• 2023年3月以降、教室は武蔵野市吉祥寺へ移転されています。最新の料金は記載内容とは異なる場合がございますので、公式サイトでご確認ください。

TOEICが広く用いられるようになる、はるか前から「TOEIC指導」一本に絞って25年以上支持を集めているエッセンス イングリッシュ スクール(以下エッセンス)で体験レッスンを受けてきました。

東京・池袋の1校のみでTOEIC指導に特化するエッセンスが、これほど長い期間生徒さんから信頼を集める理由は何かをお伝えしたいと思います。

エッセンス イングリッシュ スクール 教室写真

体験レッスンを受講し、また野村先生にお話を聞いて感じたこと。

それは「TOEICに特化するがゆえのオリジナルテキスト」「解説の丁寧さ」「受講生の大半を占める社会人の忙しさに対する理解」がTOEIC点数アップを実現させているということです。

  • TOEICの最新出題傾向を読み解いて作成される「オリジナルテキスト」
  • 120分授業により、1問1問丁寧かつ網羅的な「問題解説」
  • 忙しい社会人に対応するため、前回の復習を織り込む「授業設計」

それではまずエッセンスの特徴を紹介します。

記事の目次

エッセンスの特徴

エッセンスは、JR線、地下鉄線、私鉄が通る池袋駅から徒歩5分という大変便利な立地にあります。

特に池袋駅を利用されている方は、通学や通勤の途中、または乗り換えの際に立ち寄れるので時間が無駄になりません。

なお、エッセンスで最も多く受講されているのは、TOEIC500点前後の力を持つ生徒さんが700点突破を目指す「得点アップコース」です。

得点アップコース
入学金 15,000円
授業料 1週あたり
7,500円
教材費
(システム管理費含む)
1週あたり
2,000円

※2018年11月現在

講座はTOEICが実施される奇数月の約2ヶ月前に始まることが多く、そこから約2ヶ月間(8週間)、受験日直前まで授業を受けるシステムです。

1週間に受けるのは2時間x2コマ(リスニング1コマ+リーディング1コマ)。60分単価は1,875円と平均的です。

ですが授業料は「25歳以下/60歳以上は20%OFF」「早割で15%OFF」「2年以内にTOEIC860点以上だった方25%OFF」など、色んな条件により割引が受けられます(割引の併用不可)。

また長期契約での割引も。例えば「24歳の方が6ヶ月(24週間)契約した場合」の料金は以下のとおりです。契約期間が長いほど、長期割が適用されて割引が大きくなります。

例:6ヶ月契約(24歳の生徒)
入学金 15,000円
授業料 7,500円x24週x0.8
=144,000円
(25歳以下20%OFF)
教材費 2,000円x24週
=48,000円
長期割 -15,000円OFF
合計 192,000円

ちなみに得点アップコースの実績には、2ヶ月で205点アップ(575点→780点)、4ヶ月で230点アップ(495点→725点)などがあります。

得点アップコースの他、900点を狙うコース、文法を徹底する弱点補強クラスなども用意されています。

全国的にも、日常会話クラスやビジネス英語クラスと併行してTOEICクラスがあるスクールは多いですよね。

ですがエッセンスでは、目標点数や苦手分野に合わせてコースを選べます。TOEIC対策は「短期間で効率的に点数を伸ばしたい」と考える人が多いと思うので、これは嬉しいシステムですね。

25年分のノウハウを詰め込んだオリジナルテキスト

TOEICの公式問題集や市販の問題集を使うスクールが大多数のなか、エッセンスはオリジナルのTOEICテキストを作成し、最新の傾向を踏まえて随時アップデートしています。

エッセンス イングリッシュ スクール オリジナル教材

「テキストを作成する」と言葉で言うのは簡単ですが、最新の出題傾向を踏まえたうえで、生徒の学力を効果的に上げるための問題を各項目ごとに作るのは容易ではありません。

エッセンスがTOEICに特化しているからこそ、労力を惜しまず、効率的に学べるオリジナルテキストを作成できているのだと思います。

筆者も体験レッスンで何問か解いてみましたが、文法、単語やフレーズなどの観点からもよくできている良問ばかりで「さすがだな」と思いました。

丁寧すぎるくらい丁寧で網羅的な問題解説

問題をできるだけ多く解いて、てきぱきと答え合わせをすれば、「問題をたくさん解いた」という満足感を生徒さんに与えられるのかもしれません。

しかし、エッセンスは違います。120分の授業のうち、問題を解くための演習時間はリスニング、リーディングともに10~15分程度。残りの時間をほぼ解説に充てています。

