英語ペラペラのエンジニアを目指す岩田(@iwaking)です。京都にあるEnglish Buffetで体験レッスンを受けてきました。

English Buffet 教室内の様子

Buffet(ビュッフェ)ってバイキングのことですよね?「英会話バイキング」という別名がついているとおり、English Buffetは豊富なラインアップから自由にレッスンが選べるスクール。しかも格安です!

ただこういうシステムって、中級以上の人がアウトプット量を増やすのに向いてるっていうイメージがあったんですよね。

でもEnglish Buffetは違いました。日本人講師から文法を丁寧に学べるレッスンや、日本語が話せる外国人講師に自然なフレーズを学べるレッスンがたくさんあるんです。

しかも体験レッスンで教わったジョージ先生は、ビックリするくらい日本語が上手でした。よくある、単語を訳してくれる程度のレベルではなく、文化の違いや表現のニュアンスまで分かりやすく教えてくれたんです。

日本人講師によるレッスンがあって、かつ初心者のうちからナチュラルな英語に触れられるのは、English Buffetの魅力だと感じましたよ。

記事の目次

English Buffetに行ってきました

English Buffetの校舎は四条烏丸駅から歩いて3分。アクセスは良好です。

English Buffet 建物外観

近づくと看板が見えてきました。このビルの5Fにあるようです。

English Buffet 外の看板

English Buffet ビルの案内板

English Buffet ビルのエレベーター

ドアを開けます。

English Buffet 入り口の様子

オープンなコンセプトのようで、開放感があります。

English Buffet 教室内の様子

この机やイスが並んだスペースで、レッスン前後はもちろん、レッスンを受けない日も自習してOKだそうです。講師、スタッフ、生徒さんたちが談笑している姿もありましたよ。

English Buffet 教室内の様子

受付のほか、留学サポートデスクもあります。

English Buffet 教室内の様子

奥に行くと、廊下をはさんで教室がいくつもありました。

English Buffet 教室内の様子

English Buffet 教室内の様子

English Buffet レッスンルームの様子

English Buffet レッスンルームの様子

これらの個室も、レッスンがないときは自習室として解放しているそうです。気軽に足を運べるのは嬉しいですね。

そしてスタッフの藤井さんがスクールについて説明してくれました。

English Buffet 藤井さん

特徴をまとめると、この3つ。

  • 色んな種類のレッスンから選び放題
  • 1レッスン50分704~935円と格安
  • 日本語で行うクラスも多いから安心

ひとつずつ見ていきましょう。

色んな種類のレッスンから選び放題

English Buffetでは6段階にレベル分けをしています。

そして各レベルに色んなテーマのレッスンを用意。例えば初級だったらこんな感じです。

  • 初級J
    基礎より少し難しい文法を学ぶクラス
  • ステップ初級J
    話すのがまだ苦手な人のパターン練習クラス
  • Talk初級
    日常で使える表現を学び会話力を養うクラス
  • Small talk初級
    意図を明確に伝えることを目指すクラス
  • Output
    学んだ英語をミスを恐れずどんどん使うクラス
  • Travel 初級
    海外旅行表現をシチュエーションで学ぶクラス
  • リスニング初級
    ショートストーリーを聞き、表現を確認、質問に答えるクラス。発音練習もあり

また初中級になるとビジネス英語を選べたり、中級になると京都の魅力を英語で伝えるクラスがあったり。

English Buffet 一週間スケジュール
1週間スケジュール。ギッシリ詰まってます

オンラインまたは電話で授業開始の10分前まで自由に予約できるので、毎週同じレッスンを選んでもいいし、異なるテーマに挑戦してもOKです。

色んなタイプのレッスンから、弱点や気分に合わせて選べるのって楽しそうですよね。

ちなみに1人でも予約が入ればレッスンは行われます。定員は8名ですが、平均は4~6人とのこと。

教材については、講師が実用的な英語を盛り込んで作ったオリジナルプリントを使うようですよ。急に空いた時間ができたら、その場でレッスンを予約して、手ぶらで行くことができます。

