英文添削サービス、アイディー(IDIY)の無料体験を受けてみました。
アイディーとは英作文を世界中の講師に添削してもらえるサービスです。自由作文はもちろん、3,000以上用意されている課題にチャレンジすることもできますよ。
体験をした感想をひとことでいうと「使いやすい!」です。操作画面が使いやすく、料金体系もクリアで、添削もわりと早めに返ってきましたよ。
とはいえ、いろいろな英文添削サービスがある中で、アイディーの特徴は?料金は?使いごこちは?などと気になりますよね。
実際に試した様子と私の率直な感想と交えながら、そんな疑問にお答えしていきますね。
アイディーの特徴
まず、アイディーの特徴ですが、
- 1日183円からできる英文添削
- 日記やビジネスメールなど豊富な課題
- 講師が無料で指名できる
- 操作画面が見やすく使いやすい
などが挙げられます。詳しくご紹介していきますね。
1日183円からできる英文添削
まずは気になる値段から。
アイディーでは利用する頻度によって、2種類の料金体系があります。
- 添削券(ポイント制で都度払い)
- 定期券(定額、30日間1日1回)
単発でやりたい人は「添削券」、毎日のようにやりたい人は「定期券」をおすすめします。
添削券は100ポイント1,320円から購入可能。添削方法などによって変わりますが、およそ「1pt=1ワード」。これで50ワードの英文を2回添削してもらえます。
定期券は文字数などによっていくつか用意されていますが、毎日50ワード書いて、月5,478円からあります。毎日やれば183円!
基本的な文章チェックをしてくれるのが「お手軽添削」。講師から解説がほしい場合は「学べる添削」を選ぶことができますよ。
添削券 | 定期券 | |
---|---|---|
方式 | 都度払い | 毎月定額、1日1回 |
料金 | 1,320円券 (約70〜120ワード分) 5,500円券 (約350〜600ワード分) |
50ワード
|
納期 | 平均1〜3日 |
※税込みです。
日記やビジネスメールなど豊富な課題
添削内容は7種類。
- 持ち込み英文
- 英語日記
- 日替わり英作文課題
- 自由英作文課題
- 和文英訳課題
- 写真描写課題
- 英文Eメール課題
自由な英文を持ち込んでもいいですが、バラエティに富んだ3,000もの課題の中から選んで挑戦するのも結構楽しいです。
日記で英作文を習慣化させるのもいいですし、ビジネスEメール対策もできます。自分の意見を書く自由英作文課題や写真描写課題などは、資格試験対策にも使えますよ。
講師が無料で指名できる
アイディーの講師は、世界中で活躍する翻訳家や教員、校正者などの英語教育のプロ。バイリンガルの日本人とネイティブ講師のどちらにお願いするか選ぶことができます。
また、講師の指名が追加料金なしでできるんです。これはほかでは意外とないサービスです。
プロフィールや納期目安、生徒さんのコメントなどが見られますので、お気に入りの講師を見つけちゃいましょう。
講師のプロフィールには生徒に向けたメッセージも結構熱く書かれているので(笑)、そこで共感した方を選ぶのもいいですね。
ネイティブ講師の場合は説明が全てが英語で返ってきますので、初・中級者の方はまずは日本人講師から始めることをおすすめします。
操作画面が見やすく使いやすい
体験を通してすぐに感じたアイディーのポイントは、操作画面が見やすく使いやすいと言うことです。直感的に扱いやすいデザインで、ストレスレスです。
デザインって添削サービスのクオリティに入るの?と思う人もいるかもしれませんが、毎日のように使う場合は大問題ですよ(笑)
お気に入りのノートやペンがあると勉強したいモードになるってことありませんか?「マイページを開きたくなる」って結構大事なことです。
アイディーに無料登録するには
さて、実際に使ってみた様子をお伝えします。
まずは公式サイトから「無料メンバー登録」をクリックして、メールアドレスを入れます。
そして、性別、氏名、ユーザー名とパスワード。
すると、すぐにマイページができました!
アイディーの英文添削を体験しました!
