教師の方々は、カナダ人らしくオープンマインドでフレンドリーでありながら、プロフェッショナルとしてのプライドを持っています。私が通っていたときには、各クラスの生徒数は10人から15人前後でしたが、教師たちが生徒の名前を呼び間違えたり、忘れたりする場面に遭遇したことはありません。カナダ人からすれば、特にアジア系の名前は覚えにくい音だと思いますが、これには驚きました。
授業では、クラスの生徒たち一人一人の習熟度を細かくチェックしながら、テンポ良く進めていきます。生徒が興味を持って取り組めるように、たとえばリスニング対策として、有名なドラマや映画を教材に使ったり、ボキャブラリーを増やす訓練のための言葉遊びゲームを行うなど、教師一人一人が工夫を重ねて個性的な授業を展開しているな、という印象がありました。
また、授業前、休み時間などのフリータイムには気さくに雑談に応じてくれます。小さな町なので、放課後のショッピング中に出くわすことも何度かありました。そんなときは、「ここに来たなら、あそこのジェラートを食べない手はないよ!」なんておいしい情報をくれたりします。