- この記事は2019年に訪問した際の情報です。最新の情報は記載内容とは異なる場合がございますので、公式サイトでご確認ください。
管理人の岩田(@iwaking)です。愛知県岡崎市の「DonDon英会話」に行ってきました。
さっそくですがDonDon英会話には「レッスン中は講師が生徒さんのミスをすべて直す」「レッスンには予習が必須」などの特徴があります。ここまで書くと、少し厳しそうというイメージを抱いてしまいますよね。
ですが実際のレッスンは、発言しやすく、笑いありの、とても楽しいものでした。学びが多いレッスンであったことは間違いありませんが、そこに厳しさや、いらぬ緊張を感じることはありませんでした。
そのようなレッスンが可能な理由、それは講師が長年の経験から生徒さんの言わんとすることを正確に汲み取ってくださるから、そして予習と復習がしやすいサポートシステムが整っているからです。
ただフリートークを楽しむだけではなく、実りあるレッスンで確実にアウトプット力を伸ばしたい方に、ぜひオススメしたいスクールです。
DonDon英会話ってどんなスクール?
2012年にオープンしたDonDon英会話は、岡崎駅から歩いて1分。2歳のお子さんからシニアの方までが通っており、子どもと大人の比率は約2:1とのことです。
今回は大人クラスに参加してきたので、大人クラスを中心にDonDon英会話の特徴を紹介していきます。
定員3名のレッスンとマンツーマンレッスン
大人のコースは大きく3つ。日常会話コース、ビジネス英語コース、文法コースです。
生徒さんが「話す時間」にレッスンの80%を充てるというDonDon英会話。ひとりひとりがたくさん話せるよう、グループレッスンも定員3名にしているそうです。
一方でマンツーマンレッスンでは、個々のニーズに合わせてレッスンをカスタマイズ。はっきりとした目標に向かって短期間で力を伸ばしたい方には、マンツーマンレッスンがオススメです。
レッスン | 時間 | 月額 |
---|---|---|
グループ (1~3人) |
50分x週1回 | 11,000円 |
マンツーマン (平日17:00まで) |
50分x週1回 | 19,800円 |
マンツーマン (平日17:00以降/土日) |
50分x週1回 | 23,100円 |
※別途入会金が11,000円、テキスト代が4,400円/半年かかります。
※すべて税込。基本的には曜日固定制ですが、振替も可能です。
予習は必須。自分の考えや質問もまとめてくる
DonDon英会話は、予習と復習を大切にしています。生徒さんはレッスン前にテキストを見て予習をし、レッスンで伝えたいことや質問も考えてくるそうです。
その日のテーマを事前に確認し、意見をまとめてくることで、講師のアドバイスもスッと頭に入ってきそうですね。なによりレッスンがスムーズに進むので、発言機会も増えるのではないでしょうか。
文法ミスや不自然な表現はしっかりと修正
DonDon英会話では、文法ミスや、文法的には正しくても不自然に聞こえる表現などは、その都度修正してもらえます。
フリートークを楽しむだけのスクールって、実はかなり多いんですよね。でも自分のミスに気づく機会がなければ、正確で説得力のある英語を話せるレベル、つまりネイティブと対等に話せるレベルになるのは難しいと思います。
普段の生活で外国人と話す機会があっても、自分のミスを知れるチャンスって少ないのではないでしょうか。間違いを指摘してもらえることは、英語レベルを着実に上げていくうえで、とても大切だと思います。
レッスンの録音やメモで復習ができる
レッスンの音声、そしてレッスンで出てきた新しい単語やフレーズをメモしたノート、これらを講師が生徒さん宛てにメールしてくれます。生徒さんはメモをとる必要がないので、レッスンに集中できますよね。
「メールをよく読んで復習する人は、上達が早いですよ」と話す先生。必要に応じて、日本語の解説をつけたり、追加で例文を載せたりもするそうです。コツコツ頑張りたい生徒さんのための、充実のサポートです。
DonDon英会話に行ってきました
岡崎駅から歩いて1分。大きな通りに面しているので、すぐに校舎が見つかりました。
校舎に入ると、受付があります。
待ち合い用の部屋があります。
キッズ用のレッスンルームもあります。
壁には、色彩豊かなアートや、外国の標識のようなものが飾られています。
シンプルで清潔感があり、かつオシャレな雰囲気も出ている校舎です。そして教室がこちら。個室になっているので、外の声はまったく聞こえません。レッスンに集中できていいですね。
まずはルーク先生と1対1の体験レッスン
まずは入会を考えている大人の方が受けられる、体験レッスン。担当はアメリカ出身のルーク先生です。DonDon英会話のオーナーであり、日本で10年以上にわたって英語を教えてこられました。
レベルチェックを兼ねた、この体験レッスン。ミスも修正してもらえるため、普段のレッスンがどのように進むかというイメージも掴むことができます。
先生からの質問に答えつつ、私からも先生に質問するスタイル。質問は少しずつ難しくなっていきます。
「名前はなんですか」「仕事はなんですか」など、簡単なものからスタート。ルーク先生は私の答えに対して、さらに質問をかさねます。「ビジネスが軌道に乗って、より真剣に取り組むようになった」と言うために
私:I started to take my business more seriously.
