東京都心に4校舎、横浜に1校舎、合計5校舎でマンツーマン英会話レッスンを提供するワンナップ英会話で体験レッスンを受けてきました。

2002年の開校以後、ビジネスパーソンを中心に支持を集めているワンナップ英会話。その強みや他の英会話スクールとの違いについても話を聞いてきました。

ワンナップ英会話 校舎

訪問を通じて感じたワンナップ英会話が支持されている理由。それは「優秀な講師陣」「学習をサポートするアドバイザー」そして「続けやすいシステム」です。

  • 採用率2%を突破した優秀なネイティブ講師
  • TOEIC900点以上、仕事をしながら英語学習をした経験のある日本人アドバイザー
  • 自由予約制&土日祝も開講と続けやすいシステム

これらが組み合わさることで「仕事で使える、実践的な英会話力を身につけたい」と望む生徒さんをサポートできている、というわけです。

記事の目次

ワンナップ英会話の特徴

ワンナップ英会話は、新宿校、品川校、銀座校、恵比寿校、横浜校の5校舎でレッスンを行っています。

どの校舎も利便性の高い乗り換え駅から徒歩数分でたどり着ける好立地です。

ネイティブ講師によるマンツーマンレッスン専門校

ワンナップ英会話のレッスンは全てマンツーマンです。

そのため初心者も、中上級者も、ビジネス英会話力を鍛えたい方も、その人のために作られたオーダーメイドカリキュラムに沿って学習に臨むことができます。

講師はアメリカ、イギリス、カナダを始めとする英語圏出身のネイティブスピーカー。

レッスン予約時に講師を選ぶこともできます。

学習を支える日本人アドバイザーは、入社後にTOEIC900点を取得

講師とは別に学習アドバイザーがいて、学習について相談できる、という体制を取っている英会話スクールは少なくありません。

しかしそのアドバイザー全員が「相談相手になる能力があるか」というと、実はそうではないスクールも少なくないと思います。

ワンナップ英会話の学習アドバイザーはTOEIC900点の取得が義務付けられており、そのほとんどはワンナップ英会話入社後に英語学習をしてTOEIC900点以上を取得しています。

つまりネイティブや海外育ちではない人が、仕事をしながら英語学習を続けて英語を身につけたという意味では「生徒さんと同じ経験を既にしている学習の先輩」でもあります。

アドバイザーは定期的な学習カウンセリングを高い頻度で実施します。レベルチェックの結果をもとにレッスンプランをオーダーメイドで作成し、また自宅学習についてもアドバイスをします。

また定期カウンセリングのときだけでなく、学習に悩んだときも気軽に相談することができます。

生徒さんと同じように仕事をしながら英語を学習してきたという「学習者目線」で語られるアドバイスには、より説得力があるのではないでしょうか。

自由に予約でき、当日予約も可能。土日祝も受講できる

多くの英会話スクールでは、マンツーマンを1レッスン40分で提供していますが、ワンナップ英会話では1レッスン50分で提供しています。

ワンナップ英会話のレッスン単価は、購入する回数により5,000円台~7,000円台。レギュラーコースを例に初期費用を見てみましょう(税込)。

入会金 33,000円
教材費 8,800円
カリキュラム作成費 5,500円
レッスン 48回 382,800円
(50分単価7,975円)
合計 430,100円

なお上記は 「レッスン48回で382,800円 (単価 7,975円)」ですが、回数を増やした場合は単価が下がります。「レッスン70回では519,750円(単価7,425円)」といった具合です。

