今回は、ネイティブ英語表現をLINEで気軽に質問できる「生イングリッシュ」を体験してみました。
英語学習をしながら、英語で仕事をしながら、こんな悩みは出てきませんか?
- 授業で習ったフレーズ、この場合使える?
- 上司にお願いする時はこの言い方でOK?
- VIPのお客様でもこの表現を使っていい?
英語学習の教材はたくさんありますが、自分の状況に必ずしもぴったりした表現を教えてくれるわけではないんですよね。
スクールに通えば先生に聞けますが、会えるのは週1回程度のレッスンの時だけですし、教材から離れた個別なことをそんなに聞くわけにもいけません。
私はそういう場合、辞書で調べておそるおそる使うことも多かったのですが(笑)、やはり自信をもって話したいのでこのサービスは気になっていました。
とはいえ、スクールでもアプリでもない新しいタイプのサービス。「どんなことが聞けてどんな人に向くの?」と思いますよね。
体験をしていろいろな質問を投げかけてみましたのでどうぞご参考にしてください!
生イングリッシュの特徴
生イングリッシュにはこのような特徴があります。
- LINEで英語表現を質問し放題
- 主にベテランネイティブ講師が回答
- 返信は翌日までに
- 料金は1日880円(※)
※2022年1月まではキャンペーン価格で1日770円
それでは、ひとつひとつご紹介していきますね。
LINEで英語表現を質問し放題
(公式サイトから引用)
まず使い方ですが、このサービスはLINEで完結します。日頃からLINEを使い慣れている人も多いと思いますので、ここは嬉しいポイントですよね。
英語に関する質問を1日に何度でも聞けるのはとてもありがたいです。
単語やフレーズ、ニュアンスのこと、勉強法についてなど、何でも聞けます。注意点としては、翻訳など高度な専門知識が必要な質問や添削はNGとのこと。
このLINEでの質問は予想以上に使いやすく感じました。メールだったら躊躇するちょっとした質問も聞けちゃうんです。
講師の返答も簡潔になり、前置きのご挨拶もないです(笑)。でもそれは全く違和感がなく感じましたし、そのおかげで次の質問もしやすくなりました。
主にベテランネイティブ講師が回答
(公式サイトから引用)
質問に主に回答してくれるのは、日本語も堪能なアメリカ人のベテラン英語講師のMusashi氏。講師歴20年で、なんと日本在住歴も10年以上。ほかの講師も全員バイリンガルです。
つまり、ネイティブと直接繋がれて、日本語で質問できるんです。これは生イングリッシュの大きな強みだと思いました。
同じ「お客様」に対して使いたい文章を聞く場合でも、相手が「気難しい取引先のお客様」の時と「カフェにくる常連の気さくなお客様」では変わります。
日本語ならそのような会話の相手のニュアンスまで細やかに伝えながら聞けるので、よりその状況にぴったりしたネイティブならではの英語を教えてもらえます。
またベテラン講師ぞろいなので、文法や構文などの質問などもオールマイティーで受けつけてくれますよ。
返信は翌日までに
LINEでいつでも送信できて、返信は遅くても翌日までに返ってきます。次の英会話レッスン日まで待たないと聞けない、というようなストレスは全くありません。
英語の質問って突然ふってきてすぐ忘れてしまうもの。思いついた時にLINEで送れて、次の日までには答えが返ってくるというのは助かります。
あとで自分で調べようと思っても結局やらないことって多くないですか?困った時にすぐに解決させるクセがつくと、英語力は格段に上がります。
料金は1日880円
気になる料金ですが、月26,400円です。
「質問サービスだけで月2万円以上?」という考え方もあります。
しかし、日英どちらもペラペラで、英語の指導力もある自分専用のネイティブコンシェルジュを1日880円で雇えると思うとお得です!
英会話スクールに行くと、日本語も話せるネイティブ講師がいることもありますが、マンツーマンレッスンの相場は1回40分5,000円。週に一度程度のレッスンを受ける金額で、1日何度でも毎日質問できる相棒ができるのですから。
また、聞き放題というのもポイント。私も最初は1日1回くらいしか質問がでてこなかったのですが、慣れてきたら1日に何度も聞くようになりました。
つまり、早めにこのサービスの性格を理解して、自分が聞きたいことをどんどん聞く習慣をつけることがうまく利用するコツだと言えます。
ほかにはない真新しいサービスをどう使うのかはあなたの工夫次第!たとえば資格取得のために集中的に使ったり、海外出張に行く前後にサポートしてもらうというところから始めてみるのも手です。
ぜひ私の体験内容を参考にして、自分ならどう使うかを自由に考えてみてくださいね。
価格 | 月 26,400円(税込) |
---|---|
返信 | 翌日までに返信(平日9:00-20:00) |
※2022年1月まではキャンペーン価格で月23,100円
生イングリッシュ登録の流れ
申し込みは公式サイトから。無料体験はありませんが、1か月単位で申し込めますし、退会もすぐできます。
支払いはクレジットカードのみです。
名前と電話番号、Eメールを入力すると、申し込み完了。
LINEの「友だち追加」ボタンを押すと、すぐアカウントができました。
すると、すぐにLINEメッセージが。全てのスピードが速い...!
