イングリッシュサロン プリム(ENGLISH SALON PRIM)

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「イギリスのお家のようなリラックス空間で、キッズから大人まで基礎英語が学べるプライベート英語サロン」――

東京・森下にあるENGLISH SALON PRIMは英語初心者・初級者専門のスクールです。

公式サイトには「最初は漠然としていてもいいので、英語の先にある楽しそうな生活をイメージしてぜひ英語を学んでみてください」とあります。

「英語を話せるようになりたい」と思ったとき、その目的や目標はさまざまですよね。TOEICスコアや英検合格など、試験の点数や合格を目標にする方も多いでしょう。

ですがそれらはあくまでも通過点であって、ゴールではないはず。英語が話せるようになりたいのは、その先に本当の目標があるからですよね。

こちらの英語サロンは「英語をゴールにしてほしくない」という考えのもとに設立されました。「皆さんがワクワク英語が学べる、そんな場所をENGLISH SALON PRIMは目指しています」とのこと。

「ワクワク英語が学べる」場所とは、いったいどんなスクールなのでしょうか。その雰囲気やレッスンの様子をぜひ取材させていただきたいと思い、訪問をお願いしました。

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ENGLISH SALON PRIMの特徴は?

代表の市川真理子先生は保育やバイリンガル教育を専門に学ばれてきました。インターナショナルプリスクールや英会話教室でも経験を積み、カリキュラム作成や講師の育成も担当していたそうです。


リラックスした雰囲気で行う市川先生のプライベートレッスン

2012年にオープンしたPRIMでは、市川先生が文法、語彙、発音のクラス、こども英会話講師の養成講座、基礎英文法セミナー、企業向け研修などを全てお一人で受け持っています。

今回は大人向けクラスとセミナーに焦点を絞ってご紹介します。

英会話力を伸ばすために「文法・語彙・発音」をバランスよく学べるカリキュラム

英語初心者・初級者専門のENGLISH SALON PRIMには、文法、語彙、発音の3つのクラスがあります。

基礎を大切にしているPRIM。これら3つの基本スキルをバランスよく伸ばすことで、ネイティブのような「自然な会話」の習得を目指します。

とくに発音だけを扱うクラスは珍しいです! 
 
●Grammar Class(文法):テーマ「基礎英文法」
プライベート:45分、17,000円、月4回
グループ:50分、全24回、1回2,500円 ※3カ月で1巡、単発での受講可

●Vocabulary Class(語彙):テーマ「基本動詞」
グループ:70分、1回3,500円、定員6人 ※3カ月で1巡、単発での受講可

●Pronunciation Class(発音):テーマ「英語の“音”の練習」
グループ:70分、1回3,500円、定員6人 ※単発での受講可

※価格は全て税込みです。

ENGLISH SALON PRIMを訪問

ある土曜日の午後にプライベートレッスンの体験をサロンで受けさせていただきました。森下駅から5分ほど歩いたところにあるマンションの2階です。

看板が目印です。雨の日は外に看板が出ていないこともあります。

階段を上った正面に入口があります。「イギリスのお家のようなリラックス空間」――ワクワクしながら、まさにお家を訪問するような気分でおじゃましました。

お部屋には大人向け、子ども向けの本がたくさんあり、見たところ洋書がほとんどです。

お部屋の内装は市川先生がこだわり抜いたといい、英国風の小物もたくさんあります。

 プライベートレッスンを体験!

