こんにちは!TOEIC満点のKyokoです。「1万人以上のネイティブと5秒で繋がる」という何とも魅力的なキャッチフレーズを持つCambly(キャンブリー)で、体験レッスンを受けました。
私は今まで10社以上のオンライン英会話を試したんですが、ほとんどが「日本人のために作られた、日本に本社を持つ会社」でした。
そのため「おもてなしの精神」からか、登録の手続きからレッスンの進め方まで、至れり尽くせりのところが多かったんです。
この流れだと「Camblyはおもてなしがない」と来そうですが、決してそういうわけではありません。
体験レッスンの講師は穏やかで親しみやすかったし、レッスン動画をいつでも見返せるなど、技術の面でも申し分ありませんでした。
ただアメリカに本社を持ち、世界中の英語学習者向けに作られたサービスらしく「自主性」を大切にしている気がしたんです。何もかもリードしてくれるという感じではないんですね。
講師はネイティブなので、もともと中~上級者に向いているサービスだとは思っていました。ですがそれプラス、日本人に足りないと言われる「自主性」も伸ばせるオンライン英会話だと感じました!
Camblyってどんなオンライン英会話?
体験レッスンの様子をレポートする前に、まずはCamblyの特徴を3つ紹介します。
- 1日何分x週何回と自分でプランが組める
- 1万人以上のネイティブ。得意分野も様々
- 予約不要、ネイティブと5秒で繋がれる!
1日何分x週何回と自分でプランが組める
多くのオンライン英会話には「1日1レッスン25分まで」などという決まりがありますが、Camblyのプランはなんとも自由です。
- 1日あたり何分か(15分、30分、60分)
- 1週間あたり何日か(1日、3日、5日、7日)
を選択できるんですね。支払いについても、
- 1ヶ月コース
- 3ヶ月コース
- 12ヶ月コース
があって、一気に長く契約すれば、月単価は下がっていきます。
例えば1日30分x週5日(12ヶ月コース)だと月18,064円。30分あたり903円という計算になります。オンライン英会話のネイティブ講師の相場に比べると、少し安めの設定です。
このように「1日30分x週5日」を選んだ場合、月曜~日曜を1週間と数えて、そのうち5日間レッスンを受けらます。
その日のうちにレッスンを30分受けるんですが、実は1回のレッスンで使い切る必要はありません。このあたりについては、後ほど詳しく説明していますよ。
日や週をまたいでの繰り越しはできませんが、1週間のうちどの5日でレッスンを受けるかは自分で選べるので、毎日プラン(1日1レッスンまで等)と比べると融通が利くシステムですよね。
1万人以上のネイティブ。得意分野も様々
オンライン英会話といえばフィリピン人講師のイメージが強いですが、Camblyの講師はみんな英語が母語のネイティブ。
主に7ヵ国(アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ)の講師がいるようですが、アメリカ人が圧倒的に多そうです。
講師を探すときは、
- レッスンの種類
- 自分のレベル
- 講師のアクセント
- 講師の人柄
などで検索をかけることができますよ。
予約不要、ネイティブと5秒で繋がれる!
