38年続く理由は？神戸のサンミハールランゲージサービスで体験レッスン

英語ペラペラのエンジニアを目指している、TOEIC920点の岩田（@iwaking）です。1981年にスタートした老舗の英会話スクール「サンミハールランゲージサービス」で体験レッスンを受けてきました。

英会話スクールに1回でも行ったことがある方は分かってくれると思うのですが、とりあえず生徒を褒めて「話せている気」にさせるスクールって、意外と多くないですか？

でもサンミハールは違いました。ちゃんとミスを修正してくれるんです。フィードバックでもやたら褒めるのではなく、的確なアドバイスをもらえました。

私、複雑な文法になると、ごまかしながら話してしまうクセがあります。それでも伝わりますからね。でも、もう一段階レベルを上げるには「ミスに気づかせてくれるスクール」を選ぶべきなんですよね。

サンミハールのレッスンは「毎レッスン成長したい」という人にぴったりだと思いました。あと「フリーカンバセーション」という実践の場もあるので、気軽に英会話を楽しみたい人にもいいと思いますよ。

サンミハールランゲージサービスに行ってきました

校舎はJR三ノ宮駅から歩いて5分。センター街というショッピングセンターを通って行ったので、あっという間に到着しました。

元町駅や阪急三宮駅からも3～5分だそうですよ。アクセスは抜群ですね。

外観や看板からも、老舗感が出てますよね。校舎は4Fにありました。

この奥がプライベートレッスン用ブース

お世辞にも広いとはいえません。必要最低限のものがそろっているというイメージです。

この日の流れは、

1. スタッフさんによるスクール説明
2. フリーカンバセーションに参加
3. レベルチェックを兼ねた1対1の体験レッスン

でした。

スタッフさんによるスクール説明

担当してくれたのはフェンスターメイカー明実さん。

まずはアンケートを記入

スクールのシステムやサンミハールの特徴について教えてくれましたよ。

• 完全カスタマイズのマンツーマンレッスン
• 日本語が話せるネイティブ講師に学べる
• 平日は毎日通えるフリーカンバセーション

でもサンミハールの特徴は、システムそのものよりも先生の教え方にあると感じたので、システム上の特徴はできるだけ簡単に書いていきます 笑。

完全カスタマイズのマンツーマンレッスン

友達同士のセミプライベートやグループレッスンもありますが、メインはマンツーマンレッスンです。日常英会話、ビジネス英語、試験対策など、一人ひとりに合ったカリキュラムを組みます。

試験対策についてはTOEIC、英検、TOEFL、IELTSはもちろん、「米国の医師国家試験」や「通訳ガイドの試験」にも実績があるそうですよ。

支払いは月謝制とチケット制があり、月謝制だと月20,400円（40分ｘ4回／月1回のフリーカンバセーション付き）。平均的な価格ですが、日常英会話と同じ料金でマイナーな試験の対策ができるのはいいですよね。

あとレッスンは自由予約制なので、毎週同じ時間に行けない人でも大丈夫です。

ちなみに期限がなければ英文の添削も無料で行っているそうです。なかなか自分が書いた英語をチェックしてもらえる機会ってないので、こういうサポートがあるのは嬉しいポイントです。

日本語が話せるネイティブ講師に学べる

マンツーマンレッスンを担当するのはネイティブ講師ですが、日本語も話せるようです。これはサンミハールのメリットだと思いますね。

だって「apple」っていう単語を知らないのに「It's a type of fruits, and it's red and round...」っていう説明をされて、それすら理解できなくて困るよりも、「リンゴ」って教えてもらったほうが早くないですか 笑？

まぁこれは極端な例ですが、疑問が残ったままモヤモヤして帰るよりも、パッと理解できるなら日本語に頼ったほうが効率的だと思うんです。

ただ中級以上の人で英語でも質問できそうっていう方は、英語にチャレンジしてみましょう。

平日毎日でも通えるフリーカンバセーション

サンミハールには「フリーカンバセーション」というものがあります。テキストは使わず、フリーに会話を進めていく実践の場ですね。

これが安いんです！2人以上予約が入れば、月～金まで毎日40分ｘ2コマあるんですけど、それが受け放題で月9,180円です。チケット制だと12回で12,850円なので、1回1,000円ぐらいですね。