エッセンス イングリッシュ スクール 講師

問題の解説がどのように丁寧で親切かについては、後ほどご紹介します。

先週の復習が今週の授業に織り込まれている授業設計

「授業を受けた後の復習が大切です」といっても、忙しい社会人となると復習に時間を割くのが難しく、授業に出るのがやっと、という方も多いはず。

エッセンスでは受講生の8割を社会人が占めるため、無理に復習を義務づけるのではなく「授業を受ければ自然と復習できる」ように授業が設計されています。

エッセンス イングリッシュ スクール オリジナル教材

これも言うのは簡単ですが、やろうとすると簡単ではありません。

「今週の授業に、先週の授業内容の復習が自然と盛り込まれている」ためには、単にTOEICの問題を無作為に出題するだけでは無理です。

先週の授業内容と今週の授業内容が関連づけられ、かつ先週の授業内容が「全く同じ形」ではなく「形を変えて問題に盛り込まれている」ことが必要です。

こうした授業設計は、オリジナルテキストを使うエッセンスであるがゆえの強みと言えると思います。

エッセンスに行ってきました

エッセンスは池袋駅から徒歩5分という便利な立地で、かつ池袋東口を出てまっすぐという分かりやすい場所にあるビルに入っています。

筆者は西武池袋線の池袋駅(西口)から出ましたが、横断歩道を一つ越えるだけで5分かからず到着しました。

ビルの側面には「エッセンス」と、分かりやすく表示された看板があります。

エッセンス イングリッシュ スクール 外観

ビル入り口の表示板には、アルファベットで「ESSENCE」と記載があります。

エッセンス イングリッシュ スクール 看板

エレベーターで3Fにあがると、鳥をもじったエッセンスのロゴが表示されたドアがあります。こちらが入り口です。

エッセンス イングリッシュ スクール ロゴ

入り口を開けると、すぐに教室があります。教室は1室で、40名ほど入る大きなサイズですが、通常は25人ほどで授業を行うことが多いそうです。

エッセンス イングリッシュ スクール 教室

エッセンスの先生が執筆されたTOEIC L&Rの本や、その他の参考書が教室内で自由に読めるようになっています。

エッセンス イングリッシュ スクール テキスト

教室の外の掲示板には、TOEIC関連のセミナーのお知らせ、カウンセリングや動画配信に関する掲示がありました。

エッセンス イングリッシュ スクール 掲示板

エッセンス イングリッシュ スクール 掲示板

体験レッスンに参加

今回は、通常の授業と同じ内容で体験させていただきました。担当はエッセンスの野村先生です。

外資系大手IT企業でエンジニアとして勤務されながら、独力でTOEIC990点を取得され、その後エッセンスで教鞭を執られています。

エッセンス イングリッシュ スクール 講師

体験レッスンは、まず通常と同じようにオリジナルテキストを解き、それに対して野村先生が解説をしてくださるというスタイル。

筆者がTOEICを最後に受験したのは、もう10年近く前になるので「勘が鈍っていませんように」と祈りながら、エッセンスのオリジナルテキストの問題を何問か解きました。

エッセンス イングリッシュ スクール オリジナル教材

今回はリスニングのパート1。「写真を見て、それを描写する正しい文章を、音声で流れる4つの文章から選ぶ」セクションです。1問目はこの写真。

エッセンス イングリッシュ スクール オリジナル教材

リスニングの音声は以下の通りです。どれが正解でしょうか。

(A)He’s plugging in an electrical cord.
(B)He’s setting appliances onto a tabletop.
(C)He’s reaching into a storage bin.
(D)He’s washing a container under a faucet.

