ムーヴス英会話は横浜の戸塚にある英会話スクールです。ムーヴスとは英語の動詞「move」の「感動させる」から取ったもの。

名前から連想される通り、ムーヴス英会話では英会話上達には感動体験が重要と考えています。英会話の上達と感動にはどのような関係があるのでしょうか?

ムーブス英会話は主にマンツーマンレッスンを行うスクールです。グループでは難しい「個々の課題に合わせた指導」を通して生徒さんがコミュニケーションの楽しさを知る。楽しいからやる気が出て、英語で伝えられることが増えていく。

そのような「感動体験」のきっかけを作るために「低価格のマンツーマンレッスン」にこだわっているスクールだということが、今回の体験レッスンから見えてきました。

記事の目次

ムーヴス英会話の特徴

レッスンはほとんどがマンツーマンレッスン

ムーヴス英会話にはグループトークというグループレッスンも用意されていますが、大部分はマンツーマンレッスン。自分の目的とペースに合わせてレッスンを組み立てることが可能です。

値段は月4回のレギュラープランで14,080円と低価格

ムーヴス英会話は、主に口コミで集客をしています。授業は完全月謝制。広告費をはじめとして徹底的なコスト削減を図っており、長く続けられるようなレッスン料金を実現しています。

料金は40分x月4回のレギュラープランで月額14,080円、40分x月2回のライトプランであれば月額7,590円で済みます。

大手英会話スクールと比べても、その値段の安さが際立っていると思います。

教室名 マンツーマン
レッスン単価
イーオン 50分11,550円
(回数制)
ECC外語学院 60〜100分22,000円〜
(回数制)
シェーン英会話 40分7,425円
(回数制)
ノバ(NOVA) 40分5,775円
(月謝制)
ベルリッツ 40分6600円台〜
(回数制)
ムーヴス英会話
【集中プラン】
40分3,245円
(月謝制)
ムーヴス英会話
【レギュラープラン】
40分3,520円
(月謝制)
ムーヴス英会話
【ライトプラン】
40分3,795円
(月謝制)

※各スクールのレッスン単価は一例です。全て税込表示です。

ムーブス英会話に入会する際は入会金22,000円が必要です。ただし学生やシニアの方はもう少し値段が抑えられています。詳しくはホームページをご覧ください。

講師は外国人だけでなく日本人も在籍

講師は10名ほど在籍しています。外国人がほとんどで、出身国はアメリカ、カナダ、イギリス、フィリピンなど。日本人の講師も2名在籍されています。

日本人講師の場合は、レッスン中に日本語で説明してもらうようにオーダーすることが可能です。英語だけでレッスンを受講するのが不安な方は、基礎的な文法レッスンを日本語で受講するといったこともできます。

ムーヴス英会話に行ってきました

ムーヴス英会話はJR戸塚駅の改札を出て西口から徒歩2分。トツカーナ1階を進み、左手にイタリアントマトがあるベルハビルの4階にあります。

約20分間の体験レッスンを受講

約20分間の体験レッスンを受講させていただきました。先生はカナダ出身のダリル先生。体験レッスンでは、先生が簡単な質問をし、生徒の英語のレベルをチェックします。

ダリル先生:I’ll ask you some easy questions. Just relax. 
(簡単な質問をいくつかしますよ。リラックスしてね!)

質問の内容は以下のような感じ。

ダリル先生:How did you hear about "MOVES"?(どうやってムーヴス英会話を知りましたか?)
:I heard about it online.(ネットで知りました。)

仕事についての質問。

ダリル先生:What do you do for a living?(何で生計を立てていますか?→お仕事は何ですか?)
:I'm a writer.(ライターをやっています。)

ペットを飼っているかどうか。

ダリル先生:Do you have any pets?(ペットを飼っていますか?)
:No. I don't.(飼っていません。)

この辺りまでは、だいたい一文で答えられるような内容ですね。

次は自分の性格についての質問です。

ダリル先生:What is your personality or character?(あなたはどのような性格ですか?)

私が答えに迷っていると、すかさず次のように補助をしてくれます。

ダリル先生:(例えば)outgoing or shy.(社交的?それとも内気ですか?)