大手スクールのマンツーマンレッスンは40分6,000円台~7,000円台が相場なので、それに比べると比較的低価格と言えると思います。

そしてワンナップのレッスンは自由予約制。当日の予約も可能で、しかも月~日まで毎日開講しているため、自分のスケジュールに合わせて通うことができます。

平日はいつ仕事が終わるか分からないという方にとって、土日祝でもレッスンを受けられるのは嬉しいですよね。

ワンナップ英会話を訪問

今回訪問したのは、ワンナップ英会話の本部も兼ねている恵比寿校です。

恵比寿駅から徒歩2分という好立地です。なお筆者は、JR山手線恵比寿駅の西口から出ましたが、出口を出てまっすぐ進むだけなので大変分かりやすかったです。

ビルの1Fには郵便局が入っており、ビル壁面にはオレンジで「One UP 英会話」と目立つように書かれているため、見逃すことはまずありません。

ワンナップ英会話 外観

ビルの入口付近には、サインも出ていました。

ワンナップ英会話 外観

ビルのフロアガイドには「5F ワンナップ英会話」と表示されています。

ワンナップ英会話 外観

エレベーターで5Fに上がると、会員制サロンのような、清潔感のある校内が目に入ります。

ワンナップ英会話 校舎

ブースで区切られたレッスンルームには「Clover」「Sunset」「Ocean」といった名前がつけられています。

ワンナップ英会話 レッスンブース

マンツーマンレッスン専門なので、講師の方と生徒さんが1人ずつ座れるように机とイスが配置されています。

受付スペースにはゆったりとしたソファーもありました。

ワンナップ英会話 校舎

体験レッスンに参加

さっそく体験レッスンを受講しました。担当はワンナップ英会話のMiguel先生です。

ワンナップ英会話 レッスン風景

Miguel先生はアメリカ・カリフォルニア州の隣にある、ラスベガスで有名なネバダ州の出身。以前は地元ネバダ州にて、大手IT企業データセンターの建設に関わったという経験があります。

筆者はネバダ州に行ったことがないので、ネバダ州について色々と伺いました。Miguel先生は、ネバダ州のなかでも、ラスベガスに並ぶ大都市である「リノ」の出身。

ただ知名度はどうしてもラスベガスに劣り、そしてネバダ州自体の知名度がカリフォルニア州に劣ることもあり、リノの住民が持つラスベガスやカリフォルニアへの複雑な気持ちについても教えてくれました。

そしてウォームアップの後は「Job」というテーマでディスカッションをすることになりました。

ワンナップ英会話 教材

仕事に関連する用語を正しく理解して、実際に使えるようにするという内容です。

例えば「office politics」であれば、

I don’t like working in management because of office politics.

という例文を読んだ後で、「office politics」とは何かを自分の言葉で説明します。「office politics」はそのまま「社内政治」という意味。人間関係による社内でのかけひきという感じですね。

アメリカに本社を持つ大手企業の日本支社で働いていた私は、自分の体験談についても話しました。

筆者:I was at an US-based large company in Japan, so I could see it (=office politics) everywhere. For example, a guy from AAA company was headhunted to my company as a senior director level. After that, he brought some "children" from AAA company as his team members.

別会社からヘッドハントされた上司が元部下も連れてきたため、筆者の社内ではその部下たちが優遇されるようになったというわけです。

話の流れでMiguel先生に「nepotism(ひいき)」という単語も教わりました。こちらはなんとなく知っていた単語で、主に会社などで身内をひいきすることを指します。

このようにワークシート(教材)にあった語について、筆者はほぼ回答できたのですが、分からない単語がひとつ、間違って解釈しているフレーズがひとつありました。

まずは「subordinates」という語で、これは完全に知らない単語でした。「(直属の)部下」という意味です。Miguel先生が書いてくれた図で一発で理解しました。

ワンナップ英会話 レッスンノート

また自分と同じくらいのスキルや職種で勤務する人を「colleagues」、同じ職場で働くすべての人を「coworkers」と使い分けることも教えてもらいました。

もう1つは「stay behind」という語で「会社に居残って残業する」という意味で用いられます。

これは私の解釈が間違っていたのですが、例文を用いて丁寧に何度も訂正してくださったので、100%正しく理解することができました。これは大変ありがたかったです。

ワンナップ英会話 レッスン風景

使用した教材は、自分の仕事や会社について語るうえで欠かせない重要単語を、文脈と一緒に理解することができるよくできた教材だと感じました。

またMiguel先生がその都度、関連する単語にも触れてくださるので、勉強になりました。話しやすい雰囲気のなか、ビジネス英語を復習するよい機会となりました!

