実践的学習法

【Warming Up!】発音練習のための準備運動

~発音は筋トレ、その前にウォーミングアップ!~

このページの目的

・日本人が英語の発音を学ぶには「トレーニング」が必要であることを理解する
・「トレーニング」の重要ポイントについて実際に試しながら確認する

それでは私たち日本人にとって効果的な発音トレーニングの中身に入っていきます。
ここで紹介する方法を実践してみた後で、または並行して、前回紹介したPhonicsもあわせてトレーニングすることをオススメします。

発音のトレーニングをするときはできるだけゆっくりと、はっきりと、音を出すことを心がけるようにしてくださいね。

英語の発音は「運動」?

あなたは、なにかスポーツをしていますか?
ん?またたとえ話・・・?・・・と思った方。

違います。たとえ話ではありません。
最初に言ってしまいます。

英語の発音は、「運動」です。「運動に例えると・・・」ではなく、「運動です」

エエエーーー???と思いましたか・・・?これは本当、です。

通常、ずっと運動をしてなかった人が新たに運動する習慣を身につけようとした場合、最初の2週間がキツイ、ここがキモ、といわれます。

英語の発音の練習も、運動である以上、やはり同じように最初の2週間がキモ、です。
が、ここを乗り越えられたら、ぐっと楽になっていきます。基礎体力がついてきますから。

スポーツクラブに通うと初めに教えられるのですが・・・
運動には、順序があります。

1.まず、ウォーミングアップ 10分程度
2ストレッチ 5~10分程度
3次に、筋トレ 15~20分
4最後が有酸素運動 20分以上

これを毎日まじめに行って、基礎体力UPできるようになるまでに約2週間程度かかります。そうして徐々に体力をつけたら、実践の試合なり大会なり(マラソンとかサッカーとかテニスとか)に挑戦する、というわけです。

英語の発音は何の実践のための基礎トレーニングか?

・・・それは、いうまでもなく実際のコミュニケーション、そう、「会話」。
それも序論から何度も言っているように、「使える」英語の「会話」です。

次のページで「筋トレ」の方法をいくつか紹介しますが、その前にまずはウォーミングアップ!です。

ウォーミングアップ

母音の練習:「下アゴを下げる」ことと「舌の位置を意識する」トレーニング

まず鏡を用意してください。
鏡の用意ができたら、以下の1から順番にやってみてください。

  1. 日本語の「おー」を鏡を見ながら言ってみる
    ※口の開き方に注目。縦に何センチくらい口が開いていますか?・・・おそらくほとんどの人は、1cm以下、くらいしか口が縦に開いていないのではないでしょうか?
  2. もう一度「おー」をはっきりと大きい声で言ってみる
  3. 次に、下アゴの下に軽くグー(こぶし)をあててみる
  4. そのグーを1cmほど押し下げるようにアゴを下げながら「おー」と言い続ける
    ※このとき舌もできるだけ下におし下げます。口の開き具合は、縦に3cmくらいです。すると「おーあー」のような音になりますね。

1の日本語の「おー」よりは、2回目の「おーあー」の音の方が、もう少しのどの奥、ちょうどグーが当たっている奥のあたりから声が出ていることをつかんでください。

日本語と英語の発音で大きく異なる点の一つが、ここです。

日本語はのどの奥のほうから音を出すようにしなくても、口先だけ動かして口先に近いところあたりから音を出すような感じで発音することができます。

ほとんどの日本人はそのようにあまり口を動かさずに口先のほうで発声しているので、「あ、い、う、え、お」の母音を発声しても薄っぺらい音になっています。

以前に書いたように、英語の発音のポイントの一つは「口まわりの筋肉とアゴを大きく動かして」発音することです。

この「アゴを下げる」という動き、これは縦に口を大きく開ける動きです。これは英語の発音にはよく出てきます。
また、もう一つのポイントである「舌の位置に気をつけながら」というのも出てきました。
これもとても大事なことなので、発音トレーニングのときには常に二つとも注意してください。

この二つのポイントを踏まえつつ音を出すと、ふだん日本語を発音するときよりも太く、より響く声が出るはずです。

下で紹介するサイトの「3」と「4」をよく読んで、「4」のページを5~10分くらい練習してください。

30音 やさしい発音講座

※ここで見るのは「3」と「4」のページだけ、練習するのは「4」のページだけです。
※ウォーミングアップなので10分程度練習するだけにしましょう。
※この中ではmatchとgotのアは「開く音」、muchとgutのアは「狭い音」、という表現で説明されています。

母音の場合、日本人にとって新しい音は4つあり(※)、その中でもとくに発音しづらいのが、上のページの最後ででてきた「エーアー」のような音(発音記号[æ])です。

この音は英語でもっともよく使われる音の一つでもあるので、これは何回も、そしてしょっちゅう、練習することをオススメします。これを毎日やるだけでも、いい練習になります。

横にも縦にも大きく口周りの筋肉、骨を動かすのが英語の発音。

ここではウォーミングアップとしてそのうちの一つ、「アゴを下げる」動きを確認しました。
同時に「舌の動き」にも注意しながら練習しました。

三つ目のポイントについては、次回お話します。

今日のところはここまで!です。次回から「筋トレ」に入ります!
軽く口回り、アゴの筋肉をストレッチして次回に備えてください・・・

Onoha721

米国三大メガバンクの一つにて人事採用、外資メガファーマの日本法人にて採用含む人事業務、研究機関勤務、メディカル業界にて医療翻訳などを経て、現在は某金融機関のグローバル事業戦略チームにて勤務。
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