さらにはこのようなアシストも。

ダリル先生:90% of students say "shy!" Everyone says "shy". But, I don't think you are shy.
(ちなみに90%の生徒が”内気”と答えるよ。でも君は内気だとは思えないな!)

しかたがないので、私はこう答えました。

:I'm a happy person.(私は幸せものです。)

先生は笑っていました。ただ、今考えると、このように答えた方が性格を表すには適切な表現だったかもしれません。

:I'm easygoing.(私はのんびりやです。)

このような質問10個ほどに対して受け答えをします。

基本的には中学レベルの英語力があれば答えられる内容かと思いますが、それによって生徒のリスニングレベル、単語力、センテンスを作る力をチェックしているそうです。

先生は日本にはもう8年も住んでいて、日本語もある程度はできるようです。ただレッスン中はほとんど日本語は使わず、相手の様子をみながらレッスンを進められるようです。

私にとっては、英会話のレッスンを受けているというよりは友達と楽しくお話しているような感覚でした。堅苦しくならないように先生の工夫が効いているのかもしれません。

最後にレッスンで気をつけていることは何ですか?と伺ってみました。

すると「日本人はシャイな人が多くて、それが原因で話せない人が多い。だから一番気をつけていることは心地よい環境を作ることなんだ。」と答えてくださいました。

通常は体験レッスンが終わると、日本人のスタッフが生徒さんにカウセリングを行います。

学習の目的を聞いて、今後は日本人の先生についてしっかり文法から勉強するのか、それともフレーズなど勉強は自分でできるから外国人の先生についてそのフレーズを出す練習をするのか、といったことを提案するそうです。

ーー ダリル先生、ありがとうございました!

那須代表にインタビュー

そしてムーヴス英会話の那須代表にお話を伺ってきました。

英語ができない理由は人それぞれです。自身の長年の英語学習経験からマンツーマンレッスンが最良の学習方法だという結論に行き着きました。

ーー なぜマンツーマンレッスンを中心にレッスンを行なっているのでしょうか?

那須さん:実は私の英語学習の経験からきています。私自身、若いころから英会話の学習には苦労してきました。自分自身でも色々な方法を試しましたし、いくつもの英会話スクールにも通った経験があります。

それでもなかなかできるようにならなかったんですよね。それで、どうやったらうまくなるだろうかと考えて、行き着いた結論がマンツーマンレッスンでした。

個人個人の英語ができない理由をきちっとフォローできるのはマンツーマンしかないだろうと思ったわけです。


棚には様々なテキストがありました

ーー 確かにマンツーマンであれば、個々が抱えているの問題点に向き合えますね。

那須さん:そうですね。同じ初心者にしても、まったく英語をやったことのない初心者なのか、学校の勉強はしてきたけれども話すことが苦手な初心者なのか、というのでは全然違いますから。

マンツーマンであれば、生徒さんそれぞれの問題に向き合える。そういう点にしっかり対応できる英会話スクールを作りたいと思ったわけです。

郷土愛の強い戸塚という土地で、地元の方と濃い関係を持ちながら英会話スクールを運営していきたいと考えています。

ーー 通われている生徒さんはどんな方がおられますか?

那須さん:年齢層は幅広く、幼児からシニアの方までさまざまです。学生さん、ビジネスマン、主婦の方まで本当に多くの方に通っていただいています。9割以上の方は戸塚にお住まいです。

ーー 戸塚を選ばれた理由はなんでしょうか?

那須さん:戸塚というのは、さほど都会でもないしさほど田舎でもないという地域なんですよね。どちらかといえば郷土愛が強い方が多く、生涯住み続ける方が多い土地柄です。

幅広いターゲットを相手にするのであれば、横浜駅のようなところで始めるべきでしたが、私は地域住民と濃い関係を持ちながら運営をしたいと考えて、戸塚という場所を選びました。

ーー どのような学習目的で通われている方が多いですか?

