電話面接で聞かれた内容

通訳翻訳は、各分野での通訳・翻訳経験から業界での専門知識を得ていきます。特に用語の使い分けや、業界の人がよく使う言い回しなどを覚える事が重要です。

しかし、通訳をしていたからといってすぐに代打で活躍できるのか、という点は業種にも寄りますが、多くの場合はなかなか難しいと思います。

私の場合、ITで通訳翻訳をしていたからといって、特にITに詳しい訳ではありません。そこを考えて、仕事紹介のエージェントには、「高い英語力が要求される仕事」を紹介してください、というお願いをしてみました。

すると、某グローバル企業のリサーチャーポジションを紹介されました。ある朝いきなりエージェントから電話があり、今日の午後に電話面接をするけどいいか、との相談があり、了解しました。

翌日に不採用と結果が通知されましたが、色んな意味でこのスピード感が外資っぽいですね。そもそも、電話面接に進んだ事が若干意外、というのが本音でした。

担当の人は2人いて、シンガポール人と英語で、日本人と日本語で、面接をしました。

英語での質問

  1. まずあなたの職歴を教えてください。
  2. 教員・通訳と来てなぜこの仕事に応募したのですか?
  3. 仕事の内容は理会していますか?
  4. 自分がその職務内容をできると思いますか?
  5. なぜですか?

日本語での質問

  1. なぜ教員をやめたのですか?
  2. なぜ通訳・翻訳をやらないのですか?
  3. あなたの強みと弱みを教えてください。

英語での会話

  1. 職務内容の説明
  2. 質問は?
  3. モチベーションを数字で表して下さい。1がやりたくない、10が是非やりたい、でどの位?

こんな質問を受けました。特に盛らずに素直に返答しましたが、この辺は事前に準備をしておけば答えられる範囲だと思います。圧迫面接やひねった質問は特にありませんでした。

電話面接前に用意した方がよいもの

求人票

事前に読み込んで、求人票に関する質問をいくつか用意しておきましょう。質問文を事前に用意して求人票に書き込んでおくと、電話中に読むだけでいいので便利です。少しでも電話中に頭を使わないで済むように工夫しましょう。

筆記用具

相手の説明でメモをとる必要が出てくることがあります。求人票とは別に紙とペンを用意しておきましょう。

イヤフォン

電話はただでさえリスニングが難しいと言われています。私が使っていたのはこんなノキアの携帯でした。

ノキアの携帯

このまま普通に使ってしまうと電話を持つのに片手が完璧にふさがってしまい、マズイと思っていました。

面接を成功させるには、相手の言っている内容をしっかりと聞き取る事が肝心です。この携帯では話しにくいから、どうすればいいかなぁと考えました。

そこでイヤフォンを利用する事にしました。周りの雑音を完璧にシャットアウトできたので、これは大成功でした。携帯のまま電話しようとするよりも絶対に楽なのでオススメです。

電池をフルチャージにする

面談中に電池切れは最悪ですので、あらかじめチャージしておきましょう。

英語面接は千本ノック

英語で話す機会が多いほど、英語面接と言われても負担には思わなくなります。

日頃から英語を使う環境に身を置くことやスカイプ英会話(またはフィリピン留学)などで事前練習をしておくことが、面接でスムーズに発言できる鍵になると改めて思いました。

人生初の電話英語面談でしたが、結局ポイントは場数かなぁと思います。まぁ、私は不採用だったように、かなりイマイチなパフォーマンスだったのですが(涙)

とりあえず、キャリアに一貫性が無いとダメですよ、といういい見本でした。