英語ペラペラのエンジニアを目指す岩田(@iwaking)です。神奈川、滋賀、京都、大阪、兵庫に計22の校舎がある子ども英会話「ユニバーサルキャンパス」に行ってきました。
ユニバーサルキャンパスを運営する「京進」は40年近く塾をやっていて、東証2部に上場している会社。つまり歴史のある大きな会社なので、いきなり閉校するなどのリスクが少なく、安心感があるということですね。
実際にレッスンを見て感じたユニバーサルキャンパスの魅力は、
- とにかく生徒さんが楽しめるレッスン
- ネイティブ+日本人に学べるシステム
みなさんは学生時代、英語が好きでしたか?おそらく今「英語は苦手...」と感じている方は、そもそも英語が好きじゃなかったんではないでしょうか?
お料理でも趣味でも仕事でも「楽しい→好きになる→頑張れる→得意になる→褒めてもらえる→もっと頑張れる」というサイクルがあると思います。何事も楽しむことから始まるんですよね。
ユニバーサルキャンパスでは「話させる」のではなく、生徒さんが自主的に「話したい!」と思えるレッスンを心がけているそうですよ。これはレッスンを見ていてもすごく伝わってきましたね。
そしてユニバーサルキャンパスには、ネイティブのみに学ぶコースと、ネイティブ+日本人に学ぶコースがあります。ネイティブと日本人の両方に学べる英会話教室というのは、実はあまり多くありません。
本場のジェスチャー、表現、発音はやっぱりネイティブに学びたいですよね?子供のうちは耳がいいですし。
ただネイティブだけだと、お子さんが本当に英語を理解しているのかが曖昧になることも。分からなくても分からないと伝えられないお子さんもいらっしゃると思います。
日本人講師がしっかりフォローしてくれて、読み書きを強化してくれると安心ですよね。なので少し割高にはなりますが、個人的にはネイティブ+日本人に学ぶコースがオススメですよ!
ユニバーサルキャンパスに行ってきました
今回行ってきたのは京都にある御池校。京都市役所前駅から直結でした。
ドアを開けて中に入ります。みなさん靴を脱いでスリッパを履くようですね。
教室をのぞいてみます。スッキリとした個室になっていて、壁には英語のフレーズが貼ってあります。
教室の外には先生紹介やイベント写真が。カラフルな校舎ですよね。
そしてスタッフの北川さんがユニバーサルキャンパスについて教えてくれました。
北川さんから聞いたユニバーサルキャンパスの特徴を、ここでは4つに分けて書いていきます。
- 年齢やレベルによって細かくクラス分け
- ネイティブと日本人の両方に学べる
- 「楽しい」が最優先のレッスン
- 英検、スピーチコンテスト、キャンプに挑戦
年齢やレベルによって細かくクラス分け
ユニバーサルキャンパスには0歳の赤ちゃんから大人の方までが通っています。子供英会話は中高生までというスクールが多いですが、親子で同じ校舎に通えるのはいいですよね。
支払いは月謝制。一度に大きな金額を支払う必要がないので安心です。
40~45分x週1回 | 80~90分x週1回 | |
---|---|---|
幼児 (0~6歳) |
月8,360円 (ネイティブ) |
月13,200円 (ネイティブ) |
小学生 | 月8,360円 (ネイティブ) |
月17,600円 (ネイティブ+日本人) |
中高生 | 月11,000円 (ネイティブor日本人) |
月17,600円 (ネイティブ+日本人) |
大人 | 月11,000円 (ネイティブ) |
ー |
英検 | ー | 月17,600円 (日本人) |
※上記は一例、税込です。校舎によりクラスが異なります。
そして例えば御池校だったら、小学生(45分コース)だけを見ても、6レベル以上に分かれているんです。もちろん幼児だって、年齢はもちろん、保護者が参加するかによっても細かくクラスが分けてあります。
小さな英会話教室だと、小学生を低学年、中学年、高学年と3クラスにしか分けていないこともあります。ただそれだと、簡単すぎて退屈しちゃったり、難しすぎて自信をなくしたりしてしまいますよね?