フリーカンバセーションはマンツーマンレッスンを担当している講師とは別の外国人講師がおもに受け持ってるそうです。あえて先生対生徒らしくない、自然なシチュエーションが作られています。

ちなみにフリートークとはいえど、トピックは用意されていますよ。というか、生徒さんから募集してるらしいです。参加型っていう感じでいいですよね。

英会話カフェにいくと、自己紹介とか海外旅行とか、いつも同じ話題になっちゃうんですよね。よく話す話題についてはスラスラ答えられるけど、初めてのトピックだとテンパってしまった経験ありませんか？

いつもと違う話題で盛り上がってたらいいんですが、念のためトピックが用意されてるのはいいなと思いました。

フリーカンバセーションに参加

この日は人数が多めで、私のほかに生徒さんが6人いましたが、普段はもうちょっと少ないようです。

担当はヴェディカ（Vedika）先生。先生が私に「自己紹介をどうぞ」と言ってくれたので、私がこのサイトのことや自分のビジネスのことを話すと、みなさんから質問攻めに（嬉しい）。

生徒さん①：どうしてこのスクールに来たの？

岩田：特徴のありそうなスクールを選んでるんですよ。サンミハールの特徴教えてください！

生徒さん②：みんなフレンドリーで、先生が丁寧でやさしくて、毎回楽しみに来てます。

生徒さん③：マンツーマンとフリートークがあるよ。

生徒さん④：自分はお金ないからフリーカンバセーションだけ来てる。ハハハ！

とにかくみなさん、すごくウェルカムで優しかったです。生徒さん同士仲がよく、サンミハールへの愛もヒシヒシと伝わってきました。

あとは今までどのくらい英語を勉強してきたかとか、神戸でオススメの場所とかも教えてくれましたね。

この日は一応「job hunting（就活）」というテーマが用意されていたのですが、初めて参加する私がいたからか、色々お互い質問したり答えたりするなかで40分が過ぎてしまいました。

先生はあくまでメディエーターという感じ。外国人の方って日本人よりもおしゃべりな人が多いので、先生のほうが生徒よりもたくさん話してしまうことって、あるあるなんですよね。

でもここでは生徒さんが主体的に話していましたよ。みんな本当に仲がよさそうで、純粋に楽しそうなのが伝わってきました。

レベルチェックを兼ねた1対1の体験レッスン

次はマット先生のもとへ。先ほどスクール説明をしてくれた明実さんが、マット先生に私の英語学習の目的や経験を伝えてくれます。

っていうか、明実さん英語ペラペラで発音もすごくキレイ。スタッフさんの英語が上手だと、励みになりますよね。学習アドバイスをもらうときも、説得力があります。

ヘッドティーチャーであるマット先生はオーストラリア出身。渋い声がカッコいい先生です。体験レッスンの流れは、

1. 自己紹介
2. 先生の質問に答える
3. 私から先生に質問する
4. フリートーク（私の希望で）

でした。ちなみに「4．フリートーク」の部分については、各生徒さんの目的や希望に合わせて、教材を使ったレッスンをすることも多いそうです。

先生：今日はどこから来たの？今まで何都市くらい回ったの？

岩田：5都市くらい行ったかな。大阪とか福岡とか…

先生：なんでこのサイトを運営してるの？これからの展望とかある？

岩田：もっと口コミ（reviews）を集めたいと思ってるんです。

先生：Nice! But it’s reviews, not reviews.

え！？今まで自分のサイトを説明するとき、ずっと「レビュー」にストレスを置いて話してました。40スクールぐらい行きましたが、初めて指摘されました。

先生：趣味はなに？

岩田：カフェで本を読むことかな。

先生：どんな本？

岩田：ビジネスとかプログラミングのこととか...

