YouTubeチャンネル登録者数が16万を超える、大人気の「コペル英会話」で体験レッスンを受けてきました。
「リーディングやライティングは得意だが、リスニングとスピーキングは苦手」という英語学習者は多いのではないでしょうか。
コペル英会話は「リスニングで自信をつけ、正しい発音で話す」ことを大切にしている英会話スクールだという印象を受けました。
- YouTubeや参考書で有名なイムラン先生のカリキュラムで学べる
- 正しい発音にこだわったスピーキング
- 1回完結型のレッスンなので、いつ来ても大丈夫
定評のあるイムラン先生が考案したカリキュラムに沿って、自然と話したくなるようなレッスンを行うコペル英会話。通い放題プランもあるため英語にたくさん触れられ、かつ継続して通いやすいシステムです。
コペル英会話の特徴
コペル英会話は、東京で麻布十番本校、恵比寿校の2校を展開しています。
また全国どこからでも受講できるコペル英会話教室オンライン校もありますよ。
YouTubeで人気のイムラン先生のカリキュラムで学べる
コペル英会話のYouTubeをご覧になった方はお分かりと思いますが、コペル英会話の校長イムラン先生の指導はとても分かりやすく、基礎的な内容から丁寧にカバーされており、人気があります。
コペル英会話では、イムラン先生が全てのカリキュラム作成に携わっているだけでなく、イムラン先生自身もレッスンを行っています。
分かりやすい指導方法に定評があるイムラン先生から直接教わることができるのは、もちろんコペル英会話でのみです。
またコペル英会話の講師陣はイムラン先生の教授法を正しく理解し、明るく楽しくレッスンをしてくれる方々。どの講師のレッスンを受講しても、同じ学習効果が期待できます。
正しい発音にこだわったスピーキング練習
日本人の多くは、多かれ少なかれ発音において苦手な点を持っています。
しかし多くの英会話スクールでは、発音練習は「発音のみの別レッスン」になっていたり、「レッスン中に触れるが、非常に軽い内容」になっていることが多いのが実情です。
コペル英会話では、普段のレッスンの中でポイントとなる発音練習を繰り返し行うのが特徴的です。
筆者も体験レッスン中に「LとR」の発音に加えて、 「after」という単語の「a」の発音についても、講師に繰り返し指導いただきました。
1回完結型のレッスンなのでいつ来ても大丈夫。受け放題プランあり
仕事や学業が忙しくなると「毎週〇曜〇時のレッスン」に行けなくなってしまうことも。行けないことが増えると「やる気をなくしてしまい、英語から足が遠のいてしまう」という方も多いようです。
「とにかくレッスンに通って英語学習を続けて欲しい」と考えるコペル英会話。自分のレベルに合ったクラスを、その都度予約して受講できるシステムを採っています。
そのためレッスンは「1回完結型」。講師は出席する生徒さん全員が受講したことのないテーマを選んでレッスンを行うので「同じ内容のレッスンに当たってしまった」ということはありません。
レッスンは月5回分から購入できますが、「英語は習った時間だけ、その分上達する」との考えから受け放題コース(月34,850円)も用意しています。
コペル英会話に行ってきました
コペル英会話の麻布十番本校は、地下鉄南北線・大江戸線の麻布十番駅の出口から徒歩1~2分という非常に便利な立地にあります。筆者は東京メトロ南北線の麻布十番駅から徒歩2分で到着しました。
校舎はF PLAZAという商業ビルに入っています。不動産屋さんのアパマンショップが1Fに入っているので、分かりやすいです。
ビルの入り口には、コペル英会話のサインが目立つ形で置かれていました。
エレベーターを上がると、重厚感のあるドアの前に、コペル英会話のロゴが表示されています。
校舎は、2フロアある高級マンションのような作りになっています。
ビジネスオフィス街とは全く違う、ゆったりした心地よい空間です。受付前のソファでは、イムラン先生をはじめ、コペル英会話の講師やスタッフの方が打ち合わせをしておられました。
生徒さん向けのドリンクやウォーターサーバー付近は、遊び心ある色使いで、見ているこちらもワクワクしてきます。
校舎内には、イムラン先生がこれまで執筆された著書も展示・販売されています。
レッスンルームは、生徒さんが5名まで入れるサイズになっています。少人数のグループレッスンに対応しています。
さらに大き目の教室もありました。
体験レッスンに参加
今回は、マンツーマンでの体験レッスンに参加させていただきました。担当してくださったのは日本生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ちのシモン先生です。
初心者向けの「初級クラス」の内容でお願いをしました。
お互い自己紹介をしたあと、
- How was your weekend?
