英語ペラペラのエンジニアを目指す岩田(@iwaking)です。京都にある英会話スクール「タロステイ」で体験レッスンを受けてきました。
月4回のプランが月額5,800円(税込)~と格安のタロステイ。実際に行ってみた感想は「笑い声が絶えない、アットホームなスクール」という感じでした。
しかもオーナーのタロウ先生は、カナダ育ちの日英バイリンガル。ほかに日本人講師もいて、初心者クラスは日本語で進めるんです。
私は、初心者の方が、日本語がまったく分からないネイティブ講師に学ぶのは効率が悪いと思っています。理解できないままレッスンが進むと、英語そのものがイヤになってしまいますし…。
なので初心者は、日本語が分かる講師のもとで基礎を身につけることが重要だと思うんですよね。ですが大前提として、まずは英語を好きになること、英語の楽しさを知ることも大切だと思いませんか?
タロステイは、宿題がいっぱいあって厳しめというスクールではありません。どちらかというとアットホームで、英語を楽しむタイプのスクール。
仕事のために早急に英語が必要という方よりも「初心者だけど、気軽な感じのレッスンから始めたい」という方にオススメだと思いましたよ。
タロステイに行ってきました
タロステイは五条駅から歩いて2分。京都の中心ともいえる四条烏丸駅からも、10分弱と歩ける距離です。
こちらの3Fに校舎があります。
黄色のドアを開けて、靴を脱ぎます。
反対側に小さな受付がありました。
「ビアガーデン」という文字と写真が見えます。このように時々、先生と生徒さんが交流できるイベントがあるそうですよ。
そして教室が2つ。こちらはキッズ用ですかね。
タロステイには子供~大人までが通っています。今回は大人クラスを体験して、お話を聞いてきました。
そんなに広くはないですが、すっきりしていて、落ち着く感じです。
さっそくタロウ先生が迎えてくれました。
タロウ先生、生まれと育ちはカナダですが、小さいころから日本とカナダを行き来されていたようで、完全な日英バイリンガルです。
まずは簡単にアンケートに記入。
そして大人クラスのスケジュールを見せてもらいましたよ。
夕方は19:20~/19:30~と20:30~/20:40~レッスンがメインのようですね。これだと仕事おわりにも通いやすそうです。昼間にもクラスがありますよ。
体験レッスンの様子の前に、タロステイの特徴を簡単に書いておきます。
- 大人は5レベル。自由予約制
- 初心者は日本語で学べるから安心
- 格安だから気軽に始められる
大人は5レベル。自由予約制
大人グループレッスンは、このように5段階にレベル分けされています。
- エントリー
- 初級
- ステップアップ
- 中級
- レギュラー
タロステイは気軽に通えるタイプのスクール。各生徒さんはこのうち2つのレベルに参加が可能で、スケジュールに合わせて自由に予約ができます。
初心者は日本語で学べるから安心
「エントリー」と「初級」の2レベルは日本人講師とバイリンガル講師が担当。テキストに沿って、基礎的な文法から学べるんですね。
そしてステップアップクラスから上はネイティブ講師が担当します。レベルに合わせて旅行英会話やディスカッションにもフォーカスしつつ、コミュニケーション能力を伸ばしていきます。
日英バイリンガルのタロウ先生をはじめ、日本人講師、アメリカ出身のネイティブ講師がいるそうですよ。
格安だから気軽に始められる
1レッスンは50分、定員は8名ですが、8名が埋まることは少なそうです。私が体験レッスンを受けたときも、生徒さんは3名でしたよ。
そしてタロステイの特徴ともいえる料金。本当に格安なんです。
プラン | レッスン数 | 月額 |
---|---|---|
デイタイム | 月4回 (昼間限定) |
月5,800円 (1,450円) |
ちょこっと | 月2回 | 月5,800円 (2,900円~) |
のんびり | 月4回 | 月6,800円 (1,700円) |
たっぷり | 月8回 | 月8,800円 (1,100円) |
定期券 | 毎日1回 | 月13,800円 |
※税込です。
毎日1レッスンまで受けられる「定期券プラン」なら、月13,800円。デイタイムなら月5,800円で週1回ペース通えます。大手の相場から見ると、3~4分の1ほどですよ。
ちなみに入会金は10,000円(税込)、教材費は無料。特にエントリークラスや初級クラスはテキストに沿って進めますが、プリントがもらえるので教材費はかからないとのことです。
グループレッスンを体験しました
タロステイの体験レッスンは、グループ希望なら既存のグループレッスンに参加できるんです。実際の雰囲気が分かっていいですよね。
この日は昼間14:00~の初級レッスンに参加しました。初級ということは日本語OKのレッスンですね。
人数は私を入れて4名。レッスンの流れは、
- 最近の出来事をシェア
- 「道を尋ねる」がテーマのプリントを学習
でした。まずタロウ先生の「What's new?」という質問に対して、生徒さんがひとりずつ答えていきます。
京都の西側のほうに観光に行ったという生徒さん、旦那さんのお誕生日でホテルランチに行ったという生徒さん。
たまに英語が出てこず日本語が混ざると、タロウ先生がそれを汲み取って英語にしてくれます。バイリンガルのタロウ先生だからこそですよね。
お料理教室に行ったという生徒さんもいました。
生徒:I was fun.