- 英語学習の目的
- 英語学習歴
- 現在、英会話スクールに通われていますか?
- 課題だと感じている部分や、悩みはありますか?
と聞かれましたので、私は通訳ガイドであることや、文法やネイティブな言い回しが苦手で強化したいことを伝えました。
実際に質問をしてみました!
英語に関する質問ができると言われても、どのようなことを聞いていいのかちょっと迷いますよね。
私の場合、こんなことを質問してみました。
- 英語学習のふとした疑問
- 文法やフレーズについて
- ビジネスで実際に使う英語のチェック
- 英語の勉強法
最初はふとした疑問を投げるところからスタートして、個人的に仕事で使う英語のチェックまでしてもらうようになりました。
英語学習のふとした疑問
まずは、いつかネイティブに聞きたいと思っていた疑問を投げかけてみました。
私:学校で習った My name is 〜 というフレーズは、実は使わないとTVで見ましたが、時代遅れという印象でしょうか?
すると、すぐに返信がきました。
生イングリッシュ(以下、N):確かに日常会話では使わないですね。ネイティブ確認しますね!
どうやら、今回は日本人バイリンガルがLINE対応していてフレーズの質問だったので、ネイティブチェックをしてくださるよう。
N:確認しました。時代遅れで古いという印象ではなく、丁寧な表現なのでスピーチやプレゼンではよく使われるようです。
- My name is...「私の名前は」
- I’m….「〜といいます」
という差です。
なるほど!やはりTVなどの情報を鵜呑みにしてはいけないですね(笑)
次は、ちょうど書いていた友達へのメールの素朴なフレーズについて聞いてみました。
私:メールで友人に「先週末はゆっくりしていた」と書きたいのですが、「I was relaxing last weekend」で通じますか?
N:はい、正確に伝わります。
結構シンプルな回答だなあと思っていたら、続けて、
N:ちょっとカジュアルな表現ですが、「chill」も同じように使えます。「ゆっくり過ごす」「のんびり過ごす」と言いたい時に使えます。
これは知らない表現でした。早速友だちへのメールに「I was chilling last weekend」と書いてみました!
こういう独学では習得しにくいネイティブ表現を教えてもらえるのはいいですよね。
次は、英語圏の人の意識について聞いてみました。
私:アメリカ人は分数をあまり使わない印象がありますが、正しいですか?1/3、1/5を使って反応が悪かったことがあるんです。でも quarter はよく聞きますね。
しばらくするとお返事がきました。
N:確かに quarter はかなり使いますね。日常生活の中でも分数は使いますが、パーセンテージの方がよりわかりやすいかと思います。
そして、その数分後。
N:アメリカ人はむしろ分数が好きという記事を見つけたので送ります。
アメリカ人は2で割って物事を考えるので、1/2、1/4、1/8、1/16が得意という興味深い記事が添付されていました。私たちと好みの分数が違ったのですね!
期待していた答えで終わらずに、その後も調べて下さったのですね!まさに専属コンシェルジュがいる気分になりました。
文法やフレーズについて
英語学習のために見ている英語ドラマでよく出てきるフレーズについて質問をしてみました。
私:「Good for you」は皮肉的な表現だと思っていたのですが、もしかして基本は「よかったわね」と喜んでいるニュアンスなのでしょうか?
N:はい、ポジティブな意味で大丈夫だと思います。
勘違いして勝手に動揺しながらドラマをみていたのですが、これでスッキリしました(笑)
フレーズを覚えながら微妙なニュアンスをネイティブに聞けると、スッと定着しますよね。
現在、私は通訳の学校に通っているのですが、そこの文法の宿題をしながら出てきた疑問もぶつけてみました。
私:仮定法の were がしっくりこないんです。were は was でもいいと習ったのですが、実際はどちらを好んで使うのでしょうか?
