実践的学習法

【Practical】ほんとうに「使える英語」を身につけるために 前編

~この学習法を進めるにあたり、はじめに伝えておきたいこと~
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英語はSmartphoneと同じコミュニケーションツール

あなたはスマホやiPod touchを持っていますか?
最近はかなりスマホユーザーが増えてきましたよね。

スマートフォン

スマホやiPod touchをまだ持っていない、という方は、携帯電話を初めて手にしたときのことを思い出してみてください。

あなたはスマホを初めて手にしてから家族や友人にMessageを送るようになれるまで、何日かかりましたか・・・?

「何日?なんでそんなこと聞くの?その日にできたよ~、当たり前でしょ?」という方もいれば、

「手にした初日は設定だけでいっぱいいっぱい、Messageを送れるようになったのは次の日かな...」という方もいるでしょう。

中には、「Messageを送れるようになるまで何日もかかりました、、もう途中で返品してらくらくフォンに買い換えようかと何度思ったことか、、、汗」という方もいるかも・・・?

でも、新しいスマホやiPod touchを手にしてMessageを送れるようになるまで0日からせいぜい1週間くらい、ですよね?1年以上かかった、という人は、きっといないでしょう?

英語で話す・伝える、ということも、実はこのスマホを使うことと、同じなんです。

英語というのは、言語なので、日本語と同じくコミュニケーションのためのツール、道具。

その道具を使って何かを伝えるというのは、あなたがスマホを手にして実際に使いながらボタンを押してみたり画面をタップしてみたりしながら操作を覚えてMessageを送ってみることと、同じなのです。

スマホの操作、初めからスイスイとできましたか?

・操作を間違えてエラーメッセージが出た、(む?)
・押すところを間違えて先へ進まなかった、(イラッ)
・思っていたのと違う画面が出てきた、、、(イライラッ)
・やっとMessageを送れるようになったけど...違う文字が・・・ムキーっ!!!
オノハ5

・・・といろいろなミスを繰り返しますよね。。

 

そうやって、

ミスを繰り返して正しい操作をやり直して、うまくいく・・・
その繰り返しで慣れていく、それが、新しい道具を使いこなしていく、ということ。

はじめはつたない文章、ほんの一文とか数行しか入力できなかったMessageも、そのうちサクサク文章が入力できるようになり、絵文字まで使いこなせるようになる・・・これはとりもなおさず、毎日毎日使って実際に操作してみているから、だんだんと身についてくわけですよね。

英語も、これと同じ。英語というツールを手にしたその日から、いろいろ操作をしてみてああでもない、こうでもない、と試行錯誤を繰り返してとにかく使ってみながらミスをして修正してうまくいく、そうやって慣れていくものなのです。(いえ、実際には英語のほうがスマホよりもっとカンタンです。それについては後半でお話します。)

ということは・・・

英語の勉強をはじめたその日から、英語を話してみる、伝える訓練をはじめる、のが本来のやり方。
コミュニケーションのための道具、というのは、使ってみて初めて意味があるものなのですから。

英語は話せて当たり前?

ほんとうは、中学生以上の日本人はみんな、簡単な会話であれば英語を話せるはずなんです。

私たち日本人は中学で約900語の英単語を習います。
※旧学習指導要領(2012年まで)の単語数

この数は、Native Speakerが日常生活でよく使用する語彙数(最低限生活に必要な語彙数)である1,000語程度とほぼ同じ。そして文法は、中学で習う範囲の内容で基本的な日常会話は十分対応出来ます。つまり中学で習う語彙・文法がしっかりと身に付いていれば、基本的な日常会話はできるはずなのです。

そして高校では語彙は少なくとも約1,200語、文法はかなり難しいものまで習います。ということは高校を終えて、その先の大学まで行ったらもう英語がかなり使いこなせるようになっているはず・・・

が、残念ながら現実は、ゼンゼン、そうはなっていませんよね。
なぜ日本人の多くが中学・高校を終えても、さらには大学を出ても英語の日常会話すらまともにできないのでしょうか?