と言ったのですが、先生は他にも使える表現として、
先生:I started devoting more time to my business.
を教えてくれました。さらに「好きなことはなんですか」という質問に対して「ビジネスにおいて、試したことが実を結ぶか見るのが楽しい」と伝えたくて、
私:It's interesting to see if the try will suceed or not…
と表現。自分でも違和感は感じていましたが、なんと言えばいいか分かりませんでした。すると先生は、
先生:言いたいことは分かるよ。「It's interesteing to see what succeeds and what doesn't.」と言えばいいよ!
と教えてくれました。
まさに私が伝えたかったことを汲み取り、ネイティブからみて自然な英文に直してくれるのはありがたいです。
そのあとはインターネットの話題で盛り上がりました。10代の頃にネットを使いすぎて、6万円の請求が来て親に叱られた話をすると、
先生:「scolded」は実はあまり使わないんですよ。「My parents yelled at me.」が自然だよ。
とのこと。ネイティブらしい自然なフレーズを教えてもらえるのは、普段このような機会が少ない私にとって嬉しいポイントです。
ここで体験レッスン終了。フィードバックとして、レベルやオススメのレッスンを教えてもらいました。
受講システムについて、お話を聞きました
体験レッスンのあとは、受講システムについての説明。こちらも体験レッスンに来られた方全員に行うとのことで、スタッフのヘヤーさんが担当してくださいました。
まず「英語を学ぶ理由はなんですか?」という質問に答え、そのあとはグループレッスンとプライベートレッスンのメリット、発言機会を増やすため定員3名としている点、振替や料金について教えていただきました。
レッスンでは毎回同じ講師に同じメンバーと学ぶため、自己紹介などに時間を取られず、レッスンにすんなり入れるとのこと。また直前まで振替が可能というのも、忙しい生徒さんにとっては安心ですよね。
教材については、ルーク先生が長年の経験を活かして作成された、オリジナルテキストを使います。
これに沿って生徒さんは予習をしてくるのですね。
大人グループレッスンに参加
次は大人グループレッスンに参加。こちらも担当はルーク先生です。この日は私が参加していたこともあり、簡単な自己紹介のあと、最近の出来事についてシェアしました。
(以下、会話はほぼ英語です)
生徒さん①:先週、いちご狩りに行きました。
先生:(他の生徒さんに)質問どうぞ!
生徒さん②:いちご何個食べましたか。
生徒さん①:50個食べました!(日本語で)いちごは別腹って言いたいんだけど…
「別腹」を英語で表現したい生徒さん。直訳して「separate stomachって言える?」と先生に聞きます。
先生:別腹の直訳はないんだけど、英語では「I used my strawberry stomach.」って言えるよ。
ここでも教科書では学べないであろう、ネイティブらしい表現を知ることができます。
次にテキストに入ります。
- (ネットや新聞など)どんな媒体でニュースを見る?
- 地元のニュースと世界のニュース、どっちに興味がある?
などの質問に対して、ひとりずつ答えていきます。
「地元のニュースのほうが身近だから、より興味がある」と答えたかった私は
私:Local news is more close to us.
と表現。さっきと同じように、自分でも不自然かなとは思ったのですが、使いたかった単語がなかなか出てきませんでした。
先生:あー、言いたいこと分かった!「Local news is more relevant to us.」はどう?
まさに「relevant」というワードを探していたので、先生が見事にそれを使ったのでびっくりしました。他の生徒さんは世界のニュースに興味があるとのこと。旅行が好きだからということで
生徒さん:I am interested in world news more, because I like travel a lot.
先生:Good! でもそこは「I like traveling a lot.」だね。
と文法ミスを直してくださいます。
生徒さんたちは普段からレッスンでミスを修正してもらっているからか、自信がなくても曖昧にしてごまかすのではなく、正確な文章で話そうとしているのが伝わってきました。
とても親しみやすいルーク先生。ミスはしっかり修正するものの、レッスンの流れを止めるわけでは決してありません。その証拠に、生徒さんが発言する機会がたくさんある、とても楽しいレッスンでした。
なにより生徒さんの気持ちを正確に汲み取り、適切な表現を教えてくれるのがさすがだなと感じました。
レッスン後には、メモと音声がメールで送られてきました。これでバッチリ復習できます。
まとめ
DonDon英会話には、こんな特徴があります。
- 定員は3名。アウトプットの機会が多いレッスン
- 予習と復習のためのサポートが充実している
- 文法ミスや不自然な表現を直してもらえる
これだけでも、十分に英語力が伸びそうなシステム。ですがこのシステムをより効果的なものにしているのが、講師のスキルだと思います。
流れを止めないままミスを修正してくれること、生徒さんの気持ちを正確に汲み取り、言わんとしていることに限りなく近い表現を教えてくれること。
それはルーク先生が日本人が苦手とする部分に通じており、先生自身が日本語を話せるからこそ、可能なのだと思います。
たくさん話し、自分のミスに気づき、新しい表現を学べる、実りの多いDonDon英会話のレッスン。毎日コツコツと予習復習をする意欲がある方なら、どんなレベルの方でも満足できると思いますよ。