ネットで話題の参考書まとめ

書店にずらりと並ぶ英語学習用の書籍。たくさんありすぎてどれを選べばいいのか、悩める人も少なくないよう。

ネット上にも「英語学習本って、本当に変なの沢山」「日本の英語教材で勉強しても現地では使えないことばっかりな気がしてきた」など、なかなかベストな英語学習書に出会えない……という声が目立ちます。

そこで、ネット上で口コミが多く、評判の英語学習書を調査してみました。

英語学習全般について書いてある本

『英語上達完全マップ』

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Amazonで星4.3という高評価を獲得しています。軽い負荷で平易な内容を、数十~百回単位で繰り返す学習法が書かれています。

具体的には、短期的な暗記ではなく、長期記憶を利用し、音読と短文暗唱(瞬間英作文)の2つを繰り返すというもの。

有名なこちらのサイト「英語上達完全マップ」を元に出版された本なので、サイトもあわせてチェックしておきたいですね。

『20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ』

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Amazonで星3.9と評価は高め。はてぶ数7000以上ついた、こちらのブログにまとめられた内容を元に書籍化した本です。英語を聞き、話し、書けるようになるための具体的な方法について書いてあります。

TOEICの点数を目安に、Google音声検索を利用した発音練習やLang-8を利用した学習など、インターネット・コンピュータが発達したイマドキの学習法など、体験談を交えながら紹介。

それだけではなく「大人になってから英語を勉強する理由」についても論理的に書かれています。

『村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける』

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著者は、元Google副社長兼Google日本法人代表取締役の村上憲郎氏。31歳で外資系企業に移ってから一念発起して英語を勉強し始めた体験を元にまとめたのが、こちらの村上式シンプル英語学習法。

日本企業から外資系企業という文化の違いを乗り越え、仕事と効果的な英語学習を並行していた村上氏。

結果的にはGoogle日本法人社長、Googleの副社長という任務をこなせるだけの英語力を身につけたという実績から、仕事をしながら英語をマスターしたい人、仕事で英語が必要になった人には非常に参考になる1冊。

著者自身の使ってきた教材も取り上げられているので、そちらも読んでおきたいところ。

文法を身につける本

『日本人の英語(岩波新書)』

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25年前に発売されたにも関わらず、Amazonで星4.6を獲得するロングセラー本。著者は英語を母国語にしている外国人で、日本人の英語の何がおかしいのか、ネイティブにはどう聞こえているのかを、論理的に解説しています。

曖昧になりがちなaやtheの違い、関係代名詞や接続詞の使い方など、日本の昔話などを利用して分かりやすく説明してあります。きちんとした英文を書きたい人におすすめです。

『一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)』

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Amazonで星4.3と評価は高め。本書は英語を話すための文法書であることがポイント。ある程度の英語を話せる人であっても、aやtheの使い方に自信がないという人もいるのでは。

話すことに寄った内容となっているため、ネイティブ感覚の詳細な解説を主要な動詞や副詞、前置詞をイメージを例に挙げて説明しているので、そんな人の悩みも解決してくれますよ。

つまづきがちな難解な文法事項もシンプルなものだと理解できるはずです。

『カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本』

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Amazonで星3.8と評価は高め。先生と生徒がマンツーマンで会話する講義形式で展開されます。

書名のとおり、中学時代に習った英語の総復習ができるため、初歩の初歩を徹底しておさらいするのにもってこいの1冊です。英語に苦手意識のある人はもちろん、社会人になって久しぶりに英語に取り組む人にもおすすめです。

読む力(リーディング力)を鍛える本

『英文を読むスピードを3倍にする10の法則』

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Amazonで星4.7と評価は高め。中学校で15年間英語教師をしてきた著者が、英語の読み方が分からない人向けに作った本。

もともと英文を読める人がさらに速読になる方法ではなく、英文を読むのに時間がかかる・苦労するという人向けです。

基礎の基礎から「英語を読むコツ」について説き、英字新聞やTOEICからの上質な英文を多数掲載した、実践的な内容になっています。

『英語リーディング教本―基本からわかる』

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Amazonで星4.5と評価は高め。文法の説明、38個の練習問題+解説でできている英文解釈本です。記号をたくさん用いて、英文を徹底的に細かく分析しているのが特徴です。

徹底して品詞分解や文法の働き、形などが問われますが、これを根気強く続けることで、感覚で読んでいた英文を正しく読解できるようになると評判の1冊。

語彙を増やす本

『英単語ピーナツほどおいしいものはない 銀メダルコース』

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英語学習を進めていくのに、ある程度の語彙を習得することは絶対条件です。Amazonで星4.6の高評価を得ている本書はシリーズ物で、『DUO』シリーズなどと並んで、数々の英単語帳の中で、絶大な人気を誇っています。

本書の特徴はなんといっても「形容詞+名詞」や「動詞+名詞」など2語の連語から構成されていること。単に単語だけで記憶するよりも、意味付けることで断然覚えやすくなります。

1ページに10個、全部で777個収録されており、同シリーズの『銅メダルコース』『金メダルコース』も要チェック。

『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』

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Amazonで星4.8と評価は高めで、実際にTOEICで単語が出てきたという声も多く、試験対策に定評のある1冊。1000もの単語を最高7単語のフレーズにまとめてあるため、暗記しやすいのが特徴です。

また、いたるところに「TEX(著者の名前)」という単語を織り交ぜ、読者の笑いも誘っており、楽しみながら英単語を学ぶことができます。

さらに、ダウンロード用の音声も、英語のみと日本語入りの2パターン用意されているなど、工夫がいっぱいの1冊です。

今の自分の英語力に足りない要素は何か、強化したい要素は何か、弱点は何かなど、自己分析をしながら、英語学習書を選んでみてはいかがでしょうか。より自分にマッチした学習書を使うことで、有意義な英語学習ができるはずです。