管理人の岩田(@iwaking)です。名古屋の伏見駅からすぐのPehn English(ペンイングリッシュ)に行ってきました。
このサイトを運営していて感じるのですが、英会話スクールを探している方の8割近くは、おそらく初心者の方です。そのため多くのスクールは「初心者ウェルカム」と書くんですよね。ターゲットを広げるために。
でも蓋を開けてみれば、講師は日本語を話せない外国人。いくらTESOLを持っていても、経験が豊富でも、本当の本当に初心者レベルの人が英語オンリーのレッスンについていくのには限界があります。
例えばロシア語を、ロシア語しか話せない先生に習いたいですか?と聞かれると「No」と答えませんか?私は「No」と答えます。つまり「まったくの初心者は日本語を使って英語を学んだほうがよい」というスタンスです。
前置きが長くなりましたが、ペンイングリッシュは「英語が本当に苦手」という方でも安心のスクールだと断言できます。理由のひとつは、必要に応じて外国人講師と日本人講師が2人でレッスンを担当してくれること。
そのほかにも初心者に嬉しいポイントがたくさんありましたよ。
ペンイングリッシュの特徴は?
校舎は1ヵ所のみ、レッスンはマンツーマンもしくは少人数という、アットホームなペンイングリッシュ。
2歳半~中学生のこども英会話と、大人英会話がありますが、ここでは生徒さんが多いという大人英会話に絞って紹介していきます。
ペンイングリッシュの特徴はこちら。
- アクセスがよい(伏見駅1分)
- 初期費用なし。月謝制で安心
- 外国人講師+日本人講師に学べる
- 文法をイメージで捉える
それでは詳しく見ていきましょう。
アクセスがよい(伏見駅1分)
伏見駅は名古屋駅から東西線に乗って1駅ですよね。乗車時間はたった3分です。その伏見駅の地下街を抜けると、歩いて1分でペンイングリッシュに着きます。栄駅からでも歩いて10分ほどですよ。
初期費用なし。月謝制で安心
支払いは月謝制です。
レッスンの種類 | 時間と回数 | 料金 |
---|---|---|
グループ | 50分x月4回 | 月8,000円 |
マンツーマン | 50分x月4回 | 月17,000円 |
グループレッスン(2~4名)の50分単価は2,000円、マンツーマンレッスンは3,750円です。大手スクールだと、マンツーマンレッスンは平均40分7,000円ほど。ペンイングリッシュはその半額以下ですね。
1ヶ月に何回来れるか分からないという方には、チケット制もあります。
レッスンの種類 | 時間と回数 | 料金 |
---|---|---|
グループ | 50分x5回分 | 13,800円 |
マンツーマン | 50分x5回分 | 25,000円 |
※有効期間は3ヶ月です。
さらに入会金なし、教材費もなしと、本当に「始めやすい」のがペンイングリッシュの特徴です。
外国人講師+日本人講師に学べる
これがペンイングリッシュのいちばん大きな特徴だと思います。
レッスンは外国人講師がおもに担当しますが、初心者レッスンや、入会して間もない生徒さんのレッスンには、日本人講師のリミ先生も付き添います。それも追加料金なし。
キッズ英会話だと先生2人というケースもありますが、大人クラスを2人で担当というのはかなり珍しいですよ。
外国人講師にはナチュラルな表現や発音を学べるし、いざ困ったら日本語で質問して日本語の解説が聞けるレッスン。初心者には嬉しいですよね。
文法をイメージで捉える
レッスンは日本語OKといえど、「have=持つ」という意味ですよー!と教えるわけではありません。
レッスンに参加してよいなと感じたのは、ちゃんと英語を「イメージ」で捉えて、実際に使ってみる練習ができること。
文法や単語を丸暗記して終わりという、日本の義務教育にありがちな授業とは違います。
日本語の助けは借りられるけど、あくまで英語を英語として捉えることにチャレンジするという、バランスがとれたレッスンだと感じました。
ペンイングリッシュに行ってきました
伏見駅の地下街を出て1分。ここの4階にペンイングリッシュがあります。
ドアを開けると、日当たりのよい、シンプルで落ち着いた教室がありました。
リビングのような、くつろげる待ち合いスペースも。
まずは初心者クラスに参加
この日は初心者クラスに参加しました。担当はイギリス出身のエド先生。リミ先生も横に座っています。
(以下、実際の会話はほぼ英語です)
エド先生:さて、私の出身はどこでしょう?そして私は何歳でしょう?
と、生徒さんと私に質問。先生の歳を当ててみて、先生が正解を発表します。
こうすることでまずエド先生が例を示し、そのあと生徒さんがエド先生の真似をして自己紹介ができるというわけです。
エド先生:次はあなたです。出身はどこですか。
生徒さん:大治町です…
エド先生:大治町…それは大きい都市?それとも小さい都市?
生徒さん:すごく小さい街です。
エド先生:そうなんだね!仕事はなんですか?
生徒さん:看護師です…
エド先生:実は僕のお母さんも看護師だよ!いや、看護師だったよ、が正解かな。もう退職しているからね。
ここまで、すごくシンプルな単語だけを使って、ゆっくり話していたエド先生。退職している(=retired)という難しめなワードが出たあとも、すぐに「no work now」と言いかえていました。
エド先生:次は僕にひとつ質問してみて。頑張って英語で聞いてみよう。
生徒さん:(日本語で)休みの日は何してる?ってなんて言えばいいんだろう…
リミ先生:「何」はまず「what」で始められますよ
生徒さん:What do you...
リミ先生:そう、合っていますよ!
生徒さん:What do you holiday...?
エド先生:Oh! What do I do on holidays? I like traveling!
