英語ペラペラのエンジニアを目指している、TOEIC920点の岩田(@iwaking)です。全国50以上の英会話スクールに足を運んできた私が、今回は広島にあるComfy Englishで体験レッスンを受けてきました。
いきなりですが、みなさんはどんな先生から英語を習いたいですか?
目的やレベルによると思うんですが、私は「日英バイリンガルの先生」に習いたいなぁと思ってます。それも欲を言えば、完全バイリンガルの先生。
日本語も英語もネイティブレベルで、「そこはaじゃなくてtheだよ」などの文法ミスはもちろん、「その表現はこの場面には合わないかな」とニュアンスの違いまで教えてくれる人が理想です。
だって、こういうのって教科書には書かれてないし、ネイティブじゃないと分かんないんですよね。
今回行ってきたComfy Englishのオーナーさんは、完全バイリンガル。日本語を使いながら、ネイティブだからこそ分かるニュアンスの違いまで教えてくれました。
私のように、文法は得意だけど、リスニングには自信ない。ましてやネイティブっぽい表現なんてできてない、でも自然な英語を身につけたいっていう人には、Comfy Englishは良い選択肢だと思いましたよ。
Comfy Englishに行ってきました
Comfy Englishの場所は、宇品線(広電)の袋町駅から歩いて1分。
ここがメインの校舎ですが、JR広島駅からすぐの広テレビルでも「おもてなし英会話レッスン」をやってるそうです。
Comfy Englishと書かれたドアが見えました。
中に入ると、奥のほうにレッスンスペースがあります。
決して広くはないんですが、清潔感があります。
壁の上のほうには「どういうスペルですか?」など、レッスン中に使える質問が貼られていました。
このときは女性の先生によるプライベートレッスンが行われていました。この先生も日本語を使いながらレッスンをされていましたよ。
オーナーのニール先生は日英バイリンガル
ニール先生が出迎えてくれました。
3歳までアメリカ、その後は小学校卒業まで日本、中学生になってからまたアメリカで過ごしたニール先生。中学生でアメリカに渡ったときは英語に苦労したそうですが、今は完全なバイリンガルです。
アメリカの会社で働いていた経験もあるので、ビジネスシーンにおいても「こういうフレーズが自然だよ」とか「メールでこの書き方は少しきついかも」というところまでアドバイスしてるとのこと。
最初に書いたように、こうやってネイティブならではの感覚やニュアンスを日本語で学べるのが、自分的には理想のレッスンなんですよね。
ちなみに大学にはスポーツ推薦で入ったというニール先生。Comfy Englishは海外への語学留学やスポーツ留学にも力を入れています。
Comfy Englishの特徴は?
ここでComfy Englishの特徴を、3つに分けて簡単に書いておきますね。
- 講師はみんなネイティブ
- 実践を大切にしたレッスン
- 自分のペースで通える
講師はみんなネイティブ
Comfy Englishの講師はみんな英語のネイティブスピーカーです。
ただ日本語については、話せる講師とそうでない講師がいるようなので、とくに初心者の方は日本語を話せる講師を希望するといいと思いますよ。
実践を大切にしたレッスン
「実践を大切にしている」っていうのは公式サイトにも書いてあったんですが、体験レッスンでも感じました。どこで感じたかというと、
- 英語のニュアンスを教えてくれる
- ひとつの話題に深くつっこまれる
という部分です。1つ目については冒頭で書いたように、より実用的かつ自然なフレーズを身につけられるようになるためですよね。
そして個人的には2つ目も、「実践」という観点からは、見落としがちだけど大切なことだと思いました。
たとえば仕事にしても「エンジニアをしてる」ってことだけ答える機会はかなり多いし、言い慣れてます。
でも「なぜエンジニアになったか」「どんなことが大変か」「将来はどうしたいか」なんて聞かれると、意外と答えに詰まっちゃうんですよね。
でも海外の人って、1の質問に対して10答えるような、自分のことをしっかり話すイメージがありませんか?
日本人同士だと「出しゃばり」とか思われるかもしれないけど、こういうのも英語におけるコミュニケーション力のひとつだと思うんです。
海外に行って「この人、自分の意見がないのかな」とか「この人と話してもつまんない」なんて思われたくないですよね?
こうやってひとつの話題に対して色んな質問に答えるトレーニングをして、最終的には聞かれなくてもしっかり自分の考えや経歴をアピールできるようになると、海外でも役立つのではないかなと思いました。
レッスンはマンツーマン
ここからはスクールシステムの話です。レッスンは45分のマンツーマンで、基本月額制。
面白いのは受講料がどんどん安くなること。単発で1レッスン受講すると1回5,000円なのですが、月4回にすると月16,000円に。
1ヶ月継続すると次の月は月15,000円になり、3ヶ月以降は月14,000円に。やはり続けるのが難しい英語学習ですが、この仕組みだとがんばれますよね。
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料金 |
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1回レッスン | 5,000円 |
月4回 | 月16,000円 |
1ヶ月継続 | 月15,000円 |
3ヶ月継続 (以降変わらず) |
月14,000円 |
体験レッスンを受けました
いよいよニール先生による体験レッスンです。流れは、レベルチェックをかねて、質問にどんどん答えていく感じ。
そして文法ミスや不自然な文章があったら、その場で正しいフレーズに直してくれましたよ。
まずは、
- 名前は?
- 誕生日は?
のように簡単な質問から始まったので、余裕で答えていました。
先生:Have you ever been abroad?
私:Yes, a lot. America, Australia, and many Asian countries.
先生:Where did you go in the U.S.?
私:San Francisco.