先生:「楽しかった」は「I was fun」じゃなくて…?
生徒:I had fun!
先生:そうだね。もしくは「It was fun」でもいいよ。
みなさんリラックスしていて、友達の家におしゃべりに来ているようです。
次はプリントに入ります。先週のつづきで、テーマは「道を聞く/答える」。そのなかで、
- Can/Could/Would you please tell me…?
- Do you know where is…?
- Walk up this street and turn right …
などの疑問文や命令文を練習しました。
先生:行き方を教えるときは「Walk down the main street…」と命令形になりますね。じゃあ練習しよう。Where is McDonald’s?
生徒:Walk along Gojo street and you will see it on the right.
近くにあるマクドナルドやフレスコ(京都が本社のスーパー)を使って、道順の伝え方を復習します。
先生:プリントのタイトルにある「Would you…?」という聞き方は丁寧すぎるくらい。ほかにどう言える?
生徒:Can you...?
先生:Yes!「Can you…」とか「Could you...」で十分。ほかに「Do you know where is…?」もいいね。
生徒:初めて会う人に「Do you know…?」って聞いても失礼じゃないの?
「Can you」や「Could you」は、お願いをするときによく聞くフレーズですよね?「Do you know」だとカジュアルすぎないかな?と私も同じ疑問を持っていました。
先生によると、むしろ知らない人に話しかけるなら「Do you know」のほうがいい場合もあるとのこと。だって「Can you tell me…?」だと、相手が答えを知っていることが前提に聞こえるからだそうです。
なるほど!インフォメーションセンターとかスーパーのスタッフさんになら(相手が答えを知ってるはずだから)「Can you tell me...?」でOKと教えてくれましたよ。
ネイティブの感覚を知っているタロウ先生に、日本語で説明を聞けるのは嬉しいポイントです。
英語オンリーにこだわるスクールって意外と多いんですが、とくに初心者クラスだと、分かりやすくパッと日本語で教えてくれたほうがいいと思いませんか?
時間の節約になるし、なにより「理解できない」というストレスがかかりません。もちろん中級レベルになれば、すべて英語で話してみるというチャレンジ精神も大切だと思いますが。
ダイアログの意味をひととおり確認したあと、タロウ先生の英語をみんなでリピートしました。
次はペアワーク。このプリントで、2人が立っている場所を見ながら、1人が目的地への行き方を尋ねて、もう1人が答えてあげます。
道を尋ねるって、英語のレッスンではよく見るテーマですが、外国人観光客が多い京都では特に役立ちそうですよね。
最後はクラス全体でのエクササイズ。自分で目的地を考えて、行き方を伝えます。
スタート地点も伝えないので、正しい目的地を当てるのは難しかったです。ひとりひとり答えが違ったのが面白くて、かなり盛り上がっていましたね。
あとは残った時間で右(right)と左(left)をすばやく判断するシンプルなカードゲームをしてレッスン終了です。
少人数だったのでひとりひとりの発言機会も多かったし、なにより生徒さんが楽しんでいるのが印象的でした。
また生徒さんの気持ちを汲み取って正しい英語に直してくれるのも、バイリンガル講師のタロウ先生ならではだと思いました。
必要なら日本語で説明してくれるので、ストレスにならないんですよね。初心者の方がまず英語を好きになるためには、忘れがちなことですが、とても大切なことだと感じましたよ。
タロステイに行った感想
良かった点
- 日本語OKだから初心者も安心
- 格安だから気軽に始められる
- アットホームな雰囲気だった
ネイティブ講師のレッスンで「質問したいけど、どう聞けばいいかすら分からない」という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
タロステイの初心者~初級者クラスは日本語OKなので、英語に苦手意識がある人でも楽しめると思いました。
オーナーのタロウ先生はとても気さくで、生徒さん同士も仲がよく、笑いが絶えないレッスンでした。料金も全体的に格安だし、気軽に始められると思いますよ。
気になった点
- 文法や発音はそこまで厳しく訂正されない
- 柔軟なシステムなので、自習は大切
1回参加しただけなのでハッキリとは分かりませんが、タロウ先生も「アットホームでキッチリしすぎないのが特徴」と話していたように、楽しむことに重点が置かれたレッスンのように感じました。
文法や発音でおかしいときがあっても、直してもらえることもあれば、直されないことも。細かく直してほしい場合はリクエストするか、プライベートレッスンがいいかもしれません。
月2回から始められて、自由予約制と柔軟なシステムなので、確実に力を伸ばすには自主学習は必要です。
総評:初心者でも気軽に楽しめるスクール
よくあるネイティブに学ぶタイプのスクールは、講師が日本語が話せないことが多いので、初心者にとってはストレスなんですよね。
ただタロステイには、バイリンガルのタロウ先生をはじめ日本語が話せる講師がいます。なので「初心者だけど、カチカチのレッスンではなく、気軽に始めたい」という方にオススメだと感じましたよ。
タロウ先生と生徒さんが、本当に飾らないフランクな関係なようなので、新しく入った生徒さんも温かく迎えてくれると思います。興味がある方は、ぜひ体験に行ってみてください。