英語ペラペラのエンジニアを目指している、TOEIC920点の岩田(@iwaking)です。
大阪・天王寺に2021年秋にオープンした、サブスク英会話スクール「イングリッシュ・シャワー」を体験してきました。
英語を習得したいと思って英会話スクールなどに通ってみても、英語を話す機会は週1のレッスンの時だけの人って実は多いのではないでしょうか。
それだと英語に触れる時間が少なく上達にはかなり時間がかかりますし、学習モチベーションを維持するのも大変です。とはいえ、レッスン回数を増やすとお金もかかりますよね。
イングリッシュシャワーは、サブスク型の通学型英会話スクール。定額料金で毎日のようにレッスンを受講できるので、たくさん英語を話すことができます。
また、ここは人とのつながりを大切にしているスクール。会員同士で交流ができる場を提供したいと、いつでも生徒さんが立ち寄っておしゃべりできる環境をつくっています。
オンライン英会話は便利だけれども、やはり通学型のスクールで直接人と会うのは楽しい!今回イングリッシュシャワーの体験をして、そんな気持ちを私も思い出しました。
この記事では、体験レッスンの様子や良かった点、気になった点などを詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
イングリッシュシャワーの特徴は?
イングリッシュシャワーの特徴としては、
- 格安でたくさん話せるサブスク英会話
- 仲間を見つけて一緒に切磋琢磨できる
- レベル別で週替わりのレッスン
- 予約もキャンセルも1時間前までOK
ということがあげられます。
それではひとつひとつご説明していきます。
格安でたくさん話せるサブスク英会話
最も大きな特徴は「サブスク英会話」であること。通学型スクールでは珍しい定額制で、月15,000円で毎回100分まで好きなだけグループレッスンを受講できます。
レッスンを担当するのは経験豊富な外国人講師。1レッスン50分を1日2コマまで受講できるので、英語をたくさん話せますよ。
「英会話は週1回という従来の概念をとっぱらいたい」という思いで、このイングリッシュシャワーをつくったというスクール代表。
自身の経験から、仕事の都合などで固定曜日だと通いづらい人も多いのではないかと考え、この「いつでも来れる」システムに行き着いたそうです。
受け放題となるグループレッスン以外に、月4回のマンツーマンレッスンもあります。集中的に学習したい時期にグループレッスンと組み合わせるのもおすすめです。
登録料 | 15,000円 |
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受講料 | グループレッスン 15,000円 / 月 1日最大100分受け放題 (50分 x 2コマ) |
開講時間 | 平日(火曜〜金曜) 11:00-21:00 土曜 11:00-17:00 |
レッスン予約 | オンライン上で、予約・変更・キャンセルが可能 |
※全て税込みです。
仲間を見つけて一緒に切磋琢磨できる
イングリッシュシャワーは、「人が集まれる場所をつくる」というコンセプトをもっています。コロナ禍で人とのつながりの大切さに気づいたことがきっかけになったそうです。
レッスン前後に仲間とおしゃべりできるスペースもあります。また、レッスンがない日でもふらっと友達や先生と話しに立ち寄ることができますよ。
「英語をたくさん話したい」「英語学習の相談がしたい」「英語を共通項とした仲間をつくりたい」、そんな人たちが気軽に集まれる場所です。
英語習得には3,000時間必要と言われていますが、私たちが中学高校の授業でやってきたのは1,000時間程度。この差の2,000時間を埋めるためにここを利用してほしいとのこと。
同じ目標や趣味などをもった仲間がいると、学習を継続しやすくなりますよね。ここは仲間と切磋琢磨しながら英語を学習したい人にぴったりなスクールです。
レベル別で週替わりのレッスン
レッスンは、入門、初級、初中級、中級、上級のそれぞれ1〜2クラス、計8レベルにわかれていますが、前後のレベルのクラスを受講できる仕組みになっています。
また、レッスン内容は週ごとに変わり、
- 1週目:文法
- 2週目:読む・発音
- 3週目:会話練習
- 4週目:アクティビティ
という流れで進みます。
これはメリハリをもたせつつ、いつでも入っていけるうまい仕組みだと思いました。
テキストを使うのは主に1週目と3週目で、2週目はテキスト外の文章を利用します。4週目はゲームカードなどが教材に変身するようです。
もちろん語彙力もしっかり鍛えていきます。先生がピックアップした重要単語を自習してくるという宿題があり、毎月1回レベル別のチェックテストが実施されるんです。
どのレッスンでも大事にしているのは、「自ら話そう!」というスタンスだとのこと。体験レッスンを受けてまさにその通りだと思いましたよ。
予約もキャンセルも1時間前までOK
イングリッシュシャワーでは、グループレッスン当日の1時間前まで、予約もキャンセルも可能です。それもネット上で簡単にできちゃうんです。
「早く学校が終わったから行きたい!」「今日は残業で無理かも...」ってこと、どうしてもあると思います。そんな時、気軽に予約の変更ができるのってありがたいですよね。
これは、これまで1000人以上の英語学習者とカウンセリングをしてきたスクール代表が、どうしたらレッスンを生活の中で無理なく取り入れてもらえるかを考えて、こだわった仕組み。
英語は言語なので習得するまでに時間がかかります。英語の上達は、いかにストレスフリーで学び続けられる環境をつくれるかにかかっていると言えるんですよね。
イングリッシュシャワーに行ってきました!