いろいろな添削方法や課題があるのですが、無料体験をめいっぱい使って試したいと思い、この2つを選びました。(※)
- お手軽添削 X ネイティブ(50ワード)
- 学べる添削 X 日本人(100ワード)
「解説あり・なし」「ネイティブと日本人講師」だと添削方法にどのような違いができるのかということがいろいろわかりました。ぜひご参考にしてくださいね。
※150ポイント分が無料体験できるキャンペーン時に利用
お手軽添削 X ネイティブ講師
まずは解説なしの「お手軽添削」をネイティブ講師にやってもうことにしました。
挑戦するのは「英文Eメール」の課題。
まずは「お手軽添削」を選択。
次は講師の選択。今回は「ネイティブ」で。
次は課題の選択。Eメールだけで732件もあったので、「今日の課題」をみてみることに。すると、選択肢は6つ。
一番上のものにチャレンジすることにしました。テーマは「ホストファミリーに向けた挨拶のメール」。何を書けばいいのかと迷っていたら「ヒント」ボタンが!
ヒント:ご挨拶のメールなので、フレンドリーに挨拶をして、家のルールがあるか聞いてみよう
ではこれを元にメールを書いてみます。
「名前」「お礼」「家族のルールなど知っておくべきことはないか」を聞いて、「お会いするのを楽しみしています」と締めました。
This is Mariko from Japan. Thank you so much for being my host family. Before visiting your place, I would like to know if you have any family rules such as the time to be back home etc. I look very much forward to meeting you very soon.
これで48ワード。定期券で50ワード以内を考えている人はこの文章量を参考にしてくださいね。正直、結構短いなというのが印象でした。
定期券を使う場合でも、超えてしまった文字数分はポイントで払うこともできるとのこと。ポイント添削券と併用するのがいいのかもしれませんね。
次に講師を選びます。
本日指名が可能な方が27名。それぞれの講師の納期目安が書かれているのですが、多くは72時間以内でした。
24時間以内に絞ると6名。イギリスにお住まいのネイティブ講師にお願いしてみることにしました。
講師のプロフィールページには、生徒へ向けたメッセージ、取得資格や添削へのこだわり、生徒からのコメントなどが公開されていて面白いですよ。
夜中に送ったところ、翌朝9時すぎに返ってきました!時差を利用してすぐに取り掛かって下さったようですね。
そして、添削結果はこんな感じです。
指摘された箇所は3つ。
- 冠詞の訂正「the」→「a」
- in the eveningを入れるとより自然
- 「look very much forward」→「look forward very much」
1と2はすぐに納得。3が分かりづらかったのですが、調べてみたところ修正された語順の方がよく使われるようです。
お手軽添削は添削説明が全くないので、モヤモヤが残ることもありそうですね。直された文法などを自分で調べる必要がでてきます。
そして講師からはこんなメッセージが届きました!
先生:良くできています! 3文目に関しては、「Before coming to stay with you, I would like...」と始めることもできますよ。
英語では「そちらに行く」と言いたい場合、「go(行く)」や「visit(訪れる) 」だけでなく、相手の立場になって「come(来る)」が使えるんですよね。
私はこの法則のことは知っていましたが、実際に使える場面に指摘してもらうととても勉強になります!
まとめると、「ネイティブ講師はマンネリ化した文章からの脱出の手助けになる」が、「お手軽添削は中級者以上向け」だと思いました。
学べる添削 X 日本人講師
次は解説ありの「学べる添削」を日本人講師にお願いしました。
徹底的に指導していただこうと思い、自分の意見を書く「自由英作文」課題にチャレンジ。
「自由英作文」を選んだら、なんと課題が1,648件も!
そこで今回は「トラベル・レジャー」に絞り、挑戦者が多いものをやってみることに。
自由英作文課題内容は、
- トラベル・レジャー
- 日常生活
- ビジネス・経済
- 福祉・教育・健康
- 自己分析・哲学
- IT・サイエンス文化
- 文化・芸術
- 社会・政治
- 国際関係
- 自然・環境
などバラエティに富んでいます。毎日選んでも飽きることがないですね。
選んだのは「外国人旅行者の与える、良い影響と悪い影響についてどう思うか」というもの。課題内容の日本語訳もありました。
書いた文章を要約すると、
「外国人旅行者が来ることで、住人とのコミュニケーションが生まれるが、旅行者の増加によって日常生活に支障をきたすかも」
という内容で92ワード。
100ワードほど書いて日本語訳もつけて、20分以上かかってしまいました...汗。100ワードの定期券で毎日書くのは、実はかなり本気の勉強になることがわかりました(笑)
さて、次は講師を選びます。
この日の日本人講師は91名で、24時間以内に添削してくださる方は4名。その中から翻訳家の日本人講師を選択。
そして、今回の目的は徹底的に指導してもらって新しい表現を学びたいということだったので、「添削スタイル」を指定してみることにしました。
添削スタイルと言うのは、
- 講師におかませ
- 英文の大幅な変更を希望
- 原文をできるだけ尊重
の3つがあり、無料で選ぶことができます。
前回は「講師におまかせ」でやったのですが、思い切って「大幅な変更を希望」してみました。ドキドキ。
さて、添削は20時間ほどで返ってきました!