答えはカンタン。会話する・伝える訓練をしていないから、です。

実は、ほんのちょっとだけ、やり方を覚えてトレーニングするだけで、英語は聴ける・話せるようになるのです。ただしただ聴き流すだけ、では話せるようにはなりません。

すでに中学校を終えている人なら、ここでこれから紹介していく学習法を実行していけば、2週間もあれば、かなり聴けて、そして簡単な会話程度なら口から出てくるようになります。

学校の英語とは違うの?

オノハ6

学校の英語では文法と単語の暗記、英語の文章を読んで訳す、ということが中心でしたよね?

翻訳者を養成するのならそれも必要なことです。が、私たちが英語を学ぶのは英文をただ翻訳したいからではないですよね?

学校の英語はスマホに例えると、

スマホを買った、マニュアルを最初から最後まで読んで理解して、何日もかけて内容を覚えた。ほとんど操作したことないけど、どうやって使うかは分かります。でも、実際にスマホを使って誰かとコミュニケーションしたり、何か調べ事をしたりと活用したことはありません・・・

というのと、あまり変わりありません。

特にコミュニケーションの基本である「話す」=Speakingについて言えば、学校英語ではほとんど訓練されずに終わっています。英語の文法と語彙を習得することだけを目的として、正しい発音や、実際に英語を使うことを疎かにしてしまっているのです。

オノハ7

これは、大学受験を通じて、論文を読めて、書けるようになることを目的として英語教育が行われてきたことが原因でしょう。つまり英語教育の目的自体が「コミュニケーションのため」ではなかったので話せるようにならなくて当然なのです。
※学校英語の目標設定をもっと実践的なものにしよう、という動きは最近あるようです。今後に期待しましょう。

もちろん、ある程度の年齢になってから第二言語として英語を学ぶ場合、文法のように物事をカテゴリー化して覚える方が効率がいいので、文法を学ぶこと自体はとても大切です。

しかし、私が一番問題だと思うのは、あまりにも実際に使ってみる機会(アウトプット)がないために、受験を通じて覚えた(インプットした)多くの文法・語彙の知識は、時間とともにほとんどの割合は忘れてしまうことです。

「知っている」ことと「使える」ことは全く違います。そして、言語は使わなければ本当の意味で習得することはできません。

実際のアウトプットなしには、文法・語彙もただの死んだ知識で終わってしまいます。せっかく苦労して覚えた文法・語彙の知識が時間と共にどんどん忘れてしまって、大学受験が終わってしばらくしたら結局何も残っていない、というのは悲しすぎるのではないでしょうか。

この辺りは学校英語の限界を意味しています・・・学校で習う正しい文法を覚えて文章を読んで語彙をただ増やすだけでは、生きた英語を使ってコミュニケーションできるようにはなりません。

いまはインターネットで世界中の人たちと瞬時にコミュニケーションできる時代。

SNSやEmailだけではなくチャットやTV電話などで瞬間的に英語でやりとりするためには、本当の意味で生きた英語をコミュニケーションの道具として使いこなす、という力が必要です。

また、それができれば世界は驚くほど広がります。
なにしろ世界中で英語を話す人は日本語を話す人の20倍以上いるのですから。

この学習法の本編で私が紹介するのは、いままで皆さんが学校で学んできたような英語の学習法ではありません。私は中2時点で学校英語を放棄しちゃったナマケモノですから、、、

でも、そんな私が現在では英語のプロとして仕事をしています。
そしてこんな私だからこそ、この学習法ページを書くことに意味がある、と思うのです。

それは私があることにこだわってずっと英語を勉強してきたから・・・です。

(後半へつづく)

オウルン1

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Onoha721

米国三大メガバンクの一つにて人事採用、外資メガファーマの日本法人にて採用含む人事業務、研究機関勤務、メディカル業界にて医療翻訳などを経て、現在は某金融機関のグローバル事業戦略チームにて勤務。
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