実践的学習法

【コラム】英語力を総合的に測るテスト IELTS

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会話力をトレーニングしていると、やはりその実力を測りたくなりますよね?日本国内で受けられる英語のテストで会話力も測れる、一番オススメの試験を紹介します。

「英語力を総合的に測るテスト」= IELTS

イメージ写真

私はニュージーランドの語学学校に3か月語学留学した後に、IELTSを受験しました。

自分の実体験から、「IELTSは英語力を総合的に測るのにもっとも適したテストである」という実感があります。

ここでまずIELTSについて概要をまとめると・・・

IELTS(International English Language Testing System)は、英語力を測る試験としてイギリス、アメリカ、カナダ、オセアニア、EUなど多くの大学・大学院(高等教育機関)受験に認定されており、

  • 留学や英語圏への移民のための試験として世界で最も人気の高い試験
  • 世界120ヵ国の500以上の会場で受験可能
  • Listening、Reading、Writing、Speakingの4つの技能を測定。それぞれの技能が1.0~9.0のBand Scoreで示され、総合評価のOverall Band Scoreも出す
  • Speaking以外は記述式、Speakingのテストは対面(1対1)
  • 日本国内においては英検を運営する公益財団法人日本英語検定協会が実施運営し、2013年度は全国13都市で受験可能(東京は毎月実施、都市によって実施日は異なる)

という特徴があります。

現在では、

  • 世界での年間受験者数 約170万人以上
  • 日本国内でも加速度的に受験者数が増大:2011年度は15,000人、2012年は2万人以上

というポピュラーな試験となっています。


実は、今回このコラムを書くまで、IELTSが世界でも日本でもこれほどまで加速度的に普及していることを認識していませんでした。。。

「そうなればいいのに・・・」と心の中ではずっと思っていたものの、このままいけば日本でも現在のTOEIC(R)テストかそれ以上に、企業や大学でも認知され選考基準として普通に採用されるようになる日が来ると思います。

私がIELTSを受験したのは10年近く前で、当時はまだIELTSという試験は日本では受験機会も少なく、ほとんど知られていませんでした。

そしてその後はとくに受験する動機もなかったので、「IELTSは英語の総合力を測るためにもっとも適した試験」であるという実感はあったものの、(ちょっと前までは)日本ではめったに受験できない、値段が高い、などの理由から、あえて