先生:Why did you go to San Francisco? …
「サンフランシスコにあるIT関連のスタートアップ会社を見たかった」と答えたんですが、そこから「なんでITの会社を見たかったのか」とまで、さっそく掘り下げて質問されます。
私:I had ambitious to be successful in IT industry.
先生:「ambitious」を使うなら「I was ambitious towards being successful.」とかかな。
そっか、「ambitious」は形容詞だから「I was ...」じゃないと文法的におかしいですね。ただそもそも「ambitious」は、セミナーなどで人前で話すなら相応しいけど、カジュアルな会話だと違和感あるとのこと。
先生:自分なら「For my dream, I wanted to go study IT Companies.」って言うよ。
私は一応TOEICでは920点を取ってるんですが、このへんの違いが、まだまだ苦手なんですよね。
しかも「ambitious」も「完全な間違い」ではないので、ネイティブでも訂正してくれないことが多いんです。
でも私は自然な英語を身につけたいと思っているので、こうやって教えてもらったほうがためになります。
そこからは仕事の話へ。
- なんでサイト運営をしようと思ったの?
- その前は何してたの?
- その頃から英語は勉強してたの?
など、こちらも普段なら聞かれないところまで聞かれます。
これを「なんでサイト運営をしようと思ったの?」と聞かれた時点で、自分から色んな情報を付け加えられるようになるのが理想だと感じましたね。
例えば、
- その前にはこういうことをやってたから、その経験を活かして…
- 英語ひろばを作ったころから、自分も英語を頑張ろうと思ったんだよね。
とか。海外の人ってここまで説明することで、しっかり自分をアピールしてるイメージです。
「サイト運営をする前は何してたか」という質問に対しては、友達と立ち上げた会社で働いていたと回答。
私:I was a management of the company, but I wasn’t the CEO.
先生:なるほど!でも「I was a management.」とは言わないかな。「I was a manager.」か「I was managing the company.」がいいよ。
日本語なら「私は経営陣(=management)でした」って言いますよね?でも英語では役職名として「I was a management」とは使わないようです。いうなら「I was part of the management team.」とかですかね。
日本語の直訳ばかりしていると不自然なフレーズが身についてしまうので、ある程度の基礎が身についたら、こうやってネイティブと話すトレーニングは大切だなと実感します。
まだまだ質問が続きます。
先生:By the way, have you ever taken TOEIC?
私:Yes.
先生:Why did you take it?
私:I wanted to confirm the score I could get.
どのぐらいのスコアがとれるか実力を確認したかったという意味で「confirm」を使ったんですが、ここではおかしいとのこと。「confirm」は相手に事実を確認するようなときに使われるそうです。
だからこの場合は「I wanted to check…」のほうがいいそうです。自分に対して「confirm」は使わないんですね。
ちなみに、今回のような間違った「confirm」の使い方はオンライン英会話では一度も直されたことがなかったです。。バイリンガルの方にちゃんと直してもらう重要性を再確認しました。
そして、ここからは私が普段から感じてることなんですが、例えばピアノを習ってるとしますよね。まだ簡単な曲しか弾けない初心者でも、ドとレを間違えたら、先生は「やり直し」って言うと思います。
でも英語だと、明らかに文法的におかしい文章でも、「初心者だから」とか「いっぱい話したほうがいいから」という理由でミスを直さない先生も多いんです。この辺は業界の変なところだと思います。
ましてや「不自然だから」という理由で直してくれる先生はかなりレア。
なので私のように、基礎知識があって、より自然な英語を目指してる人なら、ニール先生のようなバイリンガルに教えてもらうのはいいと思いますよ。
もちろんネイティブっぽくないという理由で自分の文章を100%直されると、それはそれで会話が進まないと思うのですが 笑(ニール先生も100%直されるわけじゃありません)。
Comfy Englishに行った感想は?
良かった点
- バイリンガル講師にニュアンスまで学べる
- 具体的なところまで説明できる英語が身につきそう
体験レッスンを担当してくれたニール先生は完全な日英バイリンガルで、しかもアメリカで働いていた経験もあります。
なので日常的な会話だけでなくビジネスにおいても、カジュアルすぎたりフォーマルすぎたりしないかなどのニュアンスを教えてくれるのは、ありがたいなと思いました。
あと、ひとつのトピックについて「なんで」「どうやって」という部分まで質問されます。こういったトレーニングを続ければ、「相手にしっかり伝わる英語」が身につくと思いましたよ。
気になった点
- 日本語を話せない先生もいるみたい
気になった点というべきではないかもしれませんが、全員が日本語を話せるわけではないようです。
マンツーマンレッスンが中心なようなので、初心者の方は日本語を話せる先生を希望するといいと思います。
総評:実用的な英語を身につけられそう
長年英語を勉強していても、分からないことって多いですよね?
私は独学である程度正確な文章を作れるレベルにはなったけど、その場その場に合った表現ができるようになるには、ネイティブの力を借りる必要があると痛感しています。
有名な例で言うと「How are you?」に「I'm fine, thank you.」と答える人はほぼいないとか、「You had better ...」は「You should ...」よりも失礼だとか…。
まだまだリスニングも完璧じゃないので、日英バイリンガルのニール先生に、このあたりの「ニュアンスの違い」まで教えてもらえたのは、ためになりましたね。
英語を勉強している人のなかでも、
- 大勢の前なのか1対1なのか、相手は友達なのか上司なのか、状況に合った英語を話したい
- 海外の人のように、しっかり自分をアピールできるコミュニケーション力を身につけたい
という人は、ぜひComfy Englishに体験に行ってみてください。