この日はGrammar Classの全24回の中から「a or the~冠詞をマスター」を受けさせていただきました。


この日は「話すための基礎英文法講座」から筆者が選ばせていただきました

自分でもまだ詰めが甘いと思っていた項目です。市川先生はその違いを概念的に説明してくれました。

先生:「a」は数がたくさんあるものの1つを指します。
― I have a car.(車を1台持っています。)

世の中に何台もある車のうちの1台を指し、他に何台もあることを暗に意味しているそうです。一方で「the」は1つしかない時に使うとのこと。ではネイティブの人はどんな時に「the」を使うのでしょうか。

先生:たくさんあるのですが、例えば「共通」の認識で分かるとき。
― Why don’t we go to the bar?(バーに行こうよ。)

行きつけや近所のバーなど、お互いにどのバーを指しているか分かるときには「the」を使うそうです。

先生:― Why don’t we go to a bar?(バーに行こうよ。)
こちらは世の中のたくさんあるうちのどこかのバーに行こうよ、という意味になります。

先生:「バナナを買った」と言うときもこのようになります。
I bought. . . a banana / the banana / two bananas / a bunch of bananas.
(1本の / その / 2本の / 1房のバナナ)

日本語には冠詞というものがなく「ひとつ(1つ)」「いっとう(1頭)」など冠詞以外に気を使うので、冠詞はシンプルすぎて概念を理解するのが難しいとのこと。

自分の口座のある銀行は「the bank」、どこかの銀行は「a bank」、一番近い銀行は「the nearest bank」などとなります。

その街にあるものを指定すれば「the hospital」や「the station」、指定していなければ「a hospital」「a station」に変わります。

そのほか「breakfast」や「work」など、冠詞のつかないものなどの例外も紹介してくださいました。
 
高校では冠詞についてこんなに詳しい解説を聞いたことがなかったので、新鮮に感じました。よく知らずに冠詞を使っていた自分が恥ずかしいです。
 
ですがこのレッスンの後は頭が整理され、英語ができるようになったというよりは「英語のことをより深く理解できた」と感じました。

その理由は、市川先生はネイティブがどのようなイメージで文法や単語を使い分けているかを教えているからだと思います。

冠詞がテーマのレッスンでも、冠詞以外の文法や会話に生かせそうな価値観も同時に学べたと思います。

特別にセミナーにもおじゃましてきました


「get」だけで1日の行動を言うことができる!という市川先生。みんな興味津々

この日は特別に市川先生の「基礎英文法セミナー」も見学させていただきました。セミナーは外部会場で、全4単元を毎月繰り返し行っています。PRIMに通っていない方も参加できます。

この日のタイトルは「動詞10個で日常会話はできる⁉」。
 
私たちがよく知っている動詞も、ネイティブは「熟語」にしてたくさん使っているのだそうです。そんな万能な動詞を「基本動詞」と呼びます。

この回では、ネイティブがそれらの基本動詞をどう捉えているか、そこに前置詞などを加えた熟語をどのような意味で使っているかを、みんなで考えたりゲームをしたりしながら学びました。
 
前半は講義形式で10個の基本動詞の概念と、その熟語の例を紹介していただきました。

例えば、ネイティブが「make」をどんなふうに捉えているかというと「何かに手を加えて何かを作る、変化させる」。makeを使った熟語の例は「make up」と「make out」でした。 

先生:意味は「make up=埋め合わせをする」「make out=完成する」。どちらも他にいくつか意味があります。それが「基本動詞」の特徴です。

ネイティブはそういった、たくさんの意味を持つ基本動詞を前置詞などと組み合わせて熟語にして、日常的に使っているのです。


基本動詞の単純な意味だけでなく、その捉え方も解説

「動詞と前置詞はどっちも知ってるのに!」と頭を抱えながら悩む参加者たち。筆者もまだまだ勉強中の身、知らない熟語もたくさんありました。

また、前半の講義で盛り上がった話題があります。基本動詞の「have」と「get」を使った例です。

先生:haveは状態動詞といい「持つ、持っている」という状態を表します。

一方のgetは、プロセスや努力を経て「得る」という意味です。

これを踏まえた上で、市川先生が全員に問いかけます。

先生:「I have money.」と「I got money.」。もし条件がまったく同じ2人の男性がこう言ってきたら、どっちを選びますか?