- What are your plans for the weekend?
と質問いただき、先週末の出来事と今週末の予定について話しました。シモン先生は、レッスン前のこの「Warming up conversation」を大切にしていると感じました。
筆者が話す内容一つひとつに興味を持ってくださり、また自然と笑顔になるような受け答えを心がけていらっしゃるので、レッスンに入る前から楽しい気分になりました。
今回のレッスンは「After 5」というテーマでした。
このレッスンでは「イムランさん」と「シロウさん」に分かれ、「仕事の後に何をするか」をテーマに会話するという内容です。
そして冒頭から「コペル英会話らしい」発音に関しての丁寧な指導がありました。
シモン先生:「after 5」の「after」を日本人の多くは「アフター」、つまり「a」を日本語の「ア」と同じように発音してしまいます。しかし「after」の「a」と、日本語の「ア」は全く違うので、練習してみましょう。
このようにアドバイスいただき、繰り返し「after」と発音してみました。
シモン先生曰く「after」の「a」は「扁桃腺のあたりを舌で刺激する感じで声を出すと、正しい発音になる」ということで何度か繰り返し練習しました。
これがなかなか簡単ではありませんでしたが、シモン先生の指導が分かりやすく、正しく発音できると大いに褒めてくれるので、やる気を失わず練習を続けることができました。
続けて、リスニングとスピーキングのレッスンです。はじめに「What do you do for a living?」という文を正しく聞けるか、そして聞いた文章を自分で話せるか、試してみました。
「What do you do for a living?」は、カタカナだと「ホワット ドゥー ユー ドゥー フォー ア リビング」になりますが、実際はカタカナ通りの発音をすることはありません。
英語の発音だと「wa du yu do fr livin」という感じになり「for」と「a」はくっつけて発音して「fr」のような音になります。
この「fr」を発音するのがまた難しいのですが、シモン先生に繰り返し丁寧に指導いただきました。
最後に日本人が最も苦手である「LとR」の練習を行いました。特に「L」については、くちびるの形・口の開け方(どれだけ開けるか)・舌の位置の3点に注意して発音するようアドバイスをもらいました。
「L」を使った発音、例えば「light」や「lice」が「right」や「rice」に聞こえていないかを繰り返しチェックされました。
スピーキングや発音に関してとにかく丁寧に、粘り強く教えていただき大変ありがたかったです。
コペル英会話のイムラン先生にインタビュー
続いてコペル英会話の創設者で、現在もレッスンで教えていらっしゃるイムラン先生にお話を伺いました。
ーー シモン先生の体験レッスンを受け、コペル英会話では発音に力を入れていることが分かりました。
イムラン先生:日本の生徒さんは、他の外国人の10倍シャイではないかと思います。間違ったら恥ずかしいから積極的に話せない、だから「自分は英語ができない」と思い込んでしまっています。
アウトプットするのが苦手な日本人の生徒さんに、ただ「たくさん聞いて、たくさん話してください」と言うだけではだめです。どうやって恥ずかしいと感じさせないかがポイントだと思います。
ーー シモン先生は褒めるのが上手で、筆者もどんどん話そうという気になりました。この点に注意していらっしゃるのですね。
イムラン先生:その通りです。ネイティブが英語で話すだけのレッスンだと、生徒さんはどうしても「聞く側」に回ってしまいます。
そうではなく生徒さんに話してもらい講師が褒めることで、話すことに対する抵抗感を減らそうとしています。恥ずかしいからなかなか話さないが、実は正しく英語を話せる生徒さんもいますね。
