現在、パソコン1台で働きながら一ヶ月ごとに国を移動する海外ノマド生活を実践している豊永奈帆子と申します。

私は中学校3年間をオーストラリアですごして英語が出来るようになってから、確実に人生が「ラク」になったと感じています。

前回までの連載で、大学受験、大学生活、就職活動、また精神面において英語ができるようになるといかにラクになるか書いてきました。

英語ができなのはもったいない。

英語ができると、人生における選択肢が広がります。大学受験では、英語が出来ると入試に有利なので大学の選択肢が増えます。

就職活動では、日本企業、外資系企業、海外就職も視野にいれることができます。住む国にしても、日本以外に住むという選択肢が増えます。

実際、私の周りには、

「海外に住んでみたいけれど、英語が出来ないから無理」
「海外で働いてみたいけれど、英語が出来ないから無理」
「外国人の友達が欲しいけれど、英語が出来ないから無理」

と英語を理由にやりたいことを諦めてしまう人もいます。

確かに、英語の勉強は大変です。時間もかかるし根気も入ります。だから、年齢的に無理。もう遅いと言う人もいます。

でも、諦めてしまうのは「もったいない」と感じます。人生80年だとして、今30歳で英語を話せるようになれば、50年間は英語を使うことができます。

人生を変えるための英語

多くの国では人生を変えるために英語を勉強しています。

インドで印象的だったのは、「英語を勉強してカナダへ移住しよう!」と英会話スクールの看板です。また東南アジアでは、留学経験もないのに語学が堪能なガイドさんが沢山います。

単純に、語学ができるとできないでは収入に大きな差ができるので、彼らは頑張って英語を勉強しています。韓国では、英語だけでは足りないと4ヵ国語の習得に励んでいる人も少なくありません。

それらの国に比べると、語学が大事だと思っている人の割合が日本では少ないです。でも、だからこそ「日本人で英語ができる人」はいろいろな面でトクをしています。

けれど、「英語は出来なくても良い」と言ったほうが、大衆受けが良いこともあり、「英語ができるとトクだよ!」と声を大にしていう人は他の国より少ないと感じます。

正直言って、日本で英語が出来る人が増えると私の希少価値(英語ができる日本人としての価値)は下がってしまいます。

だから、あんまり英語が増える日本人が増えると困るな。と意地悪い考えを持っていたこともありました。

でも、私は英語のおかげで人生「ラク」になったので、この経験を伝えないのは性格が悪いと思い、今回思い切って日本で英語ができることがどんなにトクかを書きました。

安く効率的に英語が勉強できる時代

今は、オンライン英会話も、無料の英語添削サービスも有ります。休憩時間に、楽しく無料で英語を勉強できるアプリもあります。

時間がある人は、長期でフィリピン英語留学に行くこともできるでしょう。英語の本を読むにしても、Kindleで簡単に洋書をダウンロードをすることもできます。

さらに、Kindleでは分からない英単語をクリックするだけで意味まで調べることが可能です。

私が英語の本を必死に読んでいた中学生の頃は、紙の本を読んで意味の分からない単語はいちいち電子辞書で意味を調べていました(それでも紙の辞書と比べれば何倍も楽だと批判されそうですが)。

このように、今は確実に簡単に、安く、楽しく英語の学習が出来るようになりました。以前、紙の参考書での英語学習で失敗した人は、他の方法に挑戦することができます。

「英語は自分には必要がないのではないか?」「自分には向いていないのではないか」と悩むこともあると思います。

そんな時に、「英語は英語屋に頼めば良い」「多くの日本人に英語は必要ない」などいう話を聞くのは心地よいかもしれません。

でも、私が言いたいことは一つだけです。私は英語が出来るようになったことで、人生が「ラク」になりました。