今回訪れたセブウェイイングリッシュ(Cebway English)は、フィリピン・セブの語学学校から先生がいらっしゃるスクールです。

セブウェイイングリッシュ

サイトに「先生はバディー」とあります。ちなみにフィリピンでも有名なスキューバダイビングは、常にバディー(buddy)と一緒に楽しく安全に潜れるように気遣い合います。

筆者はダイビングをするので、バディーと聞いて先生と生徒の雰囲気の良い関係が想像できました。

サイトには南国が恋しくなるような写真がありますが、実際どんなスクールなのでしょうか。さっそく紹介していきます。

九段下駅から数分のセブウェイイングリッシュを訪問

セブウェイイングリッシュが入居しているビル
千代田区九段北の好立地。九段下駅から徒歩数分

セブウェイイングリッシュ 看板
ビルの前に看板があります

セブウェイイングリッシュ 校内

セブウェイイングリッシュ 校内

セブウェイイングリッシュ 校内

セブウェイイングリッシュ 校内

セブウェイイングリッシュの特徴

まずフィリピンでは、日本と同じように英語は「第一外国語」です。しかし学校教育や日常生活など多くの場面で英語が使われるため、日本よりもずっと英語が必要な社会環境にあります。

ではセブウェイイングリッシュにはどのような特徴があるかというと、「セブの語学学校」の様相を呈しているということです。具体的には以下にまとめたとおりです。

セブの語学学校で指導経験がある先生

先生方は語学学校での経験を持ち、かつ「第一外国語」の視点も理解しながら、丁寧に英語で英語を教えることができます。

コミュニケーションはすべて英語

日本人スタッフはいるものの、コミュニケーションは基本的に英語です。決まったテキストやカリキュラムがないので、自分の要望や疑問点などを英語でどうにか先生に伝えないといけません。

カリキュラムはオーダーメイド

基本的には生徒一人一人に合わせたカリキュラムになります。テキストを使うか使わないか、宿題を出すかどうかなどは先生と生徒で話し合って決めます。

良心的な価格

マンツーマンレッスンで1コマ当たり3,960円からというのはたいへん良心的だと思います。グループレッスンも記載がありますが基本的にはマンツーマンレッスンの受講を案内しています。

以上から、海外の語学学校に行くときに求められるような、自主性や目的意識が必要といえそうです。

料金

こちらでは、ほとんどの生徒が受講しているというマンツーマンレッスンをご紹介します。
※料金は税込での表示、別途入会金が必要、1コマ60分です。

月額コース

レッスン数 料金(単価)
4コマ 17,600円(4,400円)
8コマ 33,440円(4,180円)
12コマ 47,520円(3,960円)

期間内コース

レッスン数 料金(単価) 有効期間
10コマ 44,000円(4,400円) 3ヶ月
30コマ 118,800円(4,180円) 一年

集中セブ留学コース

レッスン数(1日) 料金
6コマ

先生とのランチ
28,600円(ランチ代含む)

レッスンを見学しました

セブウェイイングリッシュ レッスン
スカイ先生(右)と生徒さん

この日はマンツーマンレッスンを見学させていただきました。スカイ先生は2年ほどセブ島の語学学校に勤め、2018年4月からこちらで教えていらっしゃるそうです。

生徒さんは大学生でした。社会人になってからではなく今から英会話を練習しておきたいのだとか。素晴らしい心がけですね。

年齢の近い2人はカジュアルな表現を交えながら楽しそうに話していましたよ。

代表の高田優子さんにインタビュー

代表の高田優子さんは米国オレゴン州で高校と大学をご卒業されました。在学中はネイティブ話者に英語を教えてもらっても「慣れるしかない」と思わせられることばかりだったそうです。