イングリッシュシャワーは天王寺駅から徒歩4分、阿倍野駅から徒歩1分と駅からのアクセスが抜群。
今回私は、阿倍野駅から行ったのですが、スクールの近くにはイトーヨーカ堂やユニクロなどが入っているあべのキューズモールがありました。
その道向かいの小道を入ると、セカンドビルはすぐ目の前にでてきます。スクールはここの4階にありますよ。
エレベーター前の看板で、English Shower(イングリッシュシャワー)の名前を発見!
4階で降りると、入口では植物が出迎えてくれました。
教室内は広々としたワンルームで、窓も多く日差しがよく入る明るい空間です。オープン直後に訪れたので、鮮やかなお祝いのお花が飾られていました。
その横には受付とスタッフのオフィススペースがあり、レッスンで使用する教材やゲームなどが横に置かれていました。
教材は市販教材を使用。貸出ししていますが、購入することも可能とのこと。
ここはまるでカフェのような、居心地の良い空間。レッスンなどで使っていない時は、仲間とおしゃべりしたり、勉強や仕事したりと自由に使ってもらってOKだとのことです。
奥には心地よさそうなソファスペースも。将来的にはイベントやサークル活動なども開催する予定のようですよ。
無料体験の所要時間は50分ほど。
まずは約10分の筆記テストをおこない、その後30分ほどの体験レッスンを受けました。そしてその後、スクールのシステムなどの説明をしてもらいましたよ。
今日は時間が合わなかったためプライベートレッスンを体験しましたが、時間が合えば、実際のグループレッスンに入って雰囲気やレベル感を確かめることもできるようですよ。
イングリッシュシャワーでレッスンを体験
体験レッスンを担当してくださったのはジェームズ先生。
30分間のレッスンは、
- 自己紹介とウォームアップ(3分)
- 今日のテーマに関するQ&A(5分)
- ロールプレイとディスカッション(17分)
- 質問+フリートーク(5分)
という流れで進みました。
毎回レッスンではひとつのトピックスが与えられるとのこと。そしてそのトピックスに合わせた会話文でロールプレイをしたり、ディスカッションをしたりするようです。
レッスン中のやりとりはオールイングリッシュ。それでは順を追って、印象に残ったポイントをご紹介していきます。
自己紹介とウォームアップ
まずは自己紹介から。
- 名前や職業
- 休みの日は何をしているの?
- 何年くらい英語勉強しているの?
などの簡単な質問を受けました。
続いて今日のテーマの紹介です。「Dress for success(成功のための服装)」という服装に関する内容だとのこと。
先生:普段の仕事着はカジュアル、それともフォーマル?
私はリモートワークなので、基本カジュアルだと答えると、
先生:それはいいね。日本の服装文化はこの20年でどう変わっていったかな?
と、先生は少しずつ話を展開させていきました。昔に比べてノーネクタイの人が増えたことなどを伝えると、続いての質問は少しレベルアップ。
先生:では、なぜネクタイをしなくなったのだと思う?