もちろん、この質問に正解はありません。その日の参加者は女性が大半で、どちらの男性に惹かれるかは意見が分かれました。

先生:私は「I have money.」と言った男性を選びます。理由はhaveのほうが安定感があるから。それに、永続的に持っているという意味だからです。

getは「努力をして得た」という意味もありますけど、「ロトが当たってgetした」とか「accidentallyにたまたま得た」という意味も含まれるからです。

なるほど、このように実際の状況を踏まえた質問や解説があると、自分の頭で考えますし、より深くはっきりと印象に残りますね。

少し休憩して、後半は、前半での内容をもとにゲームを行いました。

数人のグループで、基本動詞を使った英文と、その和文の組み合わせを完成させます。相談したり質問したりしながら考え、答え合わせと解説をして終了しました。


後半のグループワーク

セミナー全体を通して、リラックスした雰囲気の中で参加者同士で相談したり、市川先生の質問に答えたりと、発言機会も多いように感じました。

可愛いカップでお茶をいただきながら代表の市川先生にインタビュー

そして代表の市川先生にお話を伺いました。

学問としてではなく、何年経っても使える知識やスキルとして英語を身につけてほしいです

―― インスタグラムでも発信しているように、お部屋には可愛い小物がたくさんありますね。女性が多いでしょうか。

市川先生:初めは私も内装の雰囲気で女性が多く来るのだと思っていましたが、最近はこう分析しています。男性は「TOEIC800」「合格率〇%」など自分の評価に直結する目標に反応する方が多いと思います。

「基礎英文法」だけではどうしても「ぼんやり」してしまうのでしょう。

数少ない男性の生徒さんの一人になぜPRIMに来たか聞いてみると「TOEIC講座に参加してTOEICも受けたけど、基本的な文法が分かっていないと気づいたから」とおっしゃっていました。

こちらもどのように広告するかは悩みますが「基礎英文法」「コミュニケーション力」を養う練習の方が、TOEICなどの資格にも英会話にも通じる「一番効率的な方法」だと私は思うんですよね。

そういうことを納得したり、気づいたりした方が来てくれます。だから生徒さん一人ひとりとの縁を大切にして長くお付き合いしていきたいと思っています。

「単語や熟語をいくつ知っているか」「いかに教科書通りに答えられるか」などで評価するのでも、試験で目標を達成するのでもなく、何年経っても使えるような知識やスキルを身につけてほしい。

英語を学問にしてほしくない、ゴールにしてほしくないとはそういうことですね。

―― 初心者・初級者専門とのことですが、どんな生徒さんが多いですか。

市川先生:大人向けのクラスは目的意識の高い方、例えばワーキングホリデーや留学などに備えて短期で来る方が多いです。

レッスンでは、解説だけではなく背景となる文化や歴史も含めて伝えています

―― 市川先生お一人で教えていらっしゃるとのことですが、どのように授業なさるのですか。


お茶をいただいてゆったりしつつも、内容の濃いインタビューでした

市川先生:「言葉の臨界期」を迎えて8歳を過ぎたあたりから第二言語教育を受けると、残念ですがその言語を習得する「ベスト」な方法はなく、大人は「ベター」な方法でやっていくしかありません。

まず生徒さんにはその現実を理解してもらった上でレッスンをしています。
 
文法クラスでは主に「基礎英文法」の解説と練習を行います。英会話に必要な文法を限りなく絞りました。時制や動詞に始まり、話法やイディオムまで計24項目あります。

1回の講座で2項目を扱い、3カ月で1巡します。単発受講が可能ですので、聞き逃した講座は3カ月後に改めて参加することもできます。

またこちらの文法講座は個別受講も可能になっていますので、プライベートでじっくり学ぶこともできます。

―― 「英会話」を練習するというよりは、英語学習の土台となる文法などの解説といったところでしょうか。

市川先生:そうですね。文法クラスでも話す練習はありますが、発音だけと語彙だけのクラスも隔週で開講しています。意外にも、発音の授業がダントツ人気なんですよ。

というのも、外国人の先生の発音を聞き取れないと自分が発音できないですよね。日本語で解説することで、リンキング(単語同士のつながり)やフォニックス(つづりと発音の関係性)などを納得して理解できます。