これがCamblyの最大の特徴だと思います。
レッスンには予約が必要なく、ホームページに表示される「待機中の講師」から講師を選ぶと、本当に5秒ほどで通話が始められるんです。
このときは計40人の講師が表示されていました。ちなみに一人ひとり「会話可能な時間」が書かれており、1分~45分までと様々。
そのあとに予約レッスンが入っているのか、その日の勤務が終わりなのかは分かりませんが、かなり短い時間でも通話が可能なんです。
ただいくら何でも3分や5分だと意味がないので、15分は残っている講師を選ぶと良いと思います。
1回の通話で1日あたりの上限レッスン分数を使い切っても良いし、30分を15分+15分に分けて2人の講師と話すことも可能ということです。
レッスンは予約しておくことも可能
またレッスンを予約しておくこともできます。
その場合はレッスン日時および話したい分数を選択して検索します。
そして講師を選んだら「何に取り組みたいですか?」という欄があるんですね。
おそらく予約レッスンではここに、レッスンで話したい内容や使いたい教材を入力するんだと思います。
Camblyには教材もあります。
ただお世辞にも多いとは言えず、すべて合わせても200レッスン分ぐらい。TOEIC用や初心者用もあるので、例えば会話のトピックとして使えるのはそれよりも少ないです。
フィリピン人のオンライン英会話は教材がかなり充実していることが多いので、ここはCamblyのマイナスポイントとも言えます。
Camblyで体験レッスンを受けました
お待たせしました!やっと体験レッスンレポートに入ります。
まずはメールアドレスを登録
Camblyへの登録は「こんなに簡単で大丈夫!?」と思うほど簡単です(笑)必要なのはメールアドレスとパスワードのみ。
そして、
- 自分の英語レベル
- ミスを訂正してほしいか
- 英語学習の目標
- 興味があること
などプロフィールを編集していきます。
これで登録は完了。講師の検索画面に戻って講師を選ぼうとしたんですが、「電話する」をクリックすると「サブスクリプション購入(支払い画面)」に飛んでしまいます。
あれ?無料体験できるんじゃなかったの?と思って他のサイトで調べてみると、体験には「紹介コード」というものが必要だということが分かりました。
マイページで紹介コードを入力
「Cambly 体験」や「Cambly 紹介コード」でGoogle検索をすると、紹介コードが載ったサイトがたくさん出てきます。
基本的にはどのコードも同じ。どれかをマイページの「紹介コード」に貼り付けてから講師検索に戻ると、10分間の無料体験が受けられるようになっていました。
日本人が運営しているオンライン英会話だと、このあたりの流れもかなり丁寧に説明されているんですよね。
小さなことですが、これも「Camblyでは主体性が求められる」と書いた理由のひとつです。
待機中の講師を選びました
「待機中の講師」が40人ほどいたので、何人かのプロフィールを見てみます。
- 名前、国籍、自己紹介動画
- 得意なレッスン(文法、発音、試験対策など)
- 興味
- 講師としての経験
- TESOLなど資格の有無
などが書かれているので、自分の学びたい内容や興味に合った講師を選ぶことができます。
私は今回、
- Camblyで一番多いアメリカ人
- 生徒による評価が高め
- できればTESOLを持っている
を基準に5分ほどで選ぶことができました。
10分間の無料体験レッスン
私が選んだ先生はアメリカ出身ですが、今は南米に住まれています。
「電話する」を押すと、さっそくこんな画面が。すべてにチェックが付けば、通話が始まります。
そして先生が登場。お互い「Hi!」という感じで会話が始まりました。(以下、会話はすべて英語です)
私が初めてCamblyを使っていることを伝えると、先生は「Camblyは生徒さんが学びたいことを先生が助ける場。何を学ぶかは生徒さん次第だよ!」と教えてくれました。
もちろんどんなオンライン英会話でも、生徒さんが学びたいことをレッスンで扱うのは同じです。
でも1レッスン25分と決まっているオンライン英会話と比べて、Camblyは10分でも20分でも、生徒さんが好きなように時間を設定できますよね。
なので「今日は10分だけだから、これについて話したい」など、きちんと自ら希望を伝えることが大切だと感じました。
私も今回は10分だけなので、フリートークをお願いしました。
私:プロフィールに南米在住と書いてあったのを見たんですが、きっかけは?
先生:孤児院で働くために来たんだけど、今は家族も増えて、学校やオンラインで教えているよ。
私:そうなんですね!
先生:Kyokoはいつからカナダにいるの?
私:4年前からです。実は新型コロナウイルスの影響で、仕事を1週間でクビになったんです(笑)
そう、この体験レッスンを受けたときは、新型コロナウイルスで世界中がロックダウンになっていた頃。
私:色んな仕事がオンラインでできることが証明されたし、これから働き方が変わりそうですよね。
先生:そうだね!どこに住んでても仕事ができるのはいいよね。
私:英語では「ノマドワーク」って言うの?
先生:うーん…「リモートワーク」のほうが一般的かな。
後で調べてみると「ノマド」自体は「遊牧民」という意味の英語ですが、ノマドワークは和製英語だそうですね。
先生:Kyokoはネイティブだと言われたら信じるくらい英語が上手だけど、なんでオンライン英会話を考えているの?