セブウェイイングリッシュ代表 高田優子さん

一方、セブ島の語学学校はそれとは少し違ったようなのです。

日本と同じ「第一外国語」の視点で教えてくれます

ーー どのような経緯でセブ島の先生を選んだのでしょうか。

高田さん:2016年に長女がセブ島に留学したことが始まりです。そこの語学学校の先生が上手に教えていたことに感心しました。

フィリピンでは日本と同じように英語を外国語として勉強するので、第一外国語として教わる方の気持ちも分かるし、順序だてて説明もできるんですね。教える能力がとても高いと思いました。

一方で、ちゃんと教育を受けた人がそのように上手に教えているにもかかわらず、フィリピンでの学校の先生の社会的地位やお給料が低いことも知り、彼らに「チャンスをあげたい」を思ったのがきっかけです。

先生はみなオールマイティーです

ーー 素晴らしいご決断だと思います。先生はどんな方がいらっしゃるのでしょうか。

高田さん:先生はいま3人いて、しっかり能力のある先生を選んでいます。全員がオールマイティーで、小さい子を教えることもあれば論文を読んで受験対策をすることもあります。

生徒には小さい子や受験生、おじいちゃんおばあちゃん、誰でもいらっしゃいます。

フィリピンでは大家族が多く、お年寄りも赤ちゃんも身近にいることが当たり前のようになっているので、どんな生徒さんでも上手に対応できるんですよ。

ーー 授業も十人十色だと思うのですが、授業内容はどのように決めるのでしょうか。

高田さん:まず、授業は基本的にマンツーマンレッスンで、英語で行われます。カリキュラムを決めるときも基本的には自分で先生に英語で伝えていただいています。

語学学校から先生を呼んでいるので「セブ留学」を味わえると思っていただければと思います。

目的を持った方はしっかり伸びています

ーー そのような条件だと英語がある程度できる生徒が多くなるのでしょうか。

高田さん:いえ、そんなことはないですよ。本当に意思疎通が難しいときには日本人スタッフや私が通訳することもありますが、初心者の方でも一生懸命に意思疎通を図ろうとする様子がうかがえます。

セブウェイイングリッシュ 校内

生徒さんの中には、全くできなかった人が話せるようになって海外で俳優として活躍し始めた方や、英検1級に合格した方がいます。

遠方から来る先生や生徒さんのために台東区に寮も設けており、三重県から親子で「留学」しに来る方もいます。

様々な生徒さんがいますが、総じて言えるのは、塾に任せきりではなく、しっかり目的を持って週2コマなど頻繁に通われている方のほうが伸びるているな、ということですね。

また、受講生には無料で発音のグループレッスンを週1回のペースで行っています。

ーー ネックになりがちな発音の授業が無料なのは、とても太っ腹だと思います!ちなみにテキストはどのように決めるのですか。

高田さん:実はテキストを使わない場合が多いです。先生が生徒との話し合いをもとにオリジナルの授業を作っています。

それは単純に語学学校での経験だけでなく、能力のある先生だからできることだと思っています。

ーー おっしゃる通りだと思います。最後に、今後やっていきたいことなどありますか。

高田さん:このスクールとは別で、セブ島と日本をつないでオリジナルのオンライン英会話を展開したいと考えています。今後は準備のためにセブ島を訪れて、モデルを探さないといけないんです。

ーー え、モデルってファッションとかのモデルのことですか?

高田さんです:はい、そうです。詳細は言えませんが、これから準備に入ろうとしています。

ーー そうなんですか!今後のお知らせを楽しみにしていますね。

訪問を終えて

教室の雰囲気は緊張がほぐれるような感じでしたが、それはきっと、高田さんもスカイ先生も自然な笑顔で迎えてくれたからかもしれません。

ただし、ゆったりした雰囲気に流されずに、自分の目的や目標がはっきりしている方のほうが合っていると思います。そうすれば先生方も最大限に要望に応えてくれて、「セブ留学」をするようにレッスンに通えるでしょう。

また、現実的に英会話教室を選ぶうえではリーズナブルな価格も決め手の一つとなりそうです。

料金を優先して考える方、融通のきかないシステムや堅苦しい雰囲気が苦手な方、自主的に学べる環境を必要としている方などは検討してみてはいかがでしょうか。