約125ヵ国の講師がいるDMM英会話の「プラスネイティブプラン」。ネイティブ講師と毎日話せるプランです。
「ネイティブっぽいフレーズが学びたい」「本場の発音に触れたい」という方にとって、ネイティブ講師って魅力的ですよね。私も中~上級者の方であれば、ネイティブ講師に学んだほうが効果が高いと思っています。
ですがネイティブ講師のなかには「ただ英語が母語なだけ」という人も実は多いんです。
ネイティブというだけで期待してレッスンを受けると、容赦ないスピードで話されたり、質問に丁寧に答えてもらえなかったり、相手の話を聞くだけでレッスンが終わったり、なんて話もよく聞きます。
それで自信を失って英語自体がイヤになってしまったら、意味がないですよね。
そこで今まで10社以上のオンライン英会話を試した私が、実際にDMM英会話の「プラスネイティブプラン」に入会して、ネイティブ講師のレッスンを受けてみました。
それではプラスネイティブプランの料金や予約システム、さらに気になるレッスンの様子について、詳しく書いていきます!
プラスネイティブプランとは?
DMM英会話に在籍する約125ヵ国10,000人以上の講師のうち、約1,000名以上がネイティブ講師。
DMM英会話ではネイティブ講師を「英語を第一言語として話す人口が多い国の出身者もしくは国籍保有者」と定義しています。
国としてはアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランド・南アフリカの7ヵ国。
DMM英会話にある2つの料金プランのうち、スタンダードプランではこの7ヵ国の講師によるレッスンを受けることができません。
それに対してプラスネイティブプランでは「ネイティブ講師を含む、すべての講師」のレッスンを受けることができます。
ちなみにDMM英会話には日本人講師も400人以上在籍。実は日本人講師のレッスンも「プラスネイティブプラン」でしか受講できないんです。
講師 |
スタンダード |
プラス |
---|---|---|
ネイティブ | × |
〇 |
日本 | × |
〇 |
その他 (フィリピンなど) |
〇 | 〇 |
プラスネイティブプランの料金は?
通学型スクールでのネイティブ講師による料金の相場は、マンツーマンだと1時間あたり1万円近くなることも珍しくありません。
DMM英会話でネイティブ講師のマンツーマンレッスンを受けると、費用はどのくらいなのでしょうか。
月19,880円~。25分589円~
プラスネイティブプランの料金はこちらです。
|
月額 | レッスン単価 |
---|---|---|
毎日1レッスン | 19,880円 |
641円 |
毎日2レッスン | 38,980円 |
629円 |
毎日4レッスン | 72,980円 |
589円 |
毎月8レッスン | 12,980円 |
1,623円 |
1ヶ月間1日も欠かさずにレッスンを受けた場合、1レッスン25分の単価は641円です。
通常ネイティブ講師のレッスンとなると、25分単価の相場は1,000〜2,000円なのでこれは格安です。
入会前の体験レッスン
レッスン単価は500円前後と良心的なのですが、月額12,980円~となると、入会前にレッスンを体験してみたいと思いますよね?
スタンダードプランに関しては無料で25分x2回の体験レッスンが受けられます。一方でプラスネイティブプランの体験レッスンは有料です。
25分レッスンのチケット1枚を1,500円(税込)で購入できます。
ただし購入後30日以内にプラスネイティブプランに実際に入会すれば、体験料金1,500円がキャッシュバックとなり、実質無料でネイティブ講師のレッスンを体験できたことになりますよ。
ネイティブ講師を予約するには?
ネイティブ講師のレッスンを受けるには、レッスン予約画面で「特徴:ネイティブ講師」にチェックを入れます。そうすると先ほどのアメリカやイギリスなど7ヵ国の講師のみが表示されます。
予約の取りやすさは?