ワンナップ英会話の海渡CEOに話を聞きました

続いて、ワンナップ英会話の創設者である海渡CEOにお話を伺いました。

大手電機メーカー在籍中に独学でメソッドを確立。ビジネス向け英会話で独立しました

ーー 2002年設立で今年で16年目と伺いました。どのような経緯でワンナップ英会話を創業されたのでしょうか。

ワンナップ英会話 CEO

海渡さん:私はもともと大手電機メーカーに勤務していました。留学経験や海外駐在の機会はなかったのですが、仕事上の必要性から自分で英語力の向上に取り組み、話せるようになりました。

独学で学習した結果、TOEICのスコアは985点です。

英語学習の過程で様々なメソッドを経験するなかで、英語上達のコツはレベル、目的、それぞれの個性によって違うということに気付きました。

一つの方法で全ての人の英語力を向上させることは不可能です。それぞれにあった学習方法を用い、出来るだけスピーキングの時間を確保することで、英語は速く上達することがわかったのです。

しかし当時の英会話のマーケットを見て見ると、それぞれの英会話教室が一つのメソッドだけで全ての人に対応しようとしているように感じました。

そこで私は、目的やレベルの向上によって変わってくる学習プランを、柔軟に変化させることの出来る英会話スクールを創ろうと考えました。

従って、当社では各生徒さんのレベル・目的・スケジュール・性格を考慮してレッスンプランをオーダーメイドします。

また英語の上達は英語を話した量に比例しますので、レッスン時間は長めの50分に設定しマンツーマンに特化しました。これでかなりの会話量が確保できます。

カウンセリングも大手他社とは比較にならない高い頻度で実施していますのでレベルアップ後の学習ニーズの変化に柔軟に対応できます。

そして頻度の高いカウンセリングはモチベーションの維持・向上に役立ちます。今風の言い方をすると、ワンナップ英会話はマンツーマンレッスンとコーチング(カウンセリング)を両方実施するハイブリッド型の英会話スクールです。

ーー ビジネス向けの英会話を個人向けだけでなく法人にも教えていらっしゃると伺いました。

海渡さん:その通りです。大手メーカーやIT企業などの上場企業の新人研修で、英語研修を担当させていただいています。

通常のルーチンワークの中で発生するビジネス英語はシチュエーションが限られていますので、短期間で身に付けることは可能です。

しかし英語で交渉をするなど、高いレベルの英語力を身に付けようとすると一朝一夕では身に付きません。ある程度の期間、学習を続ける必要があります。

そこで法人におけるグローバル人材育成・英語研修のテーマは「学びの習慣化」としています。研修を単発で終わらせず、その後も自走できるようなプログラムです。

多くの企業様から、TOEICスコアが上がっただけでなく、学習習慣自体を定着させることができた、とご評価いただいています。

採用率2%の講師、そして生徒さんと同じ経験を経ている日本人アドバイザーが強みです

ーー レッスンカリキュラムはどのような内容でしょうか。

海渡さん:レベルチェックの結果と、生徒さんのご希望・目的をもとに、レベルとカテゴリーに分かれたオリジナル教材から最適なものを選定して組み合わせ、12レッスンずつカリキュラムを組みます。

今回体験レッスンで使用していただいた「Job」というタイトルの教材も、それらのオリジナル教材の中の一つです。

このような教材が全部で2,000種類以上ありますので、生徒さんの目的に応じたワークシートを組み合わせてカリキュラムを作成します。カリキュラムは全てオーダーメイドなので、他の生徒さんと同じになることはありません。

ワンナップ英会話 レッスンノート

ーー 2,000パターンというのはすごいですね。テーマに沿って文脈と一緒に色んな表現を覚えられる教材だと感じました。

海渡さん:今日お使いいただいた教材は当社のオリジナル教材のごく一部です。

実際は、他にも初心者に向けた基礎会話の教材、文法のフォローをする教材、ディスカッション教材、ディベート教材、時事英語、ビジネス表現などがあり、多種多様です。

ーー ところで講師の採用率が2%というのは、非常に厳しい選考ですよね。

海渡さん:講師に関しては、クオリティを担保する為に結果的に厳しい採用選考となっています。

講師の質はその英会話教室のクオリティに直結します。良い講師を採用することは良い英会話スクールの第一条件です。私たちはその優秀な講師が気持ち良く、長く働ける環境作りに力を入れています。

