何倍にもなると思いました。
また実力テストや毎レッスンのフィードバックも、他のオンライン英会話と比べて丁寧でした。自分のスキルを客観的に教えてもらえると、教材も選びやすいですよね。
このような充実のシステムでありながら、業界最安値なのは驚きです。計7日間の無料体験があるのも嬉しいポイントですよね。
さらに経費削減のためメール対応しかないオンライン英会話が多いなか、スパトレでは事前予約をして25分間みっちり日本人スタッフにアドバイスをもらうこともできますよ。
気になった点
- 無制限プランでも予約が1回分のみ
- 講師選びの判断材料が少ない
無制限プランでも1回分しか予約しておけないので、混み合っていると1日1~2レッスンが限度かもしれません。
ただスパトレはレッスン数をこなすより、1日1回、しっかり予習して挑むことで効果が出るオンライン英会話です。なので無制限プランよりも、1日1回プランをおすすめします。
講師については、まずは適当に選んで何度かレッスンを受け、自分に合った講師を見つけましょう。
スパトレの評判や口コミは?
当サイトにはスパトレについての口コミがいくつか届いています。
「予習が前提なので効果が上がる」
「ずば抜けて安く、体験期間も長い」
「まとまった文量のアウトプットがあるので、レッスン外で時間を取る習慣がつく」
「無制限プランも予約が1回分なのはデメリット。1日1回プランでしっかり予習すれば良い」
予習必須だから学習時間が長くなり効果が高いこと、格安なことが評価されています。
一方で、
「講師は顔写真や国籍しか見られないので、選びにくい」
「英作文は、生徒が音読するときに先生も確認している気がする」
という口コミも。
英作文については、レッスンで音読する際に先生も初めて確認していることが多いというのは事実だと思います。
ただこんなに格安なので、事前に先生が10分も20分も費やして確認してくれるなんていうのは、期待しすぎかなと思います。
事前に意見をまとめるだけでも勉強になるし、私の先生はレッスン中に文章も修正してくれましたよ。
すべての口コミはこちらから確認できます。
無料体験を受けてみよう
私は今まで20以上のオンライン英会話を試しましたが、スパトレのコストパフォーマンスはトップレベルだと感じました。
こんなに格安なのに、実力テストで各スキルのフィードバックとおすすめ教材を教えてくれたり、予習必須のカリキュラムが組まれていたりと、他にはないサービスです。
もちろん予習は大変です。でも知らない単語を調べて、英作文をして、レッスン後は動画を見ながら復習すれば、効果が高いオンライン英会話だと思います。
実力テストは難しめでしたが、教材には初心者から使えるものもたくさんあります。予習するとレッスンで自信を持って話せるので、初心者でも安心して利用できると思います。
ぜひみなさんも、無料体験を受けてみてくださいね!