1レッスン50分704円~935円と格安

支払いは月謝制です。

コース名 月のコマ数 月額
ブレックファスト 8コマ 7,480円
ランチ 12コマ 10,560円
ディナー 16コマ 12,320円
メインコース 20コマ 14,850円
フルコース 24コマ 17,160円
ビュッフェ 40コマ 25,600円

※税込です。

週1コマだと上達しにくいので、月8コマ~としているとのこと。でも同レベルで異なる種類のレッスンを2コマ続けて開講するなど工夫してくれているため、週1回通うペースでも月8コマは消化できるそうです。

そして1レッスン50分の単価は704~935円。ホントに格安ですよね?大手英会話スクールの相場って、50分3,000円はします。なのでEnglish Buffetは大手の4分の1くらいの感覚。

入会金は16,500円(税込)、レッスン中にプリントを使う場合は、コピー代として1枚10円を支払います。

また「来月は出張ばかりでレッスンに行けない」なんてときは休会が可能。長期契約もないので、留学前に1ヶ月だけ、などという使い方も可能ですよ。このフレキシブルさは嬉しいですね。

ちなみに消化しきれなかったレッスンを翌月に繰り越すことはできません。

日本語で行うクラスも多いから安心

入門~基礎レベルのレッスンの多くは、日本人講師、もしくは日本語が話せる外国人講師が担当します。

日本では「英語オンリーで学ぶのがベスト」なんていう風潮がいまだにありますが、英語オンリーのレッスンに通って入門レベルから上級レベルになった人を、私は見たことがありません。

やっぱり初心者は日本語で学んだほうが効率的だと思います。意味が理解できない英語を何百時間聞いたって、力は伸びませんからね。

ちなみにEnglish Buffetの外国人講師には、ネイティブスピーカーもいれば、英語は堪能だけど母語は別の言語という方も。国際色が豊かで、色んな国の文化や英語に触れられるのも特徴です。

体験レッスンを受けました

この日は基礎レベルの「旅の英会話(J)」というグループレッスンに参加。(J)と書かれているということは、日本語での説明があるクラスですね。

English Buffet 当日のレッスンスケジュール

ちなみにEnglish Buffetの体験は2回まで無料。2回とも既存のグループレッスンに参加します。まず自分に合ってそうなレベルで1レッスンを体験。そのあと講師とレベルを相談して、2レッスン目に参加できます。

無料で2回も体験できるのは、今まで行った約40スクールのなかで初めてかもしれません。グループレッスンだから実際の雰囲気が分かりやすいし、特に2回目は正しいレベルで受けられる。太っ腹なシステムです。

レッスンの担当はギリシャ出身のジョージ先生。英語、ギリシャ語、日本語を教えた経験があるマルチリンガルで、日本語能力検定1級を取られており、日本語講師になるための講座も修了されているそうです!

レッスンでは先生が作ったオリジナルプリントを使います。

English Buffet ジョージ先生

テーマは「旅の英会話:レストラン」。レストランと聞くと、どうやってオーダーするかみたいな内容だと勝手に想像してしまったんですが、実際はとても実用的で役立ちそうな内容でしたよ。

1個目の会話は「別々に支払いをお願いする」。

先生:まず会計を頼むとき、アメリカでは「check」、イギリスでは「bill」と言います。でも逆に言っても「え?なんのこと?」とはならないから大丈夫だよ!

次にダイアログを生徒さんが音読して、ジョージ先生が解説を加えます。

先生:カジュアルなら「Check, please.」でもOK。より丁寧に言うなら、プリントにあるように「Could you please bring us the check, please?」などがいいですね。

English Buffet 当日の教材

こういう、「アメリカ英語とイギリス英語の違い」とか「逆に言っても伝わるのは伝わる」とか「どれがよりフォーマルか」って、学校ではほとんど習わなかったですよね?