那須さん:学習目的は本当にさまざまです。旅行先で会話ができるようになりたいとか、ビジネス会議でしっかり発言できるようになりたいとか。

英語でプレゼンテーションしなくてはいけないのでその対策をしないといけないといった方もいますね。学生さんでは、英検の2次試験対策に通っている方もいますよ。

ーー なるほど。目的はそれぞれでもその人に合わせてレッスンが組めることがマンツーマンのよいところですね。

英会話とは、コミュニケーションをどれだけうまく取れるかということだと考えています。

ーー 英会話にはどういったことが大切とお考えですか?

那須さん:英会話というのはコミュニケーションの手段にすぎません。ムーヴス英会話では、英語のうまい下手に関わらず、外国人と垣根をなくすということを目的にレッスンを行なっています。

外国人も私たちと同じ一人の人間です。レッスンを通じて、どうやったらうまくコミュニケーションを取れるのかということを知ってもらいたいですね。

英会話をとにかく楽しいと感じること。楽しいと感じれば英語の勉強も進むようになります。

ーー 確かに学校で英語が得意だったからといって、必ずしも話せるわけではないですよね。

那須さん:実際にコミュニケーションがうまく取れると、そのこと自体が楽しいと感じるはずです。ひとつでも文章が伝わったら、ひとつでも言いたいことが伝わったら、嬉しいと思います。

「嬉しいからもっと英会話ができるようになりたい」という意欲が湧いてきます。そうすると自分でも勉強するようになって、ここに通うのも楽しくなります。

ムーヴス英会話では、生徒さんが「英会話習得のサイクル」を身につけるきっかけを作りたいと思っています。

ーー その感動による学習のサイクルのことを「MOVES」と言ってるんですね。

那須さん:そうですね。英語が生活に入ってくるようになれば英会話は上達します。例えば、友達や同僚と食事をしていたときなどに「これって英語でなんて言うのだろう」と疑問を持てば今はスマホで調べられますよね。

それで、ああ、こう言えばいいんだって自分で調べて英作文します。そしたら、今度はその英文を使ってレッスンで先生相手に使ってみよう、となるかもしれません。

そうなると楽しいから英語を自分で勉強するようになる。そういった学習のサイクルを作るお手伝いをすることが英会話スクールの役割だと思っています。

サービス業にとって一番大切なことは従業員の満足度が高い環境を作ること。そうすればお客様にも最高のサービスを提供できます。

ーー 英会話スクールの運営で一番大切にしていることはどのようなことでしょうか?

那須さん:英会話スクールを経営する以前、私は顧客サービスの仕事をずっとやってきました。コールセンター事業の役員をやっていたことがあるのですが、そのときにサービスをよくするためには何が一番大切かということをいつも研究していました。

その中で分かった一番重要なことは、従業員の満足度を上げることでした。つまり、従業員がその仕事に満足していれば、仕事を一生懸命してくれる。そうすると自ずといいサービスが提供できるのです。

なので私が英会話スクールを始めるにあたって一番気をつけたのは、先生たちが満足する環境づくりでした。先生たちが教えやすい環境であること。先生たちが意欲的になれる環境を作ることを中心に考えていました。

実際4年前のスタートアップのメンバーである4名の先生は、今でも1人も辞めていません。

ーー 英語が本当に苦手な人には、どのようなアドバイスをしていますか?

那須さん:とにかく地道に、嫌にならず続けること。嫌になると止めてしまう。止めてしまうからできるようにならない。

では止めないようにはどうするかと言ったら、英会話スクールに通うことを嫌にさせないこと。それは英会話スクールの雰囲気であったり、先生のテクニックであったりということだと思います。

ムーヴス英会話では生徒さんが楽しく学習できる環境作りを続けていきたいと思っています。

まとめ

他の英会話スクールのグループレッスンに参加したけれども、思うように学習が進まなかったという方や、英語を勉強したいけれども何をやっていいか分からないという方はマンツーマンでレッスンを受けるとよいかもしれません。

必要に応じて助け舟を出しながら、リラックスして話せる雰囲気を作ってくださったダリル先生。先生だけでなくスタッフ全員が親身になって英会話学習の相談に乗ってくれる、アットホームなスクールです。

戸塚駅から徒歩2分という立地も戸塚在住者には通いやすくて便利ですね。近隣にお住まいで英会話スクールを探している方はぜひ覗いてみてください。