岡山県総社市の魅力的な地域情報をご紹介！

最終更新: 2025-03-13

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総社市の概要

岡山県の中南部に位置する総社市は、かつての吉備国の中心地域として栄えた歴史ある市です。吉備分国後には備中国の国府が置かれ、その後も備中国総社宮が今に残ります。総社市は、桃太郎伝説のモデルとされる吉備津彦命と鬼神・温羅の伝説が古来より伝わり、温羅の居城である「鬼ノ城」跡が存在します。また、画聖・雪舟の生誕地としても知られ、備中国分寺や多数の古墳など、遺跡や史跡が豊富です。2005年に周辺の村と合併し、新たな総社市として発展を続けています。

総社市の観光地

① 鬼ノ城

鬼ノ城は、吉備高原の南端に位置する標高約400mの古代山城です。桃太郎伝説の原型とされる温羅伝説の「鬼の居城」として知られ、古代吉備の中枢地である総社平野を一望できる絶景スポットです。ハイキングコースとしても人気があり、快晴の日には瀬戸内海から四国の山並みまで見渡せます。

② 備中国分寺

総社市南部の丘陵地にある備中国分寺は、奈良時代に聖武天皇が建立した寺院の一つです。現在の建物は江戸時代に再建されたもので、境内にそびえる五重塔は県内唯一のものとして人気があります。真言宗御室派の寺院で、歴史的価値の高い文化財が多く残されています。

③こうもり塚古墳

国史跡に指定されているこうもり塚古墳は、全長約96mの前方後円墳で、古代吉備国の繁栄を今に伝える貴重な史跡です。この古墳は、吉備の大首長の墓と考えられており、発掘調査時には暗い石室内に多数のコウモリが住んでいたことからその名が付けられました。後円部には、全長19.4mの横穴式石室があり、巨大な石を組み合わせて造られています。この石室は岡山県三大巨石墳の一つに数えられ、一枚岩をくりぬいた家形石棺が納められています。

④砂川公園

総社市黒尾に位置する砂川公園は、鬼城山のふもとに広がる自然豊かな公園です。園内には、橋や遊歩道、テントサイト、多目的広場が整備されており、特に川を利用した天然のウォータースライダーは子供たちに大人気です。鬼ノ城ウォーキングのスタート地点としても知られ、散策しながら鬼ノ城西門や城壁までの豊かな自然を楽しむことができます。