教科書には載ってないことを教えてくれるので、さっそく「なるほど...!」と興味深く話を聞いていました。

English Buffet レッスンの様子

ところでジョージ先生、日本語がかなりペラペラです。

正直、「英単語をたまに日本語に訳せる」っていうレベルだと、あまり意味ないと感じるんですよね(外国人講師が日本語を学んでくれているだけでありがたいのですが...)。

でもジョージ先生の場合、本場の英語に触れてきたからこそ知っているフレーズを、そのニュアンスまで日本語で分かりやすく教えてくれるんです。

これは初心者のうちから自然なフレーズが覚えられる、いいとこどりのレッスンだと思いましたね。

2個目の会話は「お勘定の間違いを指摘する」。私たち日本人って、特に日本語が通じない海外だと、泣き寝入りしてしまうこともありますよね?

こうやって、間違いを指摘するときにネイティブが使うフレーズを覚えておけば、海外旅行に役立ちそうです。

生徒さんがひとりひとり、お客さん役のセリフを少しずつ変えて読んでみます。

English Buffet レッスンで使ったカード

生徒:(ビール2杯は頼んでません)I didn't order two beer...?

先生:「two beers.」かな。液体だと複数にしないって習ったと思うけど、口語で「~杯」は複数でOKだよ。

English Buffet レッスンの様子

日本の学校では「two glasses of beer」って言いましょう、って習いましたよね?でも実際はカジュアルに「two beers」って言うことが多いようですね。

English Buffet レッスンの教材

あとは「牛肉の部位」も習いました。海外のレストランでステーキを頼むときや、スーパーに行くときに役立ちそうですね。「ground beef(牛ひき肉)」という単語もあったんですが、ここで生徒さんが質問。

生徒:鶏ミンチだったら「ground chicken」って言えるんですか?

先生:そうだね!あとは「ground」の代わりに「minced」も使うよ。

English Buffet レッスンの様子

レッスン中は生徒さんも日本語でジョージ先生に質問。こうやって疑問を解決できるのも、日本語が使えるレッスンのいいところですよね。

先生が説明する時間が少し多めではありましたが、実際の旅行で使えそうな、日本人が言えそうで言えなさそうなフレーズがたくさん学べたレッスンでした。

English Buffetに行った感想

良かった点

  • 実用的で役立ちそうなレッスン内容だった
  • 料金は格安。たくさん英語に触れられる
  • 日本語で進めるクラスが多いから安心

先生の手作りプリントは、旅行英会話によくある会話例ではなく、私たち日本人にとって役立ちそうなフレーズがたくさんありました。

そして料金は1レッスン704円~と格安。気軽に始められるし、格安だからこそたくさん通って英語漬けになれると思います。

日本語で進めるレッスンが多いのも魅力。初心者が文法もスピーキングも効率的に伸ばせる環境だと思いますよ。

気になった点

  • レッスンでの発話時間が少なかった

レッスン自体はとてもためになる内容で、生徒さんが質問や音読をする時間もありました。

ただ先生の説明が丁寧で長かったためか、生徒さんが自ら考えて文章を作ったり発言したりする時間は少なかったのが気にはなりました。

もちろん、この点については丁寧な説明の裏返しですし、レッスンの種類によるところは大きい思いますけどね。レベルが上がるにつれて、アウトプット中心のクラスも増えるそうですよ。

総評:初心者にもオススメの通い放題スクール

今まで、通い放題のスクールは中級レベル以上にオススメというイメージがありました。基礎は身についてるけど、スピーキングが苦手という人たちですね。

ですがEnglish Buffetは初心者にもオススメできます。海外経験のある日本人講師や日本語が話せる外国人講師がたくさんいるからです。しかも私がレッスンを体験したジョージ先生は、日本語がとても流暢でしたよ。

「文法も身につけたいけど、同時にスピーキング練習もして自然なフレーズを身につけたい」という方にピッタリだと思いましたね(もちろんレッスン後にちゃんと復習するのが前提ですが)。

また全体的に和気あいあいとした雰囲気だったのも良かったです。講師の方、スタッフさん、生徒さんがみんな仲良しなのが伝わってきました。生徒さんの年齢層も高校生~70代と幅広いようですよ。

体験レッスンは2回受けられます。ぜひみなさんも行ってみてください!