考えながら話すとき「なんていうんだろう」という意味で「How to say...」とよく言ってしまうんですが、ここでも「How to say」じゃなくて「How do I say?」だよ、とのこと。

これも今までずーっと正しいと思って使ってました。ストレスの位置とか、あとは本題じゃないひとり言とかも、ちゃんと直してもらえます。勉強になります！

あとミスを直すときも、あくまで話の流れを切らないんですよね。そして聞き上手。これは先生のスキルの高さだと思いましたね。

次は私から先生に質問。いつから日本にいるかとか、英語圏でも国によってアクセントが違うこととか、たわいない会話が続きます。先生もガジェット好きとのことで、最後はその話で盛り上がりました。

マット先生、とてもフランクなんですよね。日本人に分かりやすいよう簡単な単語を並べるんじゃなくて、対等に話してくれてるのが伝わってきます（私のレベルを踏まえて、ではあると思いますが）。

自己紹介のときも「How can I call you?」じゃなくて「How can I address you?」って言ってたんです。すぐには意味がとれなかったのですが、これだけで「そういう聞き方もあるのか」と勉強になりました。

あとミスを修正してくれる先生が話し相手だと、普段ならごまかしていた英語も「ゆっくりでいいから正確に話そう」と意識できたんですよね。これも自分のなかのいい変化だと思いました。

フィードバックをもらいました

体験レッスンのあとは、マット先生と明実さんからフィードバックをもらいました。

レベルは20段階に分かれていて、私は項目によって8～11.5という評価でした。

• 理解力や流暢さが強み
• もっと深い会話ができるようイディオムなど強化

とのこと。「中～上級レベルの人が、そこからさらに力を伸ばすには、ミスを修正してもらえる環境が必要です。あと英語そのものの勉強よりも、興味のある分野を英語で勉強したほうが伸びますよ」と明実さん。

おっしゃるとおりだと思います。他スクールでは「とても上手ですよ～、上級です！」と言ってもらえることもあるのですが、このように的確な評価とアドバイスをくれたほうが、やっぱり自分のためになりますね。

だってネイティブと対等に話すには、まだまだ実力不足というのは自覚していますから。

あとスマホなどを使ってレッスンを録音することを勧めているとのこと。修正してもらった自分のミスを再確認できるので、これもぜひ取り入れたいアドバイスです。

サンミハールに行ってみた感想

よかった点

• レッスンではミスをきちんと直してもらえた
• フリーカンバセーションがかなり安い
• 生徒さん同士仲がよく、ウェルカムな雰囲気

マット先生と40分ほど話すだけで、かなり勉強になりました。生徒の発話時間をたっぷり確保しつつ、ちゃんとミスは修正する、というのはマット先生のスキルが高いからこそだと感じました。

そして英語がとても上手な明実さんによるフィードバックも、とても納得感がありました。

あと平日毎日行われるフリーカンバセーションは、月1万円以下で受け放題なので、かなり安いと思います。みなさんとても優しくて、初めての方でも温かく迎えてくれますよ。

気になった点

• 豪華で立派という感じの校舎ではない

校舎の立派さとレッスンの質は無関係なので、気になった点というより「レッスンに立派な校舎を期待している人には向いてないですよ」という感じですね。あと4階まで階段なので、いい運動になります！

またフリーカンバセーションは楽しいですし実践練習にはなりますが、やはりどんな分野でも「自分のミスに気づいて修正する」という作業を繰り返すことで、人って成長できますよね。

気軽に英会話を楽しみたいという方はフリーカンバセーションだけでいい刺激になると思うのですが、「正しい英語で話す力を身につけたい」という方は、レッスンと組み合わせるのがオススメです。

総評：毎レッスン成長を感じられるスクール

サンミハールには、ミスを修正してくれる学びの多いレッスンと、コミュニケーションを楽しむフリーカンバセーションがあります。

目標に向かって確実に力を伸ばしたい方、気軽に英会話を楽しみたい方、両方のニーズに応えているスクールだと思いましたよ。

そしてレッスンとフリーカンバセーションを組み合わせることで、弱点強化＋実践練習ができるので、効果はもっと高まると思います。

さらにTOEICや英検だけでなく、色んなマイナーな試験の対策にも実績があるようなので、そういう目的の人もぜひ体験レッスンに行ってみてくださいね。

サンミハールのコースと料金
コース	マンツーマン 日常英会話／ビジネス英会話／TOEIC／英検／IELTS／TOEFLなど   フリーカンバセーション
料金 （税込）	マンツーマン 40分ｘ4回 月20,400円 （40分あたり5,100円）   フリーカンバセーション 通い放題 月9,180円 40分ｘ12回分 12,850円

※マンツーマンは月1回のフリーカンバセーション付き
※マンツーマンにはチケット制もあります

• 公式：サンミハールの公式サイトを見る