N:口語的に was を使う人もいますが、were の方が好まれています。
私が持っていた参考書にはどちらもOKと書いてあったのですが、実際のネイティブはそう思ってないんですね!聞いてよかったです。
ちなみにここは「ネイティブに自分のいいたいことが伝わる」ための英語を教えるため、正解がひとつしかないテスト対策はしてないとのこと。
ビジネスで実際に使う英語のチェック
ビジネスの現場でよく使っている英語が本当に正しいのかどうかって気になりますよね。
とはいえ、職種や場面によって使う言葉は違うので、ぴったりなものがテキストに出てくる場合は少ないのも現実です。それをチェックしてもらえるか試してみました。
私の場合は通訳ガイドなので、現場でお客さんに使うフレーズについて聞いてみることにしました。
私:よくツアー前にお客さんにご挨拶の電話をするんですが、留守電のことが多くて。その場合、残すメッセージ文を添削してもらえますか。
これは「自己紹介」「なぜ電話したか」「メールを受けとったか」そして「1時間後にまた電話しますね」という内容。
N:基本OKです!最後の I will try to call back again ですが、「will try to」 は「〜しようとしてみる」という意味なので、 I will try calling back again にした方がいいですね。
基本の内容は正しかったことが証明されてホッとしました。しかし最後が不自然だったことがわかりました...汗。これからは自信もってメッセージを残せます!
そしてもう少しつっこんで聞いてみました。
私は、よく「confirm(確認する)」を使うのですが、お客さんに使うのはどうなのかずっと気になってました。
私:ツアー中に「明日のこと(予定とか持ち物とか)を確認させてください」と言う時、Let me confirm things about tomorrow. だと文が硬すぎますか?
N:お客様相手なので硬すぎることはないです。でも、make sure でもいいですね。
なるほど。私の場合ロングツアーが多くてお客さんとの距離は縮まっているので、make sure の方が自然な表現ですね。
まるで毎日プライベートレッスンをしているかのように、個人的に今知りたい英語を教えてもらえるのは生イングリッシュの大きな魅力ですね。
英語の勉強法
最後は英語の勉強法について。
私:映画などで英語学習するといいと聞きますが、どうなんでしょうか?やはり字幕なしで見るのがいいのでしょうか?
N:映画、いいですよ!完全に英語が聞き取れるのであれば字幕付きにすると「こんな風に訳すんだ」「こういう言い方をすんだ」という風に見ることができます。
映画をひとつとっても、英語の習熟度によって、適した活用法があるということなんですね。今度、内容を知っている映画を字幕ありで見直してみたいと思います。
体験の感想
良かった点
- LINEで質問するのはとても便利
- 自分が本当に使いたい英文が学べる
- 英語の勉強が孤独じゃなくなる
気になった点
- 月額制なので、使わない月は高く感じる
私が一番良かったと感じたことは、自分が本当に使いたい英語をチェックしてもらえたことです。
ひとりひとりの仕事や学習にそった英語を教えてもらえるのは大きな魅力だと思いました。
また、LINEでの質問形式は、聞くための心理的ハードルを下げてくれて、まるで友達に送る気分になります。孤独な学習が楽しくなりますよ。
気になった点は、月額制のため使わない月も料金がかかってしまうこと。
これはどんなサブスクサービスでも同じことですが、使わない月があると高く感じてしまいます。ここはもうどんどん質問しちゃいましょう!1日1回は質問すると決めてしまえば、学習習慣もついて一石二鳥になりますよ。
生イングリッシュの口コミ・評判は?
英語ひろばでは、生イングリッシュを利用した生徒さんからたくさんの口コミが届いています。少しご紹介しますね。
「LINEで英語に関する質問が気軽にできるなんて夢のよう」
「ドラマの英語表現を聞いたりしてます」
「田舎に住んでいて独学だったので助かる」
みなさん自分なりの使い方を見つけ出しているようですね。全体的に良い意見の方が多かったですが、やはり気になるのはお休みのこと。
「質問によっては時間がかかる」
「土日は質問ができない」
とはいえ、週末でも質問を送ることはできるので、忘れないうちに送っておくのがいいですね。
全ての口コミをみたい方は、こちらから確認してくださいね。
まとめ
生イングリッシュは、慣れてきてどんどん質問するようになると手放せなくなるサービスです。
このサービスは、今、まさに英語学習をしている方、また、英語を実際に使って仕事をしている方に特におすすめです。
バイリンガル講師から質問の回答が素早く返ってくると、嬉しくなってやる気も倍増しますよ。
気になる方は、まずは1か月だけ体験するのもいいかと思います。英語学習の相棒として助けてもらいつつ、楽しく英語学習ができるといいですね!