当サイトにはDMM英会話の口コミが460件以上届いています。その中で「ネイティブ講師のレッスンは予約が取りにくい」との声がありましたが、実際はどうなのでしょうか。
全プラン共通で言えることですが、1日当たりのレッスン上限回数を超えてレッスンを予約しておくことはできません。
つまり毎日上限までレッスンを受けたい方は、今日のレッスンを終えてから明日のレッスンを予約することになりますね。
そこで今日の夜に予約画面を開いて、明日の夜21:00~23:00に何人の講師が予約可能か検索してみました。夜21:00といえば仕事が終わり夜ご飯を食べ終え、リラックスできるという方も多いと思います。
150人近くのネイティブ講師が予約可能と、人数にはかなり余裕があるようです。
ちなみに朝でも夜でも、予約まで1時間を切っていても30~50人のネイティブ講師が検索にヒットしましたよ。
私もプラスネイティブプランに入っていますが、ネイティブ講師の予約が取りにくいと思ったことは一度もありません。
ネイティブ講師が住む7ヵ国にはそれぞれ時差があります。日本時間のどの時間帯であっても対応できるというのが、予約が取りやすい理由のひとつかもしれませんね。
「ネイティブキャンプ」との比較
DMM英会話と同じく急成長しているオンライン英会話に「ネイティブキャンプ」があります。月16,280円でネイティブ講師を含むレッスン受講が完全無制限というシステムです。
フィリピン人講師だけでなく世界中の講師がいるという点でもDMM英会話のライバルといえます。そこでネイティブ講師の「人数、国籍、予約システム」を比較してみました。
DMM英会話 |
ネイティブキャンプ |
|
---|---|---|
人数 | 約1,000人 |
約2,000人 |
国籍 |
7ヵ国 |
6ヵ国 |
予約 システム |
翌日分まで |
7日先まで 最大20レッスン (別料金) |
ネイティブキャンプでは基本料金ではレッスンの予約ができません。予約は、ネイティブ講師の場合、約1,000円ほどの追加料金がかかります。
DMMでは翌日分だけですが、予約が可能。「明日もこの時間にしたい」などのように計画を立てたい人には こちらのほうが向いていると思いますよ。
ネイティブのレッスンを受けてみました
私もプラスネイティブプランに入会して、5ヵ国のネイティブ講師にレッスンを受けてみました。
もちろん同じ国の講師でも教え方や性格は様々ですが、アクセントに関しては国ごとに似ていることが多いので、ぜひ講師選びの参考にしてくださいね!
オーストラリア人講師
最初の10分は雑談で盛り上がりました。教材に費やす時間が15分だったので「この問題は飛ばす?」と私の希望を確認しながら臨機応変にレッスンを進めてくれましたよ。
褒め上手でエネルギー溢れる講師で、発音はいかにもオーストラリアという感じでした。比較的話すスピードが速かったため、オーストラリア英語に慣れていない方には聞き取りにくいかなと感じました。
ちなみにレッスン予約時に「講師が英語を話すスピード」に関して希望を出すことができます。聞き取りに自信がない方は「ゆっくり話してほしい」を選択しておくといいかもしれませんね。
南アフリカ人講師
感じのいい講師でレッスン後には丁寧なメッセージを送ってくれましたが、レッスンは教材を淡々と進めるだけでした。
南アフリカはDMM英会話が定めるネイティブ講師出身国のひとつですが、この講師に限っていえば、多くのフィリピン人講師よりも訛りが強かったように感じます。
イギリス人講師
クリアで聞き取りやすい英語でした。発音教材を使いつつイギリス英語とアメリカ英語の違いについて話しました。
教材だけにとらわれず、興味のある話をお互いに楽しむといったレッスンでした。地方による発音の違いなども教えてくれたので、教材以上のことを学べた気がします。
私はレッスン中、パソコン画面の右側に教材を、左側にスカイプ画面を表示しています。
スマートフォンでもスカイプ通話はできますが、教材とスカイプ画面のどちらかを表示するとスクリーンがいっぱいになってしまいます。レッスン内容がフリートークでないかぎりはパソコンでの受講がオススメです。
追記)現在では、スカイプから、独自の通話システム「Eikaiwa Live」を使用したレッスンに変わっています。
ひとつの画面で、ビデオ通話、教材閲覧、チャット機能などが完結します。スクリーンがいっぱいになったり複数画面を行ったり来たりする必要がなくなり便利です。
カナダ人講師
ゆっくりで丁寧な英語を話す講師で、分からない単語について質問した際にはとても適切な例文を挙げてくれました。
ただ説明が少し丁寧すぎるのか、生徒の発話時間が少なかったのが気になりました。カナダ英語の発音はアメリカ英語に似ており、地域による差も少ないので、日本人には聞き取りやすいと思います!
アメリカ人講師
約7年間英語を教えているとのことで、生徒の英語を引き出すのがとても上手でした。直喩と比喩について質問したときも、分かりやすく違いを説明した後にチャットボックスに例文をタイプしてくれました。
さすが指導経験が長いだけあるなと感じました。発音は標準アメリカ英語だったと思います。
レッスン後は「講師からのメッセージ、レッスンで学んだ主要なセンテンス、新しい単語」が送られてきます。単語はアルファベット順にあとから検索できるので、復習にも役立ちますね。
ネイティブ講師に学ぶメリットは?