という、とても嬉しいお言葉が。
日常会話は問題なくても、仕事だったり、役所系への電話だったりは、まだまだ自信がないことを伝えました。
先生もスペイン語圏に住んでいるので、その気持ちはすごく分かると共感してくれます。
そのあとは、私が先生の国の状況について聞いたり、先生が私にどんな仕事を探す予定か聞いてくれたりと、会話が続きました。
そしてアッという間に10分経過。今まで25分でも短く感じてきましたが、10分は本当に短い…!でもお互いが色々と質問しあい、相手のことをよく知れた10分間になったと思います。
通話が終わると、こんな画面が。音質やレッスンについての評価やコメントを記入します。
そして履歴を見てみると、さっそくウワサに聞いていたレッスン動画がアップされていました。
開いてみると、ちゃんと10分まるまる録画されていました。画質も音質も、とてもクリアでしたよ!
自分が話す英語を聞いてみる機会って、ほとんどないですよね。自習でシャドーイングとかを録音することはあるかもしれませんが、それは会話の中での英語とは違います。
同じ表現ばかり使っていたり、抑揚が足りなかったりと、自分の弱点を振り返ることができるのは、とても貴重な機会。
また「先生が使っていたこの表現、次は自分も使ってみよう!」などという活用法もあります。
すべてのレッスンを録画してくれるこのシステムは、とても良いと思いました!
Camblyを体験した感想は?
良かった点
- ネイティブとすぐに会話が始められる
- 30分1,000円以下と安めの価格設定
- レッスン動画を見て復習ができる
Camblyの良さは何と言っても、世界中に住む1万人以上のネイティブが登録されていて、予約無しですぐに会話が始められること。
ネイティブとすぐに会話ができるオンライン英会話って珍しいし、時差が異なる色んな地域の講師がいるので、いつの時間帯もかなりの人数が待機しているんです。
またプランにもよりますが、ネイティブ講師で30分1,000円以下は平均よりも安めです。TESOL資格を持っている人も多いので、コストパフォーマンスは高いと思います。
また全レッスン動画を後で見返せるのも、私が知る限りCamblyだけ。先生が使ったフレーズを参考にしたり、スムーズに答えられなかった問題を復習したりと、色んな活用法があると思います。
気になった点
- オリジナル教材は多くない
- 体験レッスンが10分と短い
他のオンライン英会話と比べると、オリジナル教材は多くありません。時事ニュースについてディスカッションを提案するなど、自ら「こういう話をしたい」と伝えることが大切になりそうですね。
また1回200円などというフィリピン人のオンライン英会話と違って、ネイティブのレッスンは1,000円ぐらいするので、30分まるまる体験するのが難しいのは分かります。
ただそれでも10分は少し短するぎるかなぁと感じました。半分は終了時間を気にして会話している感じだったので、欲を言えば15~20分は体験してみたかったです。
無料体験を受けてみよう
Camblyには、日本のオンライン英会話のような、手取り足取りのサービスはないかもしれません。体験の流れも少し分かりにくかったし、レッスン後に講師からメッセージが届くこともありません。
あくまで世界中のネイティブと英語学習者が繋がれる「最新技術を駆使したプラットフォーム」を提供しているという感じでした。
こう書くと「サービス充実してなさそうじゃん」って思うかもしれませんが、私は逆に「手取り足取りではないこと」がCamblyの良さだと思ったんです。
海外では日本よりも主体的な姿勢が求められます。おそらくCamblyでも、積極的なヨーロッパや南米の生徒さんに慣れている先生が多い気がするんですよね。
私が選んだ先生も、穏やかで話しやすく褒め上手でしたが、同時に私から話題を振るのを待っていらっしゃる場面もありました。
もちろん講師によってレッスンの進め方は違いますが、何分のレッスンで何を学びたいか伝える力、受け身ではなく自分からも話題を振ってみる力は、どの講師を選んでも必要だと感じました。
これは、コミュニケーション力を伸ばしたい中~上級レベルの方にとってはメリットになるのではないでしょうか。
もちろん、5秒でネイティブと繋がれることやレッスン動画で復習ができることも含めて、私は自信を持ってCamblyをおすすめします!ぜひみなさんも、体験を受けてみてくださいね。