この記事は「洋書による英語学習のおすすめ」の続きです。
さて、前回の「洋書の多読学習法のすすめ」につづきまして、今回はKindle活用方法について、ご紹介します。前回、「英語『での』読書」における以下の3つのポイントをお伝えしました。
- わからない単語や箇所は気にせず、どんどん読み飛ばすこと
- 興味のある本を選ぶこと
- ちょっとでも「つまらないな」と思ったら、気にせず読むのを止め、次の本を探すこと
そこで、今回はそれぞれのポイントをKindleの活用によってどうクリアできるのかを、ご紹介します。
どうしても気になる単語はワンクリックで検索
まず、わからない単語も読み飛ばすといっても、どうしても気になってしまったり、理解しないと文脈自体がわからなくなってしまう単語に出くわしたりすることも、ときにはあると思います。
そんなときは、Kindle画面上でその単語をなぞると、すぐにその意味を表示してくれます。まったくストレスなく一瞬で単語が調べられるので、大変便利です(といっても多用すると英文を読むリズムが崩れてしまうので、必要最低限の範囲内で使うことをお勧めします)。
2300万点以上の洋書から探し、ワンクリックでダウンロード
Kindle本を購入するときには、Kindle本体に使用するアマゾンのユーザーIDを登録する必要がありますが、このIDは簡単な作業で変更することができます。
私はアメリカと日本のアマゾンにそれぞれIDを作ってあるので、必要に応じてIDを使い分けることで、合計300万点を越える洋書の中から読みたい本を探すことができます。
アマゾンはジャンル、売上ランキング、読者の平均評価ポイント、発刊年月などによって本を検索できるので、洋書の選ぶことに慣れていない方にとっても、自分が求める本を探しやすい仕組みが用意されていると言えます。
私はソウルに住んでいるので、日本語書籍を読みたくなってもすぐに手に入れられないことがちょっとしたストレスでした。Kindleを手に入れてみても、前評判どおり日本語書籍のKindle対応率は著しく低く、がっかりしました。
ですが、その本が翻訳本の場合、アメリカのアマゾンで原作を探してみると、大抵の場合Kindle版が出ていることに気づき、それからは原作を直接読むようにしています。
いうまでもないことですが、Kindle本であればわざわざ書店に出かけたり、アマゾンで注文した本が届くのを待つ必要もなく、自宅にいながらワンクリックで注文ができ、その数秒後にはKindleで読みたかった本が読めます。
無料サンプルや100円のKindle本を上手に使う
日本語の書籍で面白そうな本を選ぶコツを習得されている方であっても、洋書となるとなかなかそうはいかない方が大半なのではないでしょうか。
とはいえ、2にあるように「つまらないと思ったらどんどん次にいく」と言われても、せっかく購入した本を数ページしか読まずに諦めるというのは、なかなか難しいかもしれません。
そんなときに便利なのが、Kindle本の一部を無料で読めるサンプル機能。
タイトルや筆者、口コミなどから気になった本のサンプルをどんどんダウンロードして読んでみれば、お気に入りの一冊に出会える確率がぐっと上がるのではないでしょうか。
また、Kindle本には、著作権が切れた古典文学を中心に、100円前後の手頃な価格で手に入れられる本が豊富に揃っています。
この機会に、以前読んで感動を受けた文学作品を、原作で読み直してみるのも楽しいのではないでしょうか。私も今まさに100円で購入した『Gone with the wind』(『風と共に去りぬ』)を読み直しているところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私は今回ご紹介した方法でKindleでの洋書の読書を楽しんでいますが、それ以外にももっと面白いKindleの活用方法があれば、ぜひツイッターなどで教えていただけると嬉しいです。
また機会があれば、読んでみて面白かった洋書のご紹介などもしていきたいと思います。