31才からの英語学習

こんにちは。Suniと申します。日本のIT・Web業界で社会人を10数年経験し、現在はフィリピンで働いています。

「セブ留学からフィリピンの日系企業に現地採用」という、最近じわじわと増えている「東南アジア・海外就職」のモデルケースのようなステップを踏んでいますね。

と言っても、フィリピンで就職した時点で34才なので、この年齢層での海外就職はまだ少数派かな?とも思いますが。

これから数回に分けて「英語xフィリピン」という軸で、フィリピンで働いている私ならではの目線でお話をさせていただく予定です。

今回は自己紹介がてら、「なぜ英語を?なぜフィリピンで就職?」という観点で自分の経験談を書きます。

TOEIC365だった私が英語を勉強し始めたキッカケ

大学卒業直後のTOEICスコアは、たったの365でした。大学で何やってたの?って感じですが...。英語の勉強はまったくしませんでした。

そもそもこの時のTOEIC、能動的に申し込んだのではなく新人研修の一貫で、強制的に受けさせられたものでした。

リスニングはまるで呪文を聞いているかのようでしたし、リーディングの文章も呪文にしか見えませんでした。英語に興味がなかったんですよ。

「英語しゃべれなくても困らないし、わざわざ勉強したって無駄」だと本気で思っていました。

ところがその後、「英語」を意識する機会が少しずつ増えました。

社会人になってから、帰国子女の同僚が海外のプロジェクトに1年派遣されたり、英語に堪能な同僚が海外出張に何度も行くようになり、英語で広がるキャリアの可能性について考えることが何度かありました。

とはいえ、「考えるだけ」。「いまさら勉強したって、帰国子女に勝てないし」と言い訳して終わっていました。

転機は、スマートフォンアプリを開発するベンチャー企業に勤めていた頃。以下2つの理由で「英語ができないとこの先仕事がなくなるかも...。」と痛感したんです。

  • 自社製品のプロモーションでアメリカに出張したがロクに戦力にならず、同僚に「おんぶにだっこ状態」だった
  • アルバイト大学生のほとんどが英語が堪能で、「この子たちがいずれ社会に出たら、私の出る幕はなくなる...!!」と思った

他にもいくつか理由があり、勢いで英会話学校に通い始めました。

「このスピード感、ベンチャーならでは!」とドヤ顔したいところですが、何社かで体験レッスンを受けるなどして自分に合う学校を慎重に選びました。

当時32才。あと10年早ければ...。と思ってもあとの祭り。

「英語がそこそこできる40才」と「英語が一切できない40才」それぞれの自分を想像して、やらないよりはやった方がマシだ、と思うようにして、なんとか時間をやりくりして勉強しました。

学校で1回3時間の授業を週に2回、それ以外にも学校で借りた英語の絵本を読んだり、通勤電車では常に英語の音源(映画やポッドキャスト)に触れるようにしたり...。

英語への苦手意識が減ってくると、TOEIC対策もゲーム感覚でできるようになり(まぁ主に解き方の工夫ですよね)、スコアは785になっていました(TOEICがすべてだとは思っていませんけどね。目安として)。

とはいえ、当時は海外で就職することは考えておらず、「英語が上達すれば仕事の幅が広がったりパフォーマンスが上がって自分の市場価値も上がるだろう」程度に考えていました。

ニートからの海外就職

33才のときに体を壊して休職→退職。まさかのニートです。

「人生の夏休みだ!」と前向きに考えることにして、セブとロンドンに語学留学しました。ロンドン留学中、「せっかくだし、度胸試しに」とレジュメを数社に送ってみましたが、なしのつぶて。

「EU圏外の人はビザの問題でそもそも厳しい」と聞き涙目になりました。ロンドンから戻り、2013年3月。誕生日が来て34才。まだニートです。

大人しく日本で就職活動するのかと思いきや、「またセブで留学しながらフィリピンで就職活動しよう。ダメだったら、諦めて日本で就職活動しよう」と決めました。

というのも、

  • 日本のWeb業界で「東南アジア」というキーワードをよく聞いていた
  • 日本でまた就職しても、私と同じスペックで人件費が安い国の人がきたら、今の私には勝てる要素が何もない
  • 外国人と一緒に働いたり彼らをマネジメントする経験を積んでおくと今後の自分のバリューも上がるだろう
  • ごちゃごちゃ書いたけど、ほかの人があまりやってなさそうなことをしよう
  • フィリピンなら現地語がわからなくても働けるし生きていける

と思ったから。

ちなみに実際に受けたのは今の会社のみ。仕事はもちろんですが給料も妥協したくなかったので、会社選びは慎重になりました。

留学中に面接対策をしながらアプライし、日本語と英語の面接を経てオファーをもらいました。

ところで、2度目のセブ留学直前(ロンドンから帰国したあと)に受けたTOEICのスコアが840だったんですよ。

今の会社を受けた際、日本人&日本語の面接で「TOEIC840もあるんですか!すごいですね!!」と言われたので「フィリピンで働いている人から『すごい』って言われるくらいなら、もしかしてあまり英語の心配しなくていいのかも?」なんて余裕ぶっこいていましたが、まったくそんなことはありませんでした。

そのあたりの話は、フィリピンで就職した周りの人たちの経験談と合わせて別途書こうと思っています。

まとめ:私を「英語学習」と「海外就職」に駆り立てたのは「キャリアに対する危機感」

振り返ると、これまでキャリアを積んできた業界に対して、

  • 英語を話せないと仕事がなくなるかもしれない
  • 誰でもできる仕事しかできないと、いずれ仕事がなくなるかもしれない

という危機感を感じるように、英語の勉強と海外就職に私を駆り立てたのだと思います。

32才で英会話学校に通いはじめた時には「さすがにいまさら遅いかな...。無駄かな...。」と思ったりもしましたが、セブ留学の前にある程度英語の下地ができていたので、ゼロからの留学よりは実のある勉強ができたと思っていますし、英語の面接対策もゼロベースよりは圧倒的に楽でした。

英語はやって無駄ではなかったし、むしろ英語のおかげで人生の選択肢が広がりました。

海外就職も、「この先の人生、今が一番若い」「ヤンチャするなら今が最後のチャンスかな」「それなら、せっかくだし周りがやってないことをしよう」と突き進んでみたら意外とあっさり決まりました(就職に関しては需要と供給のタイミングもあるので、運もあるかとも思いますが)。

キッカケはどうであれ、もしキャリア形成において「英語」や「海外就職」が手段の一つになるならば(目的ではなくて手段ですよ)、一日でも早く英語の勉強を始めることをお勧めします。語学習得は一日にして成らず、ですし。

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Suni

1979年、千葉県松戸市生まれ。「英語もできないノースキルの文系」でしたが、新卒で一部上場企業のSE、ブログサービスのプロマネ、スタートアップの広報・営業、ニート、セブ・ロンドン留学を経て、2013年7月からフィリピンで働いています。 現地採用奮闘記はこちら。  twitter: @Suni
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