今までは事実だけを伝える質問だったのでわりと楽だったのですが、これは、正解のない自分の意見を言う質問。
一瞬言葉につまってしまいましたが、気を取り直して私たち日本人は西洋人のマネをしたのではないか、などと伝えてみました。
先生がさりげなく質問をステップアップしていってくれたので、英語脳が刺激されて良いウォームアップになりました。
今日のテーマに関するQ&A
ここではじめてテキストを開きました。まずは、今日のテーマに関する質問にいくつか答えていきました。
先生:How important is the style of the clothes to you?(あなたにとって、洋服のスタイルはどのくらい大事ですか)
私:以前は洋服はわりと好きで気にする方だったのですが、今は simple style になりましたね。
先生:そうなのですね。今は easier and comfortable style の服を着ているのですね。
「シンプルな服装」をよりナチュラルに英語で表す言い換え方を教えてくれました。このようにネイティブが使う「自然な英語」を学べるのは嬉しいですね。
そして、私がよく行く店の話になり、ユニクロを挙げたところ、先生の今日の服もユニクロだということがわかり、二人で大笑いしました。
続いて、もう少し一般的な服装についての質問を。
先生:Do you agree with dress codes at work or schools in Japan?(日本の会社や学校でのドレスコードについて賛成ですか)
私:そうですね...。学校の制服に関しては、メリットとデメリットがあるかなと思います。メリットとしては、着る服を毎日考えなくていいので、It contributes to their study. (学業に役立ちます)
すると、先生からアドバイスをいただきました。
先生:その場合は、They can focus on studying. がいいかな。ちなみに、僕の国では制服着ている人はいないんだけれども、日本では多くの学生が着ているよね。
自然な英文にするためのアドバイスを、話の腰を折ることなくさらっと差し込みながら、会話をつなげていく先生。
今度はこちらから先生に質問をしてみました。
私:先生の出身国はどちらですか。
先生:僕はオランダ人です。オランダについてどんなことを知っているかな?
私:オランダ人は、、、背が高いイメージがあります(笑)
先生:その通り!日本では毎日頭をぶつけているよ!
英語学習って問題を解いていくだけでは味気ないですし、派生した会話は実践で生きてきますので大切です。しかし、週1回の限られたレッスンなどでは脱線しにくい雰囲気があったりします。
ここでは自由に脱線することを許される空気がありましたよ。私がどんな質問をしても先生は丁寧に答えてくれましたし、むしろその内容を膨らませてくれたりもしました。
ロールプレイとディスカッション
次はレッスンのハイライトである、ロールプレイとディスカッション。今日のテーマに合わせた会話文を使っておこないました。
まずは、お互いの役割を決めて会話文を二人で音読。
舞台は大学のキャンパスで、ある教授が学部長に「同僚の教授の服装がカジュアルすぎて適切でないので注意してほしい」と訴えている、というお話でした。
先生:これはどんなシチュエーションかな?
音読後に話の要旨をつかめているかどうかを確認してくれました。これは英語学習の専門トレーニングとしてよく使われる、サマリーと呼ばれる手法。
初見の文章を音読しながら要点をつかむためには、英語の語順で読み返しなしで前から理解する必要があり、リーディングの良い訓練になります。
続いて、自分ならばどうするかを想像する問題。仮定法などの文法練習にもなります。
先生:あなたが学部長だったらどうしますか?
私:ルールがあるならば、問題の教授と話さないといけないかなと思います。ルールもその組織にとっていいものならば従うべきですね。
先生:それはとてもいい意見だね!
先生はしっかりほめてくれるので、やる気がでます。
続いてのパートには、先ほどの会話文に関する様々な人の意見が書かれていました。それに対して自分は賛成or反対かを答えていくというトレーニングです。
先生:「きちんとした格好をしている人は、みんなに敬意を払われる」という意見があるね。これについて、どう思う?
私:もし私がホテルの従業員ならば同意します。
先生:なるほど。では次の「昔は尊敬されるためにはきちんとした格好をしなければいけなかったが、今はそうではない」はどうかな?
私: ルールはルールに過ぎません。プロフェッショナルに振る舞うことと尊敬されることは必ずしも連動するものではないと思います。
次々と質問が続くので頭を使いましたが、途中で少し止まってしまっても、ジェームズ先生は辛抱強く待っていてくれるので、安心して答えることができました。
先生:そうだね。では、プロフェッショナルに振る舞うことは大事?両者は関係しているかな?
