機械翻訳を使ったことがある方は多いと思いますが、そのまま使用するには十分な精度ではないことが多いのではないでしょうか。
特に英語と日本語のような、性質が大きく異なる言語同士の場合、現在の技術では精度の高い翻訳はまだまだ難しいようです。
そこで今、人力翻訳サービスが見直されています。しかも最近では、依頼〜納品までまですべてオンラインで完結するサービスも出てきました。
これらは、翻訳は人力にして精度を上げつつ、その他はシステム化することで効率化し、低価格を実現しているのが特徴です。
今回はおすすめのサービスをピックアップしてご紹介します。
Gengo
個人からビジネス利用まで幅広いニーズに対応しており、対応言語は10ヶ国語以上。数千人の翻訳者が登録されており、オンラインで依頼後、数時間で納品される(分量や選択言語、料金プランによる)。
対応ジャンルは日常的な文章からレポートやマニュアル、そして製薬、医療分野などの専門分野の翻訳まで幅広い。料金プランは4つあり、プランに応じて単価が変わるが、競合に対して比較的安い。
最も安いプランで、日本語から英語は1文字3.5円、英語から日本語は1単語5.2円から利用できる。(STANDARDプランの場合)。料金表はこちら。
Conyac
今回紹介するサービスの中で最も安い。個人利用が中心だったか、最近ビジネス利用向けにもサービスも開始した。
料金は1依頼当たりの課金となり、1依頼当たり720文字まで依頼出来る。個人利用の場合、1依頼は2ドルで購入可能なので、日本語から英語を720文字依頼した場合、1文字あたり0.26円(1ドル95円で計算)。個人利用の料金表はこちら。ビジネス利用の料金表はこちら。
スピード翻訳 by GMO
日本企業による日本人向けの翻訳サービス。最短30分で納品するスピード翻訳が特徴(英文100単語、日本語 200文字以内の場合)。
料金単価は言語、専門分野、納品時間によって異なる。また、1文字あたり平均5円で依頼可能なオークション翻訳という依頼人と翻訳者のマッチングサービスもある。料金表はこちら。
Translated.net
オンライン翻訳サービスを10年以上提供している老舗で、7万人以上のネイティブスピーカーの翻訳者が登録されており、多くの企業から利用されている。
高いキャパシティと信頼性が特徴。また、同一文章や類似文章を自動判別して割引してくれるシステムなど親切機能も。ただし、トータルの料金は他のサービスに比べて高め。
Smartling
企業向け翻訳管理システム。クラウド上で翻訳、ローカリゼーション、配信プロセスの管理を行えるプラットフォームを提供している。
これにより、翻訳コンテンツの品質管理や翻訳コンテンツの公開を確実に素早く行うことが出来る。ウェブサイトや、モバイルアプリ、デスクトップソフトウェアやビジネス文書翻訳に対応。世界向けにビジネスをしている企業向け。
One Hour Translation
ビジネス向け翻訳サービス。73言語に対応しており、15,000人の翻訳者が登録されている。1ページ200単語程度の翻訳であれば約1時間で納品されるスピードが魅力。
対応ジャンルはビジネス一般から法律、医療まで幅広い。料金はジャンル次第だが、英語から日本語の場合1単語0.07ドル(現在のレートで6.5円程)から利用可能。
Speak Like
41言語に対応。約6,000人の翻訳者が登録されている。英語から日本語の場合1単語0.08ドル(現在のレートで7.5円程)から利用可能。
いかがでしょうか。翻訳を専門家に依頼すると料金が高いイメージがありますが、思ったより安かったのではないでしょうか。
今後は個人がも海外向けに商売をしたり、コンテンツを公開していくことが増えてくると思います。ぜひこれらのサービスを活用してみてください。