リミ先生の助けを借りながら、生徒さんはなんとか英語で伝えようとします。
そしてこの日のレッスンテーマ「Action Words(動詞)」に入ります。ここでプリントと動詞カードが登場。
今日のテーマである6つの動詞は「do、take、get、be、have、make」です。
プリントの空欄に動詞を入れるエクササイズ。例えば「take」を入れれば「take a break(休憩をとる)」「take a walk(散歩する)」などのコロケーションが完成します。
生徒さんが空欄の動詞を予想して、エド先生がひとつひとつのコロケーションの意味を解説していきます。
エド先生:「be on time」の反対は「be late」だよ。
と反対語にも触れます。ひととおりプリントを終えると、リミ先生が、6つの動詞のイメージを日本語で説明。
リミ先生:(日本語で)「go」は今いる場所から離れていくイメージ。「be」はイコールの役割なので状態を表します。
次に、学んだコロケーションを使って英文を作る練習です。エド先生が持っているイラストを見て答えるのですが、今度は「主語」にも気をつけなければなりません。
生徒さんは女の人が洗濯をしているイラストに対して、こう答えました。
生徒さん:She do the laundry.
エド先生:Close! She does the laundry.
今日のテーマは6つの動詞でしたが、このように英文を完成させる練習があれば、三人称単数の復習もできますよね。
ここでレッスンは終了。今日習った動詞を空欄に入れてくる宿題プリントが出ました。
名詞と違って、動詞は日本語の直訳で覚えてしまうと応用ができないんですよね。「take=取る」と覚えると「take a break(休憩する≒休憩を取る)」はまだOKですが「take a walk(散歩する)」は思いつきませんからね。
特に今日習ったような、コロケーションでよく使われる動詞は、イメージで覚えたり、フレーズを丸ごと覚えて使ってみたりすることが大切だと思います。
それでもよく分からないときはリミ先生が日本語で助けてくれるレッスン。初心者にとっては、至れり尽くせりの環境だと思います。
リミ先生にインタビュー
レッスンのあとは、創立者であるリミ先生とお話しました。
ーー まずは設立のきっかけを教えてください。
リミ先生:子供のころから、教育に興味がありました。英語も好きでしたが、習得には苦労しましたね。英会話教室に通っても、伸びを感じなかったんです。
大人になってからはオーストラリアとフィリピンに留学して、そのあと日本の英会話スクールに勤めました。でもそこのスクール、レッスン料が高かったんです。
そこで自分が英会話教室に通っていたころにも感じた「こんな学校があったらいいな」「安く始めたいな」という思いを実現するため、2016年にペンイングリッシュをオープンしました。
ーー リミ先生も大人になってから英語を習得されたのですね。初心者の気持ちが分かる日本人講師がついてくださると、ありがたいですね。
リミ先生:初心者のサポートというのは、私たちがとても力を入れている部分です。入会後2ヶ月ほどは外国人講師と私の2人でレッスンを担当することが多いです。そのあとも希望に応じて私もレッスンに入ります。
ーー それが無料というのは、良心的だと思います。あとは月謝も安いですよね。マンツーマンが50分3,750円は、なかなか珍しいですよ。
リミ先生:ありがとうございます。マンツーマンレッスンでは「接客英語を学びたい」とか「出張前に短期で英語を伸ばしたい」とか、その人のニーズや希望に合ったレッスンプランを作っています。
ーー 短期でも通いやすいということですね。
ーー 初心者レッスンについて、もう少し掘り下げてお聞きしたいです。初心者が英語を身につけるための工夫を教えてください。
リミ先生:初心者にはオリジナル教材を使うことが多いです。先ほどのように、まずは日本語で文法のイメージを説明します。
そのあとはイラストを見て英語で説明してみたり、ロールプレイにチャレンジしたりもします。初心者であっても、学んだ単語や文法を使って、状況に合わせた英語を使えるようになってほしいと思っています。
ーー 日本語で理解したあとに、実践できるのはよいですね。
リミ先生:そうですね。あとフォニックスは必ず始めに教えています。
また今日学んだことは次のレッスンで復習し、数ヶ月後にもう1回チェックするなど、スパイラル学習を取り入れています。
ーー 復習は大切ですよね。学びっぱなしだと忘れてしまいますし。宿題や自習についてはいかがですか。
リミ先生:今日のように宿題プリントを出すこともありますね。あとはアニメや映画など興味のあるものから英語に触れてみてね、とお伝えしています。日記を書いてきてもらったら、外国人講師が添削しますよ。
ーー 添削してもらえるのはよいですね。最後に、ペンイングリッシュさんのいちばんのアピールポイントはなんですか。
リミ先生:とにかく生徒さんが不安にならないよう、サポートすることです。単純なことではありますが、なるべくシンプルに、ゆっくりと、簡潔に話すことを心がけています。
そして上達を感じられるよう、レベルチェックも行います。スピーキングをする姿を動画で撮って、前回と比べてみるなど、ですね。
ーー 始めやすいこと、不安にならず続けられること、そして上達を感じられることを大切にされているのですね。
まとめ
ペンイングリッシュは、とても良心的な価格でレッスンを行っているスクールです。
しかも入会してしばらく、そしてその後も希望があれば、外国人講師+日本人講師の2人に学ぶことができます。これでもかというくらいの手厚いサポートですよね。
さらに英語をイメージで捉えて実践練習をしつつ、分からないことは日本語で聞くことができる、英語初心者・初級者にぴったりなスクールだと感じました。
そしてマンツーマンレッスンなら「数ヶ月で海外出張の準備をしたい」などという目的にも対応しています。
英会話レッスンに通うことすら諦めかけていた英語初心者の方には、特に検討してほしいスクールです。