スピーキング編

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中学校3年間をオーストラリアで過ごした帰国子女の豊永奈帆子と申します。

「帰国子女=簡単に語学を習得した」と思われがちですが、「いつの間にか英語を話せるようになる」時期を過ぎてからの留学であったこと、また大学から中国語を勉強し始めたこともあって語学の勉強法については今までいろいろな方法を試してきました。

この連載では、その中でも特に良かったと思える英語の勉強法を紹介したいと思います。英単語編、リスニング編に続いて、今回はスピーキングが上達するコツととのそのオススメ勉強法を紹介します。

英語が話せるようになるために

旅行の際に使いたい、外国人の友達が欲しい、仕事で使いたいなど、様々な理由から、「英語を話せるようになりたい」と話す人は多いです。

でも、英語を話せるようになるためにどうやって勉強をしているの? と聞くと、「単語を覚える、文法書を読む、CDを聞く、英語の映画を見る」こう答える人がほとんどです。

「話せるようになりたい。」と言っているのに、実際自分の口を開いて英語を話していない人が多いのです。

もしかしたら、「このCDを聞くだけで話せる様になる。」などの商品広告を信じてしまっている人もいるのかもしれません。

もちろん、単語を覚えたり、CDを聞いて耳を慣らすことも大事な英語の勉強の一つです。ただ、私が今まで英語、中国語を話せるようになった経験から、言いたいことはただ一つです。

それは、自分の口で話さないと、いつまでたっても話せるようにはならない。ということです。

実際、難しい英語の本も読めるのに、外国人を目の前にすると英語を全く話せないという人はたくさんいます。

英語が話せるようになる人の特徴

英会話の上達が早いのはどんな人でしょうか?とにかく、お喋りな人です。ミスなど関係なく、とにかくベラベラと話す人が上達も早いです。

逆に、すごく勉強熱心でも、ミスを恐れて自分の口で話さない人は、なかなか話せるようになりません。はい。本当に不公平だと思います。でも、事実です。

私は大学1年生の時に中国語の勉強を始めました。そして大学2年生の時に中国に留学へ。

1年半も勉強していて、簡単な中国の新聞なども読んでいたのにも関わらず、中国人の友達との最初の頃の会話は悲惨なものでした。

「これ美味しい。」「これ好き?」あまりにも話せなくて、それでもシーンとするのが嫌だっために、「運動は好き?」「音楽は好き?」など、質問攻めにしていました 笑

中国語を話さなければならない環境に身を置いて分かったことは、自分が思っているより話せないということです。

テキストで勉強して「簡単だ。」と思っていた会話文も、実際にその会話を使うシチュエーションに遭遇して、何回も言わないと言えるようにならないのです。

この経験から、いかに自分の口を開けて話すことが大事なことなのかが分かりました。

オススメの勉強法

英語を話せるようになるには、強制的に英語を話さないといけない環境に身を置くこと大切です。

留学や、英語しか話せない友達を作ったりと、英語を話す機会があればよいですが、日本に住んでいるとなかなか難しいという人がほとんどだと思います。

そこで、今回はオススメの会話上達法を2つ紹介したいと思います。

(1)オンライン英会話

私がオススメする勉強法の1つ目はオンライン英会話です。こういうと、「英会話は、まずはある程度基礎を身につけてから……」

という人も多いのですが、実際は、中学、高校、大学と、何年間も勉強してきたはずなので、基礎は十分あるのに、ただ英語を話す練習をしていなかったために、話せないという人がほとんどです。

頭の片隅には、何年間も英語を勉強してきた蓄積があるので、実際に話す訓練をすれば、かなり早く上達するはずです。

無料レッスンがあるオンライン英会話がほとんどなので、ぜひ、勇気を出してまずは無料体験レッスンを受けてみて欲しいと思います。

(2)ひとりごと

目的は、とにかく英語を話すことに「慣れる」ということです。私の場合、家に帰る自転車に乗りながらその日の出来事を言うようにしていました。

やってみると、簡単な単語が出てこなかったり、「この表現でいいのかな?」と考えさせられます。

また、単純なことも言えなくて「自分はまだまだだなー」と勉強のモチベーションを高めるきっかけにもなります。

ただ、ひとりごと勉強法の問題点は、間違った発音や文法を言っても、自分ではそれが合っているのか、間違っているのか分からないという点です。

それでも、自分の口で英語を発しないよりは「話すのに慣れる」という意味でオススメです。