さて、ここから野村先生の解説です。

野村先生は回答の選択肢を読みながら、写真に写っている物体について、そして中心の人物の動作について一つひとつ解説を加えていきます。

写真をiPadで表示し、それに直接ペンで解説を書き加えていくので、単に言葉で説明するよりも分かりやすく、イメージが頭に焼き付く大変よい教授法だと思いました。

エッセンス イングリッシュ スクール レッスン風景

まず、中央の人は座っているので、この人の状態は sitting ですが、これ以外の表現としては crouching (down) という「かがんで」という表現も適切であるとのこと。

そして、中央の人は箱に手を伸ばし入れている。この「~に手を伸ばし入れる」は reaching into が適切であることを確認していきます。

そして、写真上部に写っている機器は equipment でもよいし、もし電化製品であることが分かれば appliance がベターだそうです。なお机の上にある機器から伸びているコードは electrical cord です。

そして人物が手を伸ばしている容器は box が最も一般的だが container、case、 bin なども使えるそうです。

そして bin は、日本語の「瓶」ではなく、ゴミ箱や容器を示す単語であることを、Google画像検索で分かりやすく説明してくださいました。

そして、問題文に戻ります。

(A)He’s plugging in an electrical cord.
(B)He’s setting appliances onto a tabletop.
(C)He’s reaching into a storage bin.
(D)He’s washing a container under a faucet.

(A)は、electrical cordを接続しているわけではないので間違い。
(B)は、机の上の電化製品を設定しているわけではないので間違い。
(D)は、蛇口(faucet)の下の容器を洗っているわけではないので間違い。

よって、正解は(C)です。

1つの問題に同じものを示す複数の単語を入れつつ、覚えておくべき表現や見落とされがちな単語を盛り込んだ問題となっています。

野村先生の解説を聞いたあと「よくできた問題だな」という感想が口からこぼれました。たった1問からたくさんのことを学べる教材と先生の教え方はさすがです。

このように、TOEICに特化しているからこそ開発できる良質なテキストに載っている良質な問題を、丁寧に解説するから、生徒さんも力がつくのだと思いました。

エッセンスの野村先生に話を伺いました

続いて、野村先生にいくつか気になる点を質問させていただきました。

エッセンス イングリッシュ スクール 講師

他の「TOEICにも対応している」スクールではできないことをやっています

ーー 25年前からTOEICに絞ったサービスを提供している理由を教えてください。

野村先生:25年前の1993年に、今後TOEICが幅広く活用されていくことを推測し、TOEICに特化したスクールとしてエッセンスはスタートしています。

TOEICに特化する最大のメリットは、エッセンスの授業で使う問題を全て自分たちで作成できることです。これが大きな売りと言ってよいかと思います。

エッセンスの講師陣は全員、TOEIC990点満点なのですが、出題傾向を見ながら新しい問題を「毎年」作っています。

本番で生徒さんのスコアをアップさせるために、どのような問題がよいかを真剣に考えて作成しています。これは他のスクールさんではまずできないと思います。

ーー そこまで研究して作成されているのは、すごいですね。「TOEICクラスもある」というスクールは多いですが、TOEICに特化しているエッセンスならではの強みはなんでしょうか。

野村先生:突き詰めると、3点だと思っています。

  • オリジナルテキストの問題の質が高い
  • TOEICに特化し、授業の質が高い
  • スコアアップという実績を出せている

生徒さんが体験レッスンを受講し、「他とは違う、良いレッスンだ」と思ってくださることが多いので、口コミで広がっていると感じます。

ーー エッセンスでは大きな教室を利用されていますが、受講スタイルについて教えてください。

野村先生:生徒さんは毎週リーディングとリスニングの授業を1回ずつ受講します。2つを続けて受講することもできますし、別な日に受講することもできるようスケジュールを組んでいます。

1回の授業は120分で、最初に問題演習を10~15分行います。休憩時間を除いて、その後すべての時間を解説に充てています。

なお授業中に生徒さんを当てて答えさせることはしていません。当てられるのが苦手という方もいるためです。音読する際も全員で読むようにしています。

エッセンス イングリッシュ スクール

ーー 講師が全員TOEIC満点ということだけでなく、解説がとにかく丁寧で、かつ関連語などについても網羅的に教えていらっしゃることに驚きました。講師に求める力はかなり高いのですね。