ーー 体験レッスンでは、シモン先生が生徒さんをやる気にさせつつ、発音について具体的に分かりやすく指摘されていると感じました。講師の採用はどのような基準で行っていますか。
イムラン先生:一番大切なのは人間性、それから日本語で生徒さんと質疑応答できることです。日本に住んで長い外国人でも、日本語を話せない人は多いです。
コペル英会話では、日本語が話せてかつ生徒さんの英語力を伸ばしてあげたいという気持ちを持った人のみ採用しています。生徒さんをリラックスさせることができると、さらによいですね。
ーー 多くのスクールでは英語しか話せない講師が多い中、日本語を話せるネイティブ講師にこだわる理由は何でしょうか。
イムラン先生:これは私の個人的な体験からきています。かつて、ネイティブの英会話講師は「片言しか日本語を話せない」ほうがよく採用されていました。
私も以前勤めていた英会話学校で講師をしていたときに「日本語を話すな」と言われていました。
しかし初心者に英語を教えるとき、日本語がないと講師も生徒もきついのです。生徒さんのことを一番に考え、英語で伝えにくいことを理解してもらうには、日本語を使う方がよい場面もあります。
英語だと15分かかる説明が日本語だと5分で済むことはざらにあります。そのほうが効率的なのです。このため内緒で日本語も使って初心者レッスンを行ったところ、学校で1番人気の講師になりました。
これ以後、初心者に教えるには英語と日本語を両方使うようにしています。大手スクールに2年通っても上達を感じなかった生徒さんが、コペル英会話では数カ月で話せるようになった例もあります。
ーー 1回完結型のレッスンで、いつ来てもOKというレッスン方針は面白いですね。
イムラン先生:コペル英会話のオリジナルテキストは、趣味や食べ物、仕事などトピックごとに話せるようになっています。
1つのトピックを終えると、今度は別なトピックにチャレンジして、話せる内容を増やすようにしていきます。
最初から文法や単語にフォーカスしても実際に話せるようになりませんし、何を話せばよいか分からないのです。
よって会話のためのトピックありきで、そのなかで文法や単語を教える方が効果的だと考えています。
ーー レッスンのレベル設定と、生徒さんの通学目的について教えてください。
イムラン先生:旅行や仕事が多いですね。仕事は「いますぐ英会話力が必要」という方と「将来を見据えて今からスキルアップ」という方と両方います。
子供が外国人と結婚して海外に住んでいて、孫が英語しか話せないので英語を練習したい、という方もいらっしゃいます。
レベルは基礎・初級・初中級・中級・上級の5段階です。どのレベルが最適かは入会時の会話で判断します。
ーー 宿題や課題は出していますか。
イムラン先生:特に出していません。宿題をこなすよりも、レッスンにたくさん来ていただくことが重要だと考えているためです。
過去には出していたことがありますが、宿題ができなかった回が続くと生徒さんがネガティブになってしまうんです。レッスン回数を重ねると話せるようになるので、自宅学習は生徒さんの自主性に任せています。
まとめ
リスニングとスピーキング(発音)をとにかく丁寧に指導し、生徒さんが恥ずかしがらず話せる工夫が満載のレッスン。シモン先生は生徒のやる気を引き出し、明るい気持ちにさせるのが上手でした。
「日本語が話せるネイティブ講師」を揃えるコペル英会話。日本語ならすぐ理解できるであろう説明に時間を無駄にすることなく、同時にネイティブらしい表現や発音を学べるという特徴があります。
レッスンは1回完結型なので継続しやすく、通い放題プランでたくさん英語に触れられるシステム。
さらにYouTubeや書籍で人気のイムラン先生のノウハウを凝縮させたカリキュラムのおかげで、様々な場面で英語を話せるようになりたい生徒さんのニーズを満たすと感じました。
文法や単語力ではなく、とにかく「話す力をつけたい」方は、ぜひコペル英会話の体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。