そう!大人は納得できないと覚えられないんです。それは悪いことではないのですが、子どもと同じようには覚えられません。

そのため大人向けレッスンでは文法の解説だけでなく、背景にある文化や歴史、感性や価値観などのお話もたくさんします。そういった話のほうが盛り上がりますし、理解の助けになっていると思います。

テキストを使わない子ども向け体験型レッスンと、その教授法も人気です

―― テキストを使わないという子ども向けのレッスンはどのようなものなのでしょうか。

市川先生:テキストを使わないオリジナルの「体験型レッスン」を始めて10年以上になります。その日のテーマを工作や絵本などの遊びを通して学べるように展開します。

基本的にはモンテッソーリの考え方(※)に沿っています。ヨーロッパで多く採り入れられている手法です。


子ども向けのレッスンだけでなく、その教授法の講座も人気。このスペースにはそのエッセンスが詰まっています

社会に出たら交渉や譲歩をしたり、気持ちを言葉で伝えたりしなければなりませんよね。なので子どもたちがその練習をできるようにレッスンをしています。

例えば、あるときはわざと画用紙を1色ずつ用意して、同じ色を使いたいとなったときに順番に使ったり半分に切って使ったりするなどの話し合いをさせます。

あるときは対戦型のゲームをして、負けても勝者への称賛や悔しい気持ちの自己コントロールができるように練習します。

この色が使いたい、こんなことが悔しい、など一連の流れの中で自分の気持ちを英語で表現することで、フレーズや単語が印象に残るので覚えられます。それが「体験型レッスン」です。

私はこのメソッドをいまイチオシしています!このメソッドで子どもに英語を教えられる先生がもっと育ってほしいと思います。

体験型レッスンのメソッドは「こども英会話講師養成講座」で話しています。8日間の集中講座です。全国から受講生がいらっしゃいます。

PRIMでは大人の基礎英文法がある程度できるようになったら、養成講座に行かれる方も多いです。 

※モンテッソーリ教育は、幼児の心身の内部的な発達要求に応じつつ、「準備された環境」の中で1人ひとりの子どもが独自の創造性と喜びに満ちた活動を展開できるように援助を行います。(日本モンテッソーリ協会)

訪問を終えて

この日は半日にもわたって取材させていただきました。英語初心者・初級者向けに、背景にある歴史や価値観の違いなどもしっかり説明するという市川先生。

とはいえ延々と講義するのではなく、ジョークやドラマの話題なども交えた歯切れのいいトークで時間があっという間に過ぎました。

市川先生が挙げる例文は、私が多く見てきた教科書からの引用というよりは、仕事でよく使うフレーズや海外ドラマのワンシーンなど、学習者が自分の状況に置き換えやすい身近なものばかりだったのが印象的でした。

「基礎英文法」というとイメージや目的がはっきり分からないと感じる方もいるかもしれません。

ですがコミュニケーション力の土台となる基礎文法をしっかり押さえることは、結果的にTOEICなどの資格にも英会話にも通じる「一番効率的な方法」だと市川先生はおっしゃいます。取材を通してまさにその通りだと思いました。

市川先生の理念である「英語をゴールにしてほしくない」という思い、英語に対する熱の強さを感じました。また生徒さんについても、その理念に共感した、目的意識を持った熱心な方がサロンやセミナーにいらっしゃることがわかりました。

自分の夢や目標を叶えるためにどうしても英語の知識が必要だけれど、まだまだ自信がない、基礎からやりたい。そのような方は、基礎英文法や発音、語彙のクラスをご検討してみてはいかがでしょうか。

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Yuki

2011〜15年に学習塾で小中高生に英語を教え、16年から出版業界で日本語の校閲業務に携わる。TOEIC800点、留学経験なし。趣味は映画、落語、歩くこと、旅。英語も日本語も大好きな言語です。
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