質問はどんどん深く掘り下げられています。
多くの英語圏では、コミュニケーションをとる際、自分の意見を伝えることが非常に大切となります。そのため、このような練習はとても良いトレーニングになるんですよね。
私:They are connected to some degree.(ある程度は関係していると思います)
先生:Yes, in a certain degree. がいいかな。
と、細かい文法もしっかりと指摘してくれる先生。
私:敬意を払われたいのであれば、きちんとした服装をしたりプロフェッショナルに振る舞ったりしたほうがいいと思います。それが全てではありませんが、助けにはなると思いますね。
先生:たしかに第一印象は大事だよね。
先生がうまく私の意見を引き出してくれたので、だいぶ説得力のある意見を導き出すことができました。
質問+フリートーク
最後は、今日のレッスンの振り返り。私は語彙力と伝えたいことを言葉にする力が長けているとほめていただきました。
とはいえ、複雑な文章になるとうまく聞き取れなかったり伝えられなかったりすることもあると伝えたところ、「音声変化」のリンキングについて教えていただきました。
先生:特にリスニングの問題はリンキングが原因なことが多いんだよね。たとえば「I’m going to the bank.」という文。ここにもリンキングがあるのだけれども、どこだと思う?
その場で、少しチャレンジしてみることに。
私:えーと...。to the かな?
先生:そうそう、ここが連結しているね。そして、to the は弱め、bankは強く発音するよ。じゃあ僕のマネをしてみてね。トゥザ、トゥザ、トゥザ、トゥザ....、トゥザバンク!
音声変化とは、単語が熟語や文章になることで、発音がつながったり落ちたりして変化すること。これは日本の学校ではあまり扱わないため、多くの日本人が弱い部分なんです。
最後は時間いっぱいまでフリートーク。先生のご家族のお話をうかがったり、私の海外旅行の話などをしたりして盛り上がりました。
30分前にレッスンを開始した頃は、少々つっかえていた私もすっかり英語脳になり、終盤にはスラスラと言葉が出てくるようになりました。
英会話のレッスンは内容なども大事ですが、やはりある程度長く時間をかけることも大切です。時間が短すぎるとエンジンがかかってきたところで終わってしまいますので。
今日は30分レッスンでしたが、これを100分受講して、週に何度か通えるとなると、かなり高い効果が得られるのではないかと思いました。
体験の感想
良かった点
- 英語をとにかくたくさん話せそう
- 講師が優しそうで教え方が上手
- レッスンカリキュラムがしっかりしてる
- アットホームな雰囲気で通いやすそう
講師が上手に英語の発話を促してくれたため、30分の体験レッスンでも、かなり英語を話したなという充実感がありました。終わったあとは口が疲れていましたね(笑)
生徒が英語で自分の意見を自由に伝えられるようにサポートするのが講師の役目だと、ジェームズ先生は始まる前に言っていましたが、まさにその通りだと思いました。
アットホームな雰囲気で立地もいいため、仕事帰りや買い物ついでなどにも気軽に立ち寄りやすく通いやすいスクールだと思いました。
気になった点
- 上級者向けのクラスが少ないかも
- 日曜がお休み
レベル別のレッスンが設定されていますが、上級者クラスが少し少なめなので、自分の通いたい曜日にレッスンがあるかどうかを事前に確認してみることをおすすめします。
また、日・月・祝日は定休日です。週末だけに通うことを考えていた人はご注意くださいね。
イングリッシュシャワーに向いている人は?
- 英語初心者〜中級者レベルの人
- 対面授業でたくさん英語を話したい人
- 同じ目標の仲間を作って切磋琢磨したい人
- 仕事の時間が不規則な人
レベル別にレッスンが開講されていて、初心者にも優しいスクールです。また、講師の教え方がうまいので、はじめて英会話スクールに通う人でも安心して受講できると思いました。
やはりオンラインではなくリアルの対面レッスンをたくさん受けたい、と考えている人にぴったりのスクールです。それも実はオンラインに負けないくらいの格安料金なんですよね。
マンツーマンもありますが、受け放題のグループレッスンがおすすめです。クラスメイトから刺激を受けながら学習したいと思っている人に最適です。
リーズナブルなのに、予約もギリギリまで変更できる融通が利くシステムのため、仕事が不規則な人でも通いやすいスクールだと思いました。
まとめ
イングリッシュシャワーは、リアルの対面レッスンでたくさん英語が話せるスクールです。
1日100分まで受講できるこのシステムを使いこなせれば、まるで大阪でプチ留学をしているくらいの効果を得られると思います。
気になった人は、まずは一度、無料の体験レッスンを受講してみることをおすすめします。ぜひご自身で雰囲気やレッスンスタイルを確認してみてくださいね。