仙台で23年間もの間、強い支持を受け店舗展開を続けたあと、満を持して東京・銀座に出店した英会話プライマリー東京銀座校で体験レッスンを受けてきました。

低額な月謝やレベル別フリーサロンなどが特徴のプライマリー。23年という長い年月支持され続けている理由はなんなのでしょうか。

今回体験レッスンを受けて感じたのは、英会話初心者の方でも安心して長く通い続けられ、かつアウトプットを多くできる工夫がされた英会話スクールだということです。

  • 低額な月謝で長く続けられる
  • アウトプットの場として「レベル別フリーサロン」が利用できる
  • 残レッスンを繰り越しできるので、忙しい方でも安心

英語が苦手な方ほど「英語を学ぶ」ことにストレスを感じてしまいがちですが、英語を学ぶハードルをできるだけ下げて、通いやすく親しみやすい点がよく理解できました。

記事の目次

プライマリーの特徴

プライマリーでは英会話のほかTOEIC対策・英検対策やビジネス英会話など、あらゆる目的に沿ったコースを用意。月のレッスン回数を選べるだけでなく、「英会話+TOEIC/英検/ビジネス」などの組み合わせも可能です。

長く続けて欲しいから、低額な月謝にこだわる

プライマリーの大きなアピールポイントはコストパフォーマンスの高さです。プライマリーが仙台で創業した当時は、チケットを前払いで一括購入する英会話スクールが主流でした。

しかし「生徒さんにできるだけ長く英会話を続けてステップアップしてほしい」「そのためには低額の月謝制がよい」という理念のもとにプライマリーは設立され、現在に至るまでその志が生きています。

最も多くの方が利用する英会話コースの料金は、月に4回のレッスン+フリーサロンに通い放題で月12,672円〜です。 なお入会時には入会金11,000円と教材費8,162円(全て税込)がかかります。(※仙台と東京で料金は若干異なります。)

教材費はレベルアップするたびに支払うシステムのスクールが多いなか、プライマリーでは入会時の1回限り。入会時を除いて、月謝以外の費用が一切なしという嬉しいシステムです。

レベル別フリーサロンを何度でも利用できる

プライマリーには、習った英語をアウトプットできる場として「フリーサロン」が設置されています。

プライマリーの生徒さんであれば、営業時間中いつでも立ち寄って、講師と英語で話すことができます(講師の方はサロンに常駐しています)。

ちなみに「講師と英語で話をするといっても、周りが英語の上手い人ばかりだとなかなか話しにくい」という方も多いことから、フリーサロンでも時間帯ごとにレベル分けを行っています。

全レベルの生徒さんが利用できる時間と、特定のレベルの生徒さんのみが利用できる時間に分けることで「フリーサロンに来てみたものの、なかなか話せない」という状況が生まれないよう工夫しています。

残レッスンの繰り越しが可能

お忙しい中で英会話に通っていると「仕事の都合で、月4回のレッスンのうち2回しか通えなかった」ということがよくあるかと思います。

プライマリーの場合、通えなかった2回分のレッスンは無駄になりません。翌月に繰り越しができるので、翌月に合計6回の受講ができます。

生徒さんから頂いた月謝が無駄にならないように、また忙しくて通えなかった回があっても続けられるように、きめ細やかな心配りがなされています。

プライマリー東京銀座校に行ってきました

プライマリー東京銀座校は、地下鉄線各駅(銀座駅、東銀座駅、銀座一丁目駅)、ならびにJR線有楽町駅からも徒歩で通学できます。筆者は東京メトロ銀座線の銀座駅から徒歩2分で到着しました。

校舎は、カフェベローチェがあるビルに入っています。

ビルの入り口は、カフェベローチェに向かって右側にあります。エレベーターで3Fに上がると、プライマリー東京銀座校が見えました。

校舎の中は、緑と木の質感がほどよくアレンジされており、緑豊かな庭園のカフェのような雰囲気があります。

レッスン室は先生1名と生徒さん5名が入れるサイズです。

レッスンはレベルが合えばその都度どの曜日時間帯に予約してもよいフリータイム制になっているため「毎週月曜日の19時」というように固定する必要がありません。お忙しい社会人には嬉しい仕組みです。

