TOEFL iBT®試験を控え、「当日は何を持っていけばよいのか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。忘れ物や準備不足で試験当日に焦ることがないよう、本記事ではTOEFL iBT®試験の持ち物を必須アイテムから便利グッズ、さらに持ち込み禁止のものまで徹底解説します。

試験当日の流れや注意点も交えて解説しますので、安心して受験に臨むための参考にしてください。

TOEFL iBT®必須の持ち物

まず、これがなければ試験を受けることができないという必須の持ち物から確認しましょう。

① 身分証明書(ID)

TOEFL iBT®受験に最も重要なのは、ETS(試験主催機関)が認める有効期限内の身分証明書です。原則、パスポートの持参が推奨されます。パスポートがない場合は、以下のうち2点の組み合わせが認められています。

  • 一般受験生:Letter of Identity(ETS規定書式)+(運転免許証、個人番号カード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書のいずれか)

  • 日本国籍の学生:学生証+(運転免許証、個人番号カード、住民基本台帳カードのいずれか)

※ 身分証明書は原本のみ有効で、コピーは不可です。

② テスト予約番号(Appointment Number)の印刷物

テスト予約完了後、ETSアカウント内で表示される「Upcoming Tests(今後のテスト)」ページを印刷し、予約番号が記載されていることを確認して持参しましょう。

スマートフォンでも提示は可能ですが、故障や通信トラブルを考慮して印刷しておく方が安全です。

持っていくと便利なおすすめアイテム

必須ではありませんが、あると快適に試験を受けられる便利アイテムをご紹介します。

耳栓

TOEFL iBT®試験は受付順に試験が始まります。そのため、自分がReadingやListeningを受験中に、他の受験者がSpeakingを行い、雑音が気になる場合があります。

耳栓を持参すると周囲の声や雑音をシャットアウトでき、集中しやすくなります。ただし、試験当日に初めて使用すると違和感があるため、日常的に耳栓を使った勉強に慣れておくとよいでしょう。

上着(カーディガンなど)

試験会場内は空調の調整が難しく、暑すぎたり寒すぎたりすることが多いため、脱ぎ着しやすいカーディガンやジャケットを用意すると便利です。

ブランケットは会場によっては持ち込みが認められないことが多いため、衣類で調整しましょう。

飲食物(休憩時間用)

TOEFL iBT®では試験途中に10分間の休憩があります。この時間を利用して飲食できるので、短時間で摂取できるチョコレートやゼリー飲料など、手軽なエネルギー補給アイテムを用意しましょう。

持ち込み禁止の物品

以下の物品は試験室内への持ち込みが禁止されています。

  • 時計(スマートウォッチ含む):時間は試験用PCで管理されます。

  • 筆記用具:試験会場が専用の筆記具とメモ用紙を提供します。

  • 写真:会場で写真撮影が行われるため、不要です。

  • 飲食物(試験室内への持ち込みは休憩時間のみ可能)

禁止物品を誤って持ち込まないよう、注意しましょう。

試験当日の流れ

TOEFL iBT®試験日は以下のような流れになります。

  1. 受付(試験開始の30分前に到着推奨)

  2. 身分証明書の提示、セキュリティチェック

  3. 写真撮影

  4. 誓約書へのサイン

  5. 試験用具(メモ用紙・鉛筆)の受け取り

  6. 指定席に着席し、PCの指示に従い試験開始

試験は受付順で開始されるため、早めに到着すると待ち時間が少なくスムーズに試験を受けることができます。

当日の服装アドバイス

試験会場の室温は季節を問わず調整が難しいため、季節に関わらず服装には注意しましょう。特に冬は暖房が効きすぎて暑くなり、夏は冷房で寒くなることがよくあります。重ね着で調整できる服装がベストです。

まとめ

TOEFL iBT®の試験当日に忘れてはいけない必須アイテムは、身分証明書、予約番号、マスクの3点です。耳栓や調節しやすい服装などの便利アイテムも用意しておくと、試験当日のストレスを軽減できます。

本記事を参考に万全の準備を行い、ベストなコンディションで試験に臨みましょう。