今回プラスネイティブプランに入って私が感じた、ネイティブ講師に学ぶうえでのメリットをまとめました。
自然なフレーズを学べる
話し言葉として使われるスラングやイディオムは、英語を母語として日常的に話す講師のほうが多く知っています。フィリピン人講師のなかには、上級者用の教材に出てくる口語表現をうまく説明できない方もいます。
速いスピードに慣れてくる
ネイティブ講師は英語を「勉強」したのでなく、育つ中で知らず知らずのうちに話せるようになった人たちですよね。
そのため学習者の気持ちを100%理解するのは難しく、特に指導歴が短い講師ほど、スピードを緩めずに話すことがあります。これは自然なスピードに慣れたい方にとってはメリットだと思います。
英語圏の国について知れる
長年英語を学んできた私たちは英語圏の国について意外と多くの知識を持っています。
アリゾナ州に住むアメリカ人講師には「グランドキャニオンがあるところですか?」と質問することでアリゾナの気候について、他州の観光地についてと話が広がりました。
私は今回ネイティブ講師のレッスンを受けて、馴染みのある国について新しい知識を得られることが、素直に楽しいと感じました。
標準に近いアクセントが学べる
例えばフィリピンやインド、シンガポールでは日常的に英語が使われますが、これらの国には英語以外にも公用語があります。
この3ヵ国で英語しか話せない人は少数派。英語以外の言語を母語として持つ人に関しては、その母語の発音や文法が英語にも少なからず影響しています。
一方でアメリカやイギリスでは、実質英語のみが広く使われていますよね。TOEICでもアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア英語が採用されているように、これら英語圏の発音は世界的により広く受け入れられています。
ネイティブ講師に学ぶデメリットは?
語彙力や発音に関して非ネイティブ講師がネイティブ講師を超えるのは難しいですが、ネイティブ講師のレッスンにはデメリットもあります。
スピードが速すぎて聞き取れない
ネイティブ講師のなかには普段と同じスピードで話す人がいると書きましたが、これはデメリットにもなります。特に初心者の方は、英語が聞き取れないことがストレスになってしまいますよね。
英語を自然に習得したネイティブに比べ、英語を学習した講師のほうがゆっくりと丁寧に話してくれる傾向にあります。
文法解説はあまり期待できない
ネイティブは普段からある程度正確な文法で英語を話しています。ただし、何気なく使っている文法や構文を、英語学習者に論理的に説明するとなると話は別なんですよね。
指導歴の浅いネイティブ講師のなかには、文法用語を知らない人も多くいます。英語を勉強して身につけたフィリピン人講師などのほうが、文法説明が分かりやすいことはよくあるんですよ。
プラスネイティブプランはどんな人にオススメ?
メリットとデメリットを踏まえて、DMM英会話のプラスネイティブプランはどんな人に向いているのでしょうか?
向いている人
- 発音教材で正しい発音を身につけたい人
- ネイティブらしい表現を学びたい上級者
- 特定の英語圏の国に行く予定のある人
フィリピン人講師やセルビア人講師に比べると、ネイティブ講師はより正確な発音や文法で話し、語彙力も高いです。
自然なスピードに慣れたい方や、難易度の高いニュース教材を使いたい方にはネイティブ講師が向いていると思いますよ。
またイギリス留学前にイギリス人講師のレッスンを連続して受けるなど、特定の国の発音に慣れておきたい方にもオススメです。
向いていない人
- 文法や単語から丁寧に学びたい初心者
英語を外国語として学習してきた講師のほうが文法に詳しいケースが多いので、文法を習いたい方にはスタンダードプランがオススメです。また初心者にはネイティブ講師のレッスンがプレッシャーになるかもしれません。
まずはゆっくり話してくれるフィリピン人講師のレッスン(スタンダードプラン)で自信をつけてから、プラスネイティブプランに変更するのがいいと思います。
体験レッスンを受けてみよう!
DMM英会話のプラスネイティブプランに入ると、25分レッスンを約500円~で受講できます。毎日ネイティブ講師を選択することもできると考えると、とてもリーズナブルですよね。
今回私が受講した5人のネイティブ講師は、話すスピードや教材の進め方に個人差はあったものの、全員熱心でフレンドリーでした。
各講師のプロフィール画面には生徒さんからの評価が★の数で表示されているので、そのあたりも講師選びの参考にするといいと思います。
「ネイティブ話者=教えるスキルが高い」とは限りませんが、より正確でナチュラルな英語に毎日触れたい中上級者にはぜひオススメしたいプランです。
みなさんも1,500円でプラスネイティブプランの体験レッスンを受けてみてはいかがですか?30日以内に入会することになれば、1,500円がキャッシュバックされますよ。