お子さんの年齢とレベルに合ったクラスで学べると、効果は絶対に高まります。こうやって細かくクラス分けがされているのは、さすが大手という感じがしました。
ネイティブと日本人の両方に学べる
小学生、中学生、高校生の80~90分x週1回コース。こちらはネイティブと日本人が半分ずつ(40~45分ずつ)担当するコースです。
ネイティブ講師と日本人講師には、それぞれ異なるメリットがあります。
ネイティブ
- 英語圏で使われる自然な英語が聞ける
- 子供は耳がいいため、正しい発音をマネできる
- お子さんがなんとか英語で伝えようとする
日本人
- 英語教育に詳しく、文法の説明が上手
- いざというときは日本語でフォローできる
- 保護者と直接コミュニケーションがとれる
つまり両方に学べるというのは、理想的な形なんですよね。
もうすぐ小学校でも英語教育が本格的に始まるのはご存知ですよね?そこで重視されるのが「四技能」。つまり「読む、聞く、話す、書く」の4つのスキルをバランスよく身につけましょうということ。
おもに「聞く、話す」はネイティブ講師から、「読む、書く」は日本人講師から。確実に力を伸ばすならこのクラスがオススメと、北川さんも言われていましたよ。
あと全国的に、ネイティブ講師って入れ替わりが激しかったりするんですよね。バイト感覚で数ヶ月だけ働くという人もいるのが現実です。
でもユニバーサルキャンパスのネイティブ講師は少なくとも1年間はずっと同じ先生が担当。これは採用のときにも必ず確認していることだそうです。
子供って、先生が好きで、褒めてもらえると嬉しいから頑張れるってこともありますよね。頻繁に先生が変わってしまったら不安になるのは当たり前。こうやって1年は同じ先生に学べるのは安心ポイントです。
「楽しい」が最優先のレッスン
幼児は「聞く、話す」が中心で、小学生になると「読む、書く」も身につけるなどの違いはありますが、どのクラスでもやっぱり「楽しさ」を重視しています。
1回のレッスンに色んなアクティビティを取り入れたり、英語で工作をしたり、正解のカードを誰が一番早く取れるか競争したりなど、生徒さんが飽きずに楽しく学ぶための工夫があるそうですよ。
英語を実際に使ってみる機会が多い
ユニバーサルキャンパスでは、レッスンで習った英語を、実際に使ってみる機会がたくさんあります。
英検
英検対策クラスを各校舎でレベル別に開講。毎回たくさんの生徒さんが英検にチャレンジしています。
英語はコミュニケーションのためのものなので、点数がすべてではありません。でもこうやって目標を立てて頑張ることの大切さを学べるのはいいですよね。モチベーションにもなるし、自信にもつながると思います。
スピーチコンテスト
大小色んなタイプのスピーチコンテストに参加を推奨していて、毎回ユニバーサルキャンパスから多くの受賞者が出ています。
季節のイベント
サマーキャンプ、ピクニック、ハロウィン、クリスマスパーティなど、年間を通して毎月のようにイベントを実施しています。
こういう機会って本当にありがたいですよね。日本ではまだまだ英語を日常的に使う機会が少ないですし。
なにかにチャレンジしたり、人前で話したり、普段とは違った環境で英語に触れることは、モチベーションアップにとても大切だと思います。
レッスンを見学しました
見学したのは小学生のネイティブクラス。定員は8人だそうですが、この日の生徒さんは2人でした。少人数で行われることも多いみたいです。
先生はクリス先生です。
テーマは主人公のエマの1週間のスケジュール。1週間で訪れる場所についての英語も学んでいるようです。まずクリス先生が、ゆっくり、はっきりと英語を読んで、生徒さんがリピートします。
先生:This is my house.
生徒:This is my house.
生徒さんがリピートするとき、先生は手を耳に当てています。これで生徒さんは「自分たちがリピートする番だ」っていうのが分かるんですね。
先生:On Tuesday, I come here with my grandfather.
生徒:On Tuesday, I come here with my grandfather.
生徒さんのリピートが上手くいかないときは、先生がささやくように生徒さんと一緒に言ってくれています。
先生:Where is grandfather?(おじいさんはどこかな?)
生徒さんがおじいさんの絵を指さします。
クリス先生はレッスン中に「Where is ~?」「Do you like~?」「Who is ~?」と、すでに習ったのであろうフレーズを何度も使って生徒さんに質問していました。
こうやって何度も繰り返すことで、生徒さんは自然と音で覚えていくんですよね。
先生:On Wednesday, I come here with my mom.
生徒さん:On Wednesday, I come here with my mom.
先生:We eat cake.
生徒さん:We eat cake.
先生:Do you like cake?
生徒さん:Yes!
食べ物が出てくると、クリス先生はむしゃむしゃと食べるフリを、飲み物が出てくるとズズーッと飲むフリをします。ジェスチャーも大振りで、エネルギー溢れるクリス先生。生徒さんも興味深々です。
次は文字を読む練習。「market」「tea shop」などの文字と、それぞれの絵があります。
先生:(marketという文字を指して)What is this? M.M.Mar...?
生徒さん:Market!
先生:Very good! 文字と絵を線で繋ごうね。
先生:(tea shopという文字を指して)Can you read it? T.T.Tea…
生徒さん:Tea shop!
先生:Very good! 絵だとどれかな?
ちゃんとできているか、クリス先生がひとりひとりをしっかり見てくれます。
生徒さんたちは、まだ全部の単語が読めるわけではなさそう。ですが先生が「Mar...」まで言うと、音で覚えているのか「Market!」と嬉しそうに言うんですよね。
先生はヒントを出してはいるんですが、生徒さんがちゃんと答えられたら「Very good!」「ピンポン!」と言って、生徒さんが自分で正解できたように褒めるんです。
生徒さんの「自分で読めた」っていう自信になるように工夫してるんだなって思いました。
先生:(公園を指しながら)I run and play here. Where do we run and play?
生徒:...。
先生:Teashop?
生徒:No!
