英語ペラペラのエンジニアを目指している、TOEIC920点の岩田(@iwaking)です。全国50以上の英会話スクールに足を運んできた私が、広島にあるCDC英語コーチングで体験レッスンを受けてきました。
いきなりですが、みなさんは「発音」って大事だと思いますか?これってかなり意見が分かれると思うんですよね。
YouTubeとか見ると、芸能人の英語に対して「発音がビミョー」なんてコメントを書いている日本人が、驚くほどたくさんいます。平均的な日本人より格段に上手な英語なのに...。
でも自分が話すときは「発音はそんな重要じゃない」なんていう人が多い気がします。でもこれって矛盾してませんか?
私は発音には自信がありませんが、その重要性は分かってるつもりだし、できればキレイな発音を身につけたいと思っています。
だっていくらパーフェクトな文法で話しても、発音のせいで意味が伝わらなかったら本末転倒だし、かろうじて伝わる発音でも相手を疲れさせてしまいます。
CDC英語コーチングは、公式サイトに「発音専門」と書いてるほど、発音に力を入れているスクール。体験レッスンでも、半分ぐらいの時間を発音に割いていました。
もちろん発音だけじゃありません。実践を重視してるので「難しく考えずシンプルに伝える練習」もしましたよ。
さらにはLINEで質問できるサービスや、外国人との交流機会もあるので、
- 文法や単語は自分で強化する人
- 積極的に質問や交流ができる人
にオススメだと感じましたね。
CDC英語コーチングに行ってきました
中電前駅(広電)から徒歩1~2分にある、このビル。
この5Fに、イベントやコワーキングに使われる「クリエイターズビレッジ ヒロシマ」があるんですが、レッスンはその一角で行われます。
「出張レッスン(生徒さん自宅、オフィス、カフェなど)」や「Skypeレッスン」も行っているようですよ。
そして代表のShuhei先生が迎えてくれました。
Shuhei先生は、かっこよくなりたいという理由で、大人になってから知識がほぼゼロのままアメリカに1年留学したそうです。
「でも知識ゼロだったのが逆に良かったのかも」と話すShuhei先生。ルールに縛られた日本人っぽい発想すらなかったため、英語を吸収しやすかったといいます。
帰国子女だったり、もともと英語が得意だったりしたわけじゃないので、なんだか親近感がありますよね。実際にとても親しみやすく、しっかり面倒を見てくれそうな印象を受けました。
Shuhei先生のほかにも、ビジネス英語などを担当するバイリンガルの先生や帰国子女の先生もいます。
ただ全体的には英語に自信がない方を対象としているため、上級レベルの方には他のスクールを紹介することもあるそうですよ。
CDC英語コーチングの特徴は?
プランには「月額(9,960円~)」と「3ヶ月集中(99,600円)」があるんですが、目的や期間によって料金は変わるそうなので、このあたりは体験レッスンで聞いてみてくださいね。
そしてShuhei先生が教えてくれたCDC英語コーチングの特徴。
- 「発音」と「実践」を重視
- LINEでいつでも質問できる
- 外国人との交流機会を紹介してくれる
体験レッスンの部分で詳しく説明するので、まずは簡単に書いておきますね。
「発音」と「実践」を重視
発音について
発音がよければ、言いたいことが相手に伝わりやすいですよね?ここまでは当たり前なんですが、他にも間接的なメリットがあるといいます。
- スピーキング力が伸びる
- リスニング力が伸びる
みなさんは、発音に自信がないことで、声が小さくなったり、質問に対して一言や二言で答えてしまったりしたことありませんか?
発音がよくなると、自信を持って話せるようになります。そうすると英語を使うチャンスが自然と増えていくので、スピーキング力も伸びていくんですよね。
さらに自分が発音できるようになった音は聞き取れるようにもなるため、リスニング力も上がります。例えば「light」と「right」を使い分けられていなければ、音を聞いても正しく判別できないかもしれません。
とくに音声変化まで分かってると、リスニング力は格段に伸びます。アメリカ人は「water」を「ウォーラー」のように発音するのですが、これを「Tが聞こえる」と思って聞いてると、絶対分からないですよね?
