現在、パソコン1台で働きながら1ヶ月ごとに国を移動する海外ノマド生活を実践している豊永奈帆子と申します。
私は中学校3年間をオーストラリアで過ごし、また大学から中国語を勉強し始めたこともあって語学の勉強法については今までいろいろな方法を試してきました。
これからの連載で、その中でも特に良かったと思える英語の勉強法を紹介したいと思います。第2回は英語におけるリスニングの重要性とそのオススメ勉強法を紹介します。
リスニングの重要性 -「聞いて分からない単語は、話せない」
英語を勉強していた際に、先生から言われた言葉で印象に残っているフレーズがあります。それが「聞いて分からない単語は、話せない」です。
語学を大人になってから勉強をする際には、基本的には、
- 読んで分かる
- 聞いて分かる
- 話せる
というパターンになります。
私の場合も、中学校で現地校に入りましたが、聞いていたら突然英語が分かるようになった訳ではなく、
- 本やスペリングテストで単語を覚える
- 会話の中で単語が出てくる
- 分かる
- 会話で使ってみる
または、
- 聞いてわからない単語が出てくる
- スペリングを書いてもらう
- 辞書で調べる
- 分かる
- 会話で使ってみる
のどちらかでした。
なので、基本的には「話せる」の前に「聞ける」状態にする必要があります。
リスニングを鍛える方法
英語のリスニングを鍛えるのにおすすめの方法。それが「映画」「連続ドラマ」の視聴です。楽しみながらリスニングを鍛えられる最適の方法だと思います。
でも、ただ英語の映画を見れば良いわけではありません。
- 英語字幕付きで見る。
- 英語字幕なしで見て聞き取れるか確認。
この順番で見るのをオススメします。
英語の映画に英語字幕なんてあるの? と思った人もいるかもしれませんが、聾者でも楽しめるように英語字幕が付いているDVDも多いです。
日本語字幕は?と思われた方もいると思いますが、日本語字幕を付けての視聴はオススメしません。
なぜかというと、基本的に日本語の字幕を読むのに一生懸命になってしまい、英語の「音」を聞くのが疎かになってしまうからです。今まで、日本語字幕で洋画を見た際のことを思い出してみてください。
英語で「ターミネーター」を見ても、覚えているのは”I’ll be back”(また戻ってくる) くらいではないでしょうか?印象的なフレーズぐらいしか思い出せないと思います。
(1)英語字幕付きで英語で見る
英語の字幕を読みながら聞けるので、単語の発音を確認できます。分からない単語が出てきたら、その場で映像を止めて調べるか、後で調べられるように単語を書き留めておきます。
また、この方法の良い所は、字幕があるためになんとなく聞けている気になることです。
いきなり字幕なしで英語の映画を見ても「全然分からない!無理。」となりがちなので、モチベーションを保つ意味でも効果的です。
そして、「結構分かった!」と思えたら英語字幕なしで見てみて下さい。
(2)英語字幕なしで見て聞き取れるか確認
机の前で映画を見ながら勉強する時間がある場合は、字幕なしで見て、セリフを書き出してみるのが効果的です。そうすれば、自分が実際はどのくらい聞き取れているのかが分かります。
何を見るのか。
前回の英単語編では、あらすじが大体分かる本を読むことからスタートすることをオススメしました。
ただ、本と違って映像の場合は多少分からなくても見ていれば進めるのでレベルよりも自分が見たい映像を優先させるべきだと思います。
もちろん、字幕付きで見ても全く分からないという場合は子供向けのアニメなど、簡単なものからスタートしたほうが良いですが、基本的にはレベルよりも夢中になれるものを選ぶのをオススメします。