先生:Petshop?
生徒:No!
先生:Park?
生徒:Yes!
ここでも、生徒さんが答えに自信がなかったら「これはどう?」「じゃあこれは?」ってヒントをあげるんですよね。そうすると答えが「Yes/No」と少し簡単になるので、生徒さんも自信を持って答えられます。
先生がこうやってヒントを出さなかったら、生徒さんは「答えられなかった」と感じたままでしょう。
でも先生がヒントを出してくれるから、答えられる。それを褒めてもらえるから「できた」と感じられて、楽しくなるんですね。
エネルギー溢れるクリス先生。生徒さんを惹きつけるのがとても上手でした。生徒さんもずっと笑顔で楽しそうでしたよ。
最後は私にも可愛い声で「See you!」と手を振ってくれました。
生徒さんに話を聞きました
先ほど見学したクラスとは別に、「グローバルキッズクラス」に通う生徒さんに話を聞きました。こちらは帰国子女並の高い英語力を持つ小学生が対象で、90分すべてをネイティブ講師が担当します。
左がグローバルキッズクラスに通う生徒さん。右は別の生徒さんの保護者の方
インターナショナル幼稚園に通っていたという小学四年生の男の子。英検準2級を取っているそうです。英検準2級というと高校1年終了レベルと言われます。すごいですよね?
「レッスン楽しい?」とか「家でも英語やってる?」とか聞いてみたんですが、なんだか受け答えがすごくしっかりしているんで驚きました。レッスンでも英語で意見を伝える練習をしているからかもしれません。
「外国人が困っていたら、英語で助けてあげたい」と話してくれましたよ。
そして別の生徒さんのお母さまにも、少しだけお話を聞く機会がありました。
「子供がキャンプに参加したりスピーチコンテストに出たりしたあとは、特に成長を感じます。英語が文章で出てくるようになり、人前で話すのも得意になりました」と言われていましたよ。
また家庭でも英語のCDをかけながら、楽しくいっしょに勉強しているようです。こうやって保護者の方が協力しながら、レッスンだけでなく家でも英語に触れることって、とても大切だと思います。
気になるQ&A
最後にスタッフの北川さんに、いくつか質問をしてみました。
Q:レッスンの様子は見られるのですか?
A:はい。幼児は保護者同伴のクラスもありますが、そのほかのクラスであっても、このように待ち合いスペースのモニターにレッスンの様子が写っています。
生徒さんは保護者の方が直接レッスンを見ると緊張してしまうんですよね。なのでこのシステムは好評ですよ。
Q:セキュリティや安全面はどうですか?
A:校舎に入るためにはカードをかざす必要があるので安心です。
また小さなお子さんのレッスンでは、こけてしまっても大丈夫なようにクッション性が高い教室を使います。
Q:宿題はありますか?
A:幼児クラスはありません。小学生については、1回90分のクラスには宿題があります。確認ノートに提出状況などが書かれているので、保護者の方にも確認いただけますよ。
Q:振替はできますか?
A:できます。一部のクラスを除くと、同じ年度内であれば無制限で振替が可能です。このあたりの柔軟さも保護者の方に好評です。
ユニバーサルキャンパスに行った感想
良かった点
- 大手の安心感があり、クラス分けも細かい
- とにかく子供が楽しそうだった
- ネイティブと日本人の両方に学べる
- 英検やイベントなど英語を使う機会が多い
ヒントを出しながらも、生徒さんが答えられると思い切り褒めてくれるクリス先生。ひとりひとりに気を配りながらのエネルギー溢れるレッスンで、生徒さんが楽んでいる様子が伝わってきました。
また、今は小学生のうちからバランスよく四技能を身につけることが求められる時代です。ネイティブと日本人の両方に学べることは、ユニバーサルキャンパスの強みだと思いました。
気になった点
- レッスンは週1回なので家庭学習は必須
週2回以上通うこともできますが、ほとんどの生徒さんが週1回とのこと。ほかの習い事で忙しいお子さんが多いそうです。
ただ週1回だけで英語がペラペラになるとは思わないほうがいいでしょう。英語はそこまで甘くはありません。大人になってからも役立つ英語力を身につけた人は、毎日コツコツ勉強してきた人たちですよね?
なので家庭でテキストを復習したり、車での移動中にCDをかけたり、英語で話しかけてあげたりと、保護者の方の協力は欠かせないと感じました。
総評:英語が好きになれるスクール
ユニバーサルキャンパスは「楽しさ」を一番に考える子ども英会話教室。クリス先生は生徒さんを惹きつけるのが上手で、お子さんの「分かった」「答えられた」という自信を大切にしていましたよ。
校舎全体の雰囲気もよかったです。講師もスタッフさんも、ひとりひとりの生徒さんのことをよく知っているのが伝わってきました。
何事もそうですが、楽しいという気持ちがあれば、好きになれます。好きになれると頑張れるので、得意になります。ここに保護者の協力が加われば、きっとお子さんは英語が得意になると思いますよ。
体験レッスンは各校舎で行っています。ぜひ試してみてください!