そのためCDC英語コーチングのレッスンでは、
- 「see」と「she」の違い
- 「th」の正しい音の出し方
- ネイティブが話すときに起こる音声変化
など、生徒さんの発音を丁寧にチェックしながら、Shuhei先生がひとつひとつ矯正してくれるそうですよ。
そのとき自分の声を録音して、レッスン前後の変化を比べたりも。
自分の声を聞くのって、ちょっとイヤですよね?でも発音やリズムを直していくには、とてもいいトレーニングだと思います。
実践について
CDC英語コーチングは「コミュニケーションを取れるようになること」を大切にしています。
だから基礎的な文法や単語は大切だけど、そこからさらに高校の文法まで完璧にするよりも、実際に話してみるトレーニングのほうが優先っていう考え方なんですね。
これには私も賛成です。私は独学で高校文法までやり込んだタイプなんですが、今になって考えると、実際の会話ではあんまり役立ってないんですよね。
そのため、体験レッスンでは「難しいと思える内容をいかにシンプルに表現するか」というトレーニングもしましたよ。
私、留学前に「よろしくおねがいします」って英語でどういうのか、ネットで調べたんですよね。日本語にガッチリ合う表現がなくて、どうしようってなったのを覚えています 笑
「知ってる単語を使って、自分が言いたいことに近いことを伝えられるか」って、けっこう大事なスキルだと思いませんか?この「実践的なスキル」を身につけるためのトレーニングを行うというわけです。
LINEでいつでも質問できる
レッスンがない日も学習サポートができるように、文法の質問に答えたり、英作文をチェックしたりしてくれるんですね。
これって、とてもありがたいシステムです。
だってネイティブの友達がいても、日本語で「こういうニュアンスが伝えたい」っていう質問の仕方はできないし...。
英作文だって、もとの文章を活かして添削するには、ただ英語が得意ってだけじゃなくてちゃんとしたスキルがいるんですよね。
外国人との交流機会を紹介してくれる
CDC英語コーチングには、留学を控えている生徒さんも多いとのこと。
留学で大きく成長するためには、ネイティブに慣れておくことや、自分の考えを伝えられるようになっておくことが大切だと言います。
これは留学に行く生徒さんだけでなく、英語を学ぶすべての人に伝えたいことだそう。先ほど書いたとおり、CDC英語コーチングが「実践」を大切にしているからこそですよね。
なので生徒さんが広島にいながら英語を使えるよう、Shuhei先生の外国人の知り合いが働いているバーを紹介したり、異文化交流イベントを主催したりしているそうですよ。
簡単なヒアリング
次はShuhei先生による、簡単なヒアリングです。
- 英語を学ぶ目的
- 海外経験
について答えました。
まず目的ですが、私はこうやってスクールに行くことが多いので、よりリアルな感想を伝えるために自分自身が英語をしっかり分かっていたいんですよね。
また文法はけっこう得意なんで、ここからはネイティブに近づけるよう、会話におけるスピードや自然さを追求したいと思っています。
いよいよ体験レッスン
そして1対1の体験レッスンです。
- 「伝わる」発音ができているか
- いかにシンプルに表現できるか
このあたりを見ながら、苦手な部分を直したり、アドバイスをもらったりするという流れでしたよ。
「伝わる」発音ができているか
繰り返しになりますが、CDC英語コーチングは発音を大切にしています。
発音が悪ければ意図が伝わりにくいのはもちろん、発音がよくなればリスニング力も上がるとのこと。
まずはこちらのプリントです。
アップルの創始者であるSteve Jobsのスピーチを音読しました。発音にはあんまり自信がないので、緊張しましたね…笑
先生:いいですね!伝わる発音だと思います。ただいくつか気になった点もあります。まず「th」です。
「truth」と言うとき、日本語の「ス」のような音が聞こえてしまっているそうです。ホントは舌を上の歯と下の歯で挟むだけで、息がもれてるような、かすかな音しか聞こえないのが正解とのこと。
先生に続いて練習したあとは、もう1回文章を音読して、自分の声を録音してみます。
普段なら分からないような弱点に気がつけるので、これはいい方法ですよね。
そして次に教えてもらったのが「gotten」の部分。アメリカ英語ならここで音声変化が起こるようです。
先生:TのすぐあとにNの音が来ると、Tは飲み込むように発音しますよ。