体験レッスンに参加

今回はマンツーマンでの体験レッスンに参加させていただきました。先生はNicola先生です。今回は英会話初心者向けのレッスンをお願いしました。

簡単に自己紹介をしたあと、テキストに沿って体験レッスンが進みます。今回使用したのは「Four Corners」というケンブリッジ大学出版のテキスト。プライマリーのレベル2の生徒さんがメインで使用するテキストです。

体験レッスンでは「Fun in the city」というページを用いてレッスンしました。

まず初めにVocabularyの項目です。「amusement park / aquarium / movie theater」などの単語を発音していきます。ここで筆者は「aquarium」の発音が上手くできず、正しい発音を指導してもらいました。

続いてConversationです。テキストではLarryとMaggieの会話になっていますが、先生と交互にLarryとMaggieの箇所を読んで会話していきます。初心者の方にとっては、発音できない単語、意味が分からない単語を確認するよい進め方だと思います。

このあとは穴埋め問題や、絵を見ての問題に回答していきます。今回は、初心者の方が苦手な単数形 (singular) と、複数形 (plural) の違いに特に注意して進めていただきました。

質問に対して「1つだけ」「いくつか」「たくさん」というように数を付けて回答する練習を行います。初心者の方にとってつまづきやすい箇所である「単数・複数」に注意を払う、よいトレーニングになるかと思います。

例えば、

Are there any convenience stores in Tokyo?

という質問に対して、

たくさんある場合:Yes, there are many convenience stores.

1つだけある場合:Yes, there is only (just) one.

1つもない場合:No, there aren’t.

というように回答していきます。

最後には、都市の名前あてクイズを相互に出し合いました。ここでも単数や複数に気を付けます。

In this city, there is a/an ***.

In this city, there are many/some/a few ***.

この文章の形式で、1つの都市について3つのヒントを出して都市の名前を当てるというクイズです。先生からはニューヨークと那覇のクイズを出していただき、筆者からはロンドンのクイズを出したところで時間となりました。

Nicola先生は、リラックスした雰囲気で、よく生徒さんをほめて、明るい雰囲気の中でレッスンができるよう工夫してくださっていました。

プライマリーの村上マネージャーにインタビュー

続いて村上マネージャーにお話を伺いました。

英会話スクールの理想を追求したいという思いで設立されたのが、プライマリーです

ーー 23年前に仙台で設立されたプライマリーが、満を持して進出したのが東京銀座校なのですね。

村上さん:以前から東京に進出したいという希望はありました。オリンピックが間近に迫っているということもあり、仙台で支持いただいている私たちプライマリーの良さを、早く東京の方にも知っていただきたいと思っていました。

また仙台の生徒さんが転勤や進学などで東京に引っ越される際「東京でもプライマリーに通いたい」という声を多くいただいていました。そういった声にお応えしたかったというのも理由のひとつです。

プライマリーは23年前に、当時の英会話スクールの状況、すなわち「一括前払いで高額なのに成果が感じられない」という状況を何とかしたくて仙台で設立されました。

当時の英会話業界では最初に何十万円を支払うのが当たり前だったので、気軽に通えるものではありませんでした。またそれだけお金をかけたにも関わらず、なかなか上達しないという状況でした。

そこでプライマリーは「レッスンだけでなく、レッスンで学んだ英語を使える実践の場を提供すること」「安価な月謝制であること」にこだわり、今も英会話スクールの理想を追求し続けています。

ーー 生徒さんはどのような目的で通っている方が多いですか。

村上さん:お仕事で必要な方、進学・就職・転職のためという方、海外旅行に役立てたい方、字幕なしで映画やドラマを楽しみたい方など様々です。最近は東京オリンピックに向けてという方も増えてきました。

ーー 生徒さんの男女比について教えてください。

村上さん:男性が4、女性が6という比率です。ビジネス目的の方を中心に男性比率が高くなってきており、近い将来男性5:女性5程度になるかと思います。

毎月生徒さん500~600人が講師を評価。高く評価される講師に長く勤務してもらえるようにしています

ーー 講師の採用方針についてお教えください。

村上さん:英語を教える資格や経験よりも、人柄の良さや誠実さ、そして面接時の模擬レッスンを重視しています。

模擬レッスン時に、生徒さんに配慮したレッスンができているか、実践的で会話中心のレッスンかどうか、成果が出るレッスンかどうか、生徒さんに楽しいと思ってもらえる雰囲気づくりやコミュニケーションができているかなどをチェックしています。