野村先生:ありがとうございます。私だけでなく、どの講師も丁寧に教えることを心がけています。

講師は採用後、2ヶ月の見習い期間があり、この期間に他の講師の授業に生徒として参加しながら、ティーチングメソッドを学んでいます。

なお細かな教え方については講師ごとに任せられています。例えば、私は授業中にiPadを使っていますが、全員がiPadを使っているわけではありません。

ただでさえ忙しい社会人に多くの課題を出すかわりに、授業内で復習できるよう工夫しています

ーー 毎週の課題・宿題はありますでしょうか。

野村先生:リーディングのみ、Vocabulary Quiz を解いてもらっています。前週のテキストに出た単語を復習してもらうためのクイズです。

また、 英文を速く読むためのトレーニングとしてスラッシュリーディングのエクササイズがあります。これ以外に宿題はありません。

エッセンス イングリッシュ スクール

なお「授業に加えて、自宅でも学習したいがどうすればよいか」という生徒さんには、「オリジナルテキストの復習をしっかりやってください」とお伝えしています。

また学習に関する無料の個別相談を受け付けており、15分~1時間程度、生徒さんと講師が1対1で話します。

この際に「速読トレーニングをしたいのであれば、スラッシュリーディングのこの本を使ってみてはどうか」といった話をすることもあります。

ーー 多くの課題を出すTOEICスクールとは違うのですね。でも自主的に学習したい生徒さんにはしっかりサポートがあるのは良いシステムだと思います。

野村先生:当校の生徒さんの8割は社会人で、海外赴任や昇進の条件であるTOEICスコアをクリアするためにエッセンスに通っていただいています。

ただでさえ仕事で忙しい社会人の生徒さんに、多く課題を課すのは現実的でないと考えています。

「スコアが上がりました」「目標スコアを達成しました」と言っていただけるのが一番嬉しいです

ーー 目指すTOEICスコアによって、異なるコース設定があると伺いました。

野村先生:「得点アップコース」というTOEIC600点~700点を目指すコースと、「900点クラブ」というTOEIC900点以上を目指すコースがあり、生徒さんはいずれかを受講しています。

企業だとTOEIC860点を目標としている場合が多く、それを達成するためにまず600点~700点を目指し、そこからさらにスコアアップを目指される方が多いですね。

なお「900点クラブ」はネイティブ講師のみの授業となっています。

通常時に受講しているコースに加え、特に強化したい弱点が明確になっている生徒さんは、追加で「弱点補強クラス」を受講される場合もあります。

ーー 点数別の講座だけでなく、弱点を克服できるクラスがあるのは良いですね。ところで校舎が池袋校だけとなると、受講したいけどできないという生徒さんもいらっしゃるかもしれませんね。

野村先生:これまでは遠くにお住まいの生徒さんが通えないという問題がありました。

ですが2018年10月から授業のインターネット配信を始めたので、日本中どこにいても授業を受けられるようになりました。通学せず、ネット配信で受講されている方も増加中です。

ーー それは便利ですね。最後に野村先生の授業に対するやりがいを教えてください。

野村先生:生徒さんから「スコアが上がりました」「目標スコアを達成しました」と言われる時が、一番良かったなと思えます。

また、スコアアップを目指している生徒さんから感謝していただけるのも励みになっています。多くの生徒さんにお役に立てるよう、そう言ってもらえるよう日々努力をしています。

まとめ

今回、体験レッスンを受講することで、25年間TOEIC専門校として支持されている理由が見えてきました。

多大な時間とエネルギーが必要なオリジナルテキストの作成を毎年行い、それに沿って質の高い授業を提供し、さらに授業中に復習ができるよう考えられている。

忙しい社会人が効果的にスコアアップする仕組みは、TOEICに特化しているからこその質の高いサービスに裏付けられていると感じました。

TOEIC満点の講師による丁寧な授業で、効率的にスコアアップを目指したいという方は、エッセンスの体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。