Shuhei先生のお手本だと、Nの前に一瞬だけ息が止まってるように聞こえます。カタカナで書くと、Tが小さな「ッ」になって「ゴッン」って感じですかね。自分でも何度も発音してみます。
そして同じような変化が起きる単語を、いくつも挙げてくれました。
- important
- mountain
- button
- Manhattan
- definitely
さすが発音に詳しいShuhei先生です。例があると分かりやすいですよね。
先生:あとは「I’m」や「honored」は、強く発音しすぎないほうが自然ですよ。
ひとつひとつの発音もですが、全体の強弱にも気をつけるべきってことですよね。すべて同じスピードや大きさで話してると、どこを強調したいか伝わりにくいですもんね。
他にも色んなアドバイスをもらったあと、もう1回、自分の声を録音してみました。
最初よりもかなりスムーズになったのが自分でも分かりましたね。
体験レッスンの数十分だけでも変化を感じられるのには驚きました。レッスンを続けていけば、発音に自信が持てるようになると思います。
いかにシンプルに表現できるか
こちらはすべて書くとネタバレになってしまうので、ひとつだけ紹介します。
先生:昨日学校に来なかった友人に対して「仮病だったんでしょ?」。どう言いますか?
私:うーん…「You weren’t actually sick, right?」とかですかね。
先生:そうですね!そんな感じがベストでしょう。
これは友人とのカジュアルな会話。状況をイメージすると「本当は病気じゃなかったんだよね?」とか「病気ってウソでしょ?」とかですよね。
先生:「仮病って英語でなんだろう?」と考える必要はないんですね。知ってる単語でシンプルに表現する「実践的な力」が大切です。
私たちって、受験のために覚えた難しい構文や単語を使おうとしがちだけど、英語が上手な人って意外とシンプルなフレーズで話してるっていうのは聞いたことあります。
先生:さらにいえば、迷って言葉が出ないより、間違ってもいいから言ってみることが大切だと思います。
そうやって少しずつネイティブと会話する機会が増えると、自分のミスだったり、文法のルールだったりに、自然と気づけるようになるとのこと。
そしてその気づきが本当に合っているかどうか確認したかったら、LINEで聞けばいいんですよね。
貴重なレッスン時間は「発音」や「実践」に力を入れつつ、生徒さんがいつでも質問できる環境がある。なんだか理想的なシステムだなと感じました。
CDCコーチングに行った感想は?
良かった点
- 発音をしっかり直してくれる
- シンプルに伝える力が身につきそう
- LINEサポートや国際交流イベントがある
CDC英語コーチングの良さは、コミュニケーションのために必要な「発音」や「実践」にフォーカスしていること。外国人を前にしても、ミスを恐れず話してみる自信につながると思います。
そして英語を話す機会が増えて、自分のミスに気づいたり、疑問が出てきたりしたときには、LINEサポートが利用できます。これは嬉しいシステムだと思いましたね。
気になった点
- 高度な文法やボキャビルは自分でやる必要がある
CDC英語コーチングでは実践に必要な基礎的な文法や単語は教えてもらえますが、TOEIC高得点を目指す場合のような高度な文法や語彙は指導していないようです。
そういった文法や語彙は不要と言ってるわけではないのですが、それよりも実際に英語を使えるようになることが大切という考え方です。
なので実際に英語を使えるようになるよりも、目標としている英語の資格を早く取りたい、という方にはあまり向いていないのかなと思います。
総評:積極的な人が伸びるスクール
CDC英語コーチングのレッスンでは、相手に伝わりやすい発音や、難しいことでもシンプルなフレーズで伝える発想力を身につけることができます。
これって忘れがちだけど、コミュニケーションの原点ともいえる、大切な部分だと思いましたね。
さらにLINEでは、文法の質問に答えたり、英作文を添削してくれたりします。また外国人と関わる機会まで紹介してくれます。普通のスクールは、なかなかここまでやってくれません。
なのでこういうサポートを活用して、積極的に質問したり外国人との会話にチャレンジしたりできる人なら、実践力がどんどん伸びていくと思いましたよ。
みなさんもぜひ、無料体験レッスンに行ってみてはいかがでしょうか。