そして、採用後は毎月500~600人の生徒さんに講師の通信簿を付けていただいています。通信簿を見れば、生徒さんに評価されている講師かそうでないかは一目瞭然です。

当校としては、生徒さんに評価いただける講師の待遇を良くし、長く勤務してもらえるようにしております。

ちなみに講師は基本ネイティブですが、入門クラスであるレベル1の生徒さんは日本人講師が担当しています。基礎を学びなおす方には日本語での解説も必要となるため、ネイティブよりも日本人講師のほうが適任だからです。

ーー 初心者の方も安心ですね。実際にはどのようなレベルの生徒さんが多いのでしょうか。

村上さん:当校では英語力に応じて6レベルに分けております。一番多いのが英会話中級の「レベル3」で、次いでレベル2・4の方が多いです。

社会人の生徒さんには、学校で英語を習って以後、全く英語を使う機会がなかったという苦手意識を持っている方も多くいます。

学生時代の英語の嫌な思い出を引きずらず、英語アレルギーがなくなるよう、楽しく効果的なレッスンを心がけています。

ちなみに全くの初心者のレベル1の生徒さんは、日本人講師が日本語の解説が入ったオリジナルテキストを使って教えます。

レベル2以上は、オクスフォード大学やケンブリッジ大学出版のテキストを使った、ネイティブ講師によるレッスンです。

レベル別フリーサロンは使い放題で、参加者のミスマッチがありません

ーー レベル別フリーサロンは珍しく、そしてお得な制度ですね。

村上さん:もともとフリーサロンを作ったのは「確実に英会話を上達させるには、よいレッスンを提供するだけでは不十分。レッスンで習ったことを実際に使える実践の場が大切」との信念からです。

フリーサロンは営業時間内は常に利用できるようになっており、外国人講師が常駐するようにしています。

特徴的なのは、業界で初めてフリーサロンにレベル分けを実現したことです。レベルが低い方だと、レベルが高い方と一緒では委縮してしまい入れない、逆に高い方だともっとハイレベルな会話を楽しみたい。

そんなミスマッチの状況を作らないようにするために、時間帯ごとにサロン利用者のレベルを分けております。

当校では「レッスン前、レッスン後、そしてレッスンがない日の仕事帰りでもフリーサロンを活用してください」と生徒さんにお勧めしています。

毎日のように頻繁にフリーサロンを活用している生徒さんの中には、留学したのと同じくらい英語力を上げた方もいます。

ーー アウトプットの機会は、日本で英語を学んできた私たちにとってとても大切だと思います。レッスンについてはマンツーマンとグループの両方を用意しているのですね。

村上さん:はい、そうです。両方のメリット・デメリットを詳しく説明したうえで会員様に選んでいただいています。

ーー 多くのコースがありますが、どのコースが一番人気でしょうか。

村上さん:英会話コースが最も多く選ばれています。資格試験のスコアを上げたいというよりは、仕事や旅先で話せるようになりたい、という方のニーズが多いです。

ーー 宿題もあるのでしょうか。

村上さん:宿題や課題は出していません。その代わり「レッスンの復習をよく行ってください」とお願いしています。

通常レッスン分を消化する形で、クッキングやカラオケなどのイベントレッスンを利用できます

ーー 普段のレッスンとは別に、イベントレッスンというレッスンがあるのですね。


プライマリーホームページより

村上さん:これらは楽しいイベントと英会話レッスンを融合させた画期的なレッスンです。

例えば「元シェフの講師が、母国の料理を生徒さんと作るレッスン」「カラオケで歌を楽しみながら、歌詞の意味や発音を学べるレッスン」などがあります。

クッキングレッスンであれば、混ぜる、焼くなどの単語を実際に調理しながら学ぶので「座学よりも記憶の定着度合いがよいです」とのフィードバックもいただいています。単なるイベントでなく「英語の学び」があることを心がけています。

通常のレッスン分を消費する形で利用できるため、追加費用の負担がない点も好評です。

まとめ

今回、初心者向けの体験レッスンを受講したことで、特に初心者に対して「学ぶというストレスを感じさせないレッスン」を提供することを心がけていることがよく理解できました。

低額な月謝制、通い放題のレベル別フリーサロン、フリータイム制でかつレッスン繰り越し可能なシステムなど、忙しい方でもストレスなく通い続けられ、英語のアウトプットができる環境が作られていると感じました。

英語の苦手意識を取り除いて、英会話力を向上させたい方は、ぜひ無料体験レッスンにご参加いただければと思います。