ーー 日本人アドバイザーの役割について教えてください。

海渡さん:入会時、またレッスン受講12回ごとにレベルチェックの結果を踏まえて、オーダーメイドカリキュラムの作成を生徒さんのお話をお聞きしながら行います。

また自宅学習のアドバイスも合わせて行います。レッスンの受講だけでも英語力は伸びますが、自宅学習をすれば上達のスピードが上がります。

アドバイザーは仕事をしながら英語学習をした経験がありますので(TOEIC900点取得が義務)、そういったコツも合わせてお伝えしていきます。

さらに重要なのは生徒さんのモチベーションを維持するためのサポートです。学びの習慣化をサポートする事によって、挫折しないだけではなく、生徒さんはコース修了後も学習を続けて英語力の維持・向上が図れます。

大手スクールと比べてコストパフォーマンスは極めて高いと自負しています

ーー コストパフォーマンスの観点でワンナップ英会話を選ばれる方も多いようですね。

ワンナップ英会話 CEO

海渡さん:大手英会話のマンツーマンレッスンは通常40分ですが、ワンナップ英会話では50分としています。当社はこれまで17年間の実績がありますが、大手スクールに比べますと後発にあたります。

メーカーの商品企画での経験から、後発の商品・サービスが業界大手と競争する場合、主要スペックの全てにおいて優位性を持ちながら価格も安くしないと勝てないと学びました。

ですので当社では広告費を押さえ、クオリティに全てを注いでいます。1年間のコースですと大手と比べ当社は10万~20万円程度安く価格を設定しています。その結果が顧客満足度98%に結びついているのだと思います。

お陰様でワンナップにはクチコミで来られる方が多く、また継続受講率も高くなっており、当社の成長を支えてくれています。

ーー またホームページを拝見するとイベント情報が豊富で驚きました。

ワンナップ英会話 イベント
ワンナップ英会話の公式サイトより

海渡さん:イベントは英語学習への刺激の一つとして実施しています。春の夜桜を楽しむサクラナイト。夏はバーベキューバスツアー。秋は運動会(あるいはハロウィンパーティー)。冬はクリスマスパーティーを実施しています。

またブリティッシュパブのHUBさんとは不定期でFEEL ENGLISH!という日曜日の昼下がりにビールを飲みながら英語でディスカッションをするという企画を10年以上続けています。

通常、マンツーマン英会話ですと他の生徒さんとの交流が殆どありません。ですのでイベントは学習者同士で悩みを共有したり、刺激し合ったり出来るようにする為の仕掛けです。

こういった情報交換の機会はモチベーションを高めるのに大変役立ちます。イベントには講師も参加しますので、教室とは違うシチュエーションの中で英語を試すことが可能です。

また参加者の方々は「パーティーやイベントは苦手」とおっしゃる方が殆どですので、社交的ではないかもしれない方を対象として、お一人様で楽しめるように毎回、創意工夫しています。

まとめ

2,000種類の教材を組み合わせ、各生徒さんに最適なカリキュラムを作成するマンツーマン専門校のワンナップ英会話。私が使った教材もテーマに沿って単語を覚えて反復練習ができる、よくできた教材でした。

Miguel先生による体験レッスンは和やかな雰囲気だったので話しやすく、また教材に載っている以上のことを学ぶことができました。

体験レッスンを受講し、海渡さんにお話を伺ったことで、ワンナップ英会話の持つ「ネイティブ講師」「日本人アドバイザー」「通いやすさ」という言葉の裏にある本当の強みが理解できました。

  • ネイティブ講師が「働きたい」と思う環境を提供することで優れた講師を採用できる。
  • 仕事と英語学習を両立させた日本人アドバイザーだから、生徒さんの悩みを理解できる。
  • 大手スクールの平均よりも低価格。忙しい大人の方でも続けやすい工夫がある。

ビジネスで使える英語力をマンツーマンで効率良く伸ばしたい、困ったときは悩みを理解してくれるアドバイザーに相談したいという方。ワンナップ英会話の体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。