希望通りに自然な表現になるように細かく直してくださり、丁寧な添削説明もいただきましたので、一部ご紹介しますね。
これは最終文、4文目の添削。
まず、指摘されたのは、
先生:1文目で「良い影響としては」で始まったので、ここでは「悪い影響としては」と始めたいですね。英語では統一感を出すと伝わりやすくなります。
英語では論理がはっきりとした文章の構造を重視するんですよね。それも、話したい項目は文頭に持っていくと明快です。
先生:フォーマルな文章では良い点・悪い点を表す時に、「good/bad」は避けて別の言葉に言い換えましょう。
確かにgood/badでは稚拙な文章だと思われてしまいますよね。ここでは、「positive/negative」に変えてくれていました。納得です。
そして、
先生:具体的にどういいのかなどと考えると他の言葉がみつけやすい
というアドバイスまでいただきました!
また、私の英文の悪いクセも即座に気づいて指摘をしてくれました。
先生:ここでもwhich is〜構文を使っています。読み手は同じ構文、同じ表現にすぐに気づきますのでいろいろな構文を使いましょう。
たった4文でしたが、1文1文に対して細かくアドバイスをしていただき、より自然な文章にするためのポイントだけでなく、自分の直すべきクセまで指摘してもらいました。
語学学習は、テキストでインプットだけしてもなかなか身につきません。実際に頭を使って捻り出した英文を直してもらい説明を受けると、知識が定着しやすいんですよね。
お手軽添削と違い、学べる添削は説明が丁寧で驚きました。特に今回は、文章を徹底的に変えてもらうリクエストをしたので違いがよりでたような気がします。
こちらの体験をまとめると、「しっかり学習したい人は学べる添削がおすすめ」。しかし「毎日、長めの添削文を続けたい人は日本語講師の方がいい」となります。
ネイティブ講師の場合は全ての解説が英語で書かれるため、それを毎回読み解くだけで時間がかかってしまうんです。そこは注意が必要ですね。
中級以上の場合は、日本人とネイティブ講師を組み合わせてお願いするのもいいと思います。
体験の感想
良かった点
- 使いやすい
- 納期がはやい
- 課題が豊富で続けやすい
- 「学べる添削」だとしっかり学べる
- お気に入りの先生をみつけられる
気になった点
- お手軽添削は簡易チェックのみ
- 単発でお願いすると割高に
納期は講師によって目安の日数が書かれているので、早めの方を選べばスピーディに学習が進められます。
課題がバラエティに富んでいるので継続して学習したい人に向いていると思いました。
お手軽添削と学べる添削の回答の違いにはびっくりしました。文法やフレーズをしっかり学びたいのか、ネイティブチェックを受けたいだけなのかで使い分けが必要ですね。
講師は相性のよい方を見つけられるとベストです。まるで専属のマンツーマンレッスンを受けているかのようなサービスを受けることができますよ。
定期券は格安で、それも勉強の習慣づけをすることができるます。週に3回以上できる人にはおすすめします!
どんな人に向いている?
- 英作文を習慣づけたい人
- 文法などのアドバイスをもらいたい人
- 資格試験の対策をしたい人
- ネイティブチェックを気軽にお願いしたい人
アイディーは、楽しく英作文を書くための工夫がたくさんありますので、習慣づけたい人には最適なサービスです。
TOEICや英検などの英作文に関しても対応している課題が多くありますので資格対策にもぴったりです。
また単発もOKなので、気軽にネイティブチェックを受けたい、という人にも使いやすいサービスだと思いました。
まとめ
アイディーは、お気軽な定期券の仕組みを作ったことで、孤独になりがちな自宅での英作文学習をエンタメ化した画期的なサービスだと思います。
世界中の講師からアドバイスしてもらえると思うとやる気がでてきますよね。
気になる方はまずは無料体験で、実際どのくらい自分が英文を書くのに時間がかかるのか、そしてどのようなアドバイスを受けることができるのかを試しみることをおすすめします!