実践的学習法

【Are you ready?】日本語と英語の音の違い

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このページの目的

日本語と英語の「音の違い」を知って、大人が英語の発音を身につけるために必要なポイントを確認する

~発音練習をはじめる前に知っておきたいこと~

日本語の発音、その種類

英語は発音からトレーニングすることが一番の近道であり、王道。

・・・これは英語という言語の特性を知ればその理由が納得できると思います。

あなたは子供のころ、日本語の発音を練習した記憶がありますか?
「日本語の発音練習?!そんな記憶ありませーん!」という方・・・

そんなはずはありません。

もっとひらたくいうと・・・ひらがなの50音順を「あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ・・・」と順番にひとつひとつ読み上げて何回も口に出して練習させられたことを、覚えていますか?

「あ、それなら覚えてる!」という方、多いのでは?日本語の場合、これがまさに発音の練習です。

言葉と文字を学びはじめるごく小さいころにどこの国の言語でも・・・そう、英語圏の国でも、子供のうちに、何回も何回も音を口に出して練習します。それを発音練習と意識している、していないにかかわらず。(英語圏の子供が練習する方法については次回詳しくお話します。)

ではみなさんは日本語の場合、音の種類は全部でいくつくらいあるか、わかりますか?
50音だから50?・・・

いえいえ、まず日本語の母音「あ、い、う、え、お」には、短母音と長母音があります。短母音とはそのまま「あ」、と発音すること。長母音とは「あー」と伸ばすこと。

たとえば「よじによーじがあります」=「4時に用事があります」の「よじ」の「よ」の母音は「お」。これは短母音です。一方、「用事」の「よー」の、「おー」の部分が長母音です。

実は外国人がこの文章を音だけで正確にききとるのはけっこう慣れが必要です。
日本語にはこの長母音という特別な形があり、それが外国の人にとって日本語の発音を習うときの一つのキモ、となります。

日本語にはそれ以外にも、「が、ぎ、ぐ、げ、ご、・・・」とか、「しゃ、しゅ、しょ・・・」とか、、、50音以上にいろいろありますよね。

で、日本語の音の種類の数ですが・・・答えは、全部で110程度、です。(標準語の場合)

思っている以上に多い・・・と思いませんか?

英語の発音、その種類

オノハ11

では、英語の音はどれくらいあるか、わかりますか・・・?

まずアルファベットの「a」の音を見てみましょう。

たとえば下にあげた6つの単語。つづりの中にそれぞれ「a」が1つ入っています。
この「a」、英語だと、ぜーーんぶ、違う発音、です。。。

What/ apply/ nation/ last/ ball/ normal

ここ、日本人にとって最大のネック、といってもいいと思います。
6種類の発音の詳しい違いについては、気になる方は辞書で発音記号を調べてみてください。発音記号をよく知らなくても、調べてみればとにかく「a」の部分の音の記号が違う、ということはわかるはず。

が、ここではとにかく、英語の場合は同じ「a」という文字をつづっていても、6種類以上の発音がある、ということだけ理解してください。(「アメリカ英語」のケース。)

たった一つの「a」というつづりだけでもこれだけの種類の音がある・・・それが英語というもの。

で、英語の「音」、その数ですが。実は・・・

オウルン8

なのです。。。

・・・これが私たち外国人に英語の発音を難しくさせている大きな要因なのです。。。

こんなにたくさんの種類の音がある言語だからこそ、発音は早い段階からトレーニングを始める必要があるのです。

そうしなければ、相手の言っている言葉を正しく理解することも、自分の言いたいことを正しく伝えることも、できないのですから。

そんなにたくさんの音を練習するのは無理ー!・・・そうですね、もちろん私にも無理、です。。。

しかも違うのは音の種類だけではありません。

子音+子音、子音で終わる音

日本語は文字を読み上げると一つ一つの文字が必ず「母音」だけ、か、「子音+母音」か、「ん」でできている言語です。

たとえば、この一文。
「これから英語の発音を学習します」

今の一文をひらがなで書くと、
「これからえいごのはつおんをがくしゅうします」

ローマ字で書くと、
「KO・RE・KA・RA/ E・I・GO/ NO/ HA・TSU・O・N/ WO/ GA・KU・SHU/ SHI・MA・SU」

・・・という具合に、一つ一つの文字のつづりを見ると、かならず母音の「A/I/U/E/O」か「N」が後ろについている。・・・言い換えると「子音だけでできている文字はない、また、子音で終わる文字はない」、これが日本語です。

これに対して英語は、子音で終わる音、子音+子音というのがたくさんあります。

たとえば HOTEL はホテル・・・ではありません。GIRL はガール・・・ではありません。
最後は「ル」ではない、二つとも「L」で終わっているので「L」=これは単独の子音、です。
もちろん「ル」の「RU」でもありません。さらに言うとそこに「U」はつかないのです。子音の「L」で終わらなければいけない。

また、子音+子音の音について。FIRSTはFとRとSとTという4つの子音を連続で出すことで発音します。「ファースト」ではありません。ファーも言わないしスもトも言いません。すべて子音だけで発音するのです。

オノハ10

・・・んんん難しい。。。と、思いましたか・・・・?

 

Are You Ready?

大丈夫。私たちはNative Speakerではないのですから、日本語と英語の違いを知ったうえで私たちなりの発音のトレーニングをすることで、じゅうぶん英語で円滑にコミュニケーションができるようになります。

「使える」英語のために必要なのは、Native Speakerのように話すことではなく、通じる英語を話す、ということ。

前回、日本人が英語の発音をトレーニングするときに大事なポイント、として3つあげましたね。

1. 舌の位置に気をつけながら
2. 口まわりの筋肉とアゴを大きく動かして
3. 強い息を吐きながら音を出す

このポイントをふまえてトレーニングすればいいのです。といっても、ここが最初の山場。
なにしろ私たち日本人がどれもふだんやらないことなのですから。

次回からその方法を詳しく見ていきます・・・準備はいいですか?

オウルン9

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Onoha721

米国三大メガバンクの一つにて人事採用、外資メガファーマの日本法人にて採用含む人事業務、研究機関勤務、メディカル業界にて医療翻訳などを経て、現在は某金融機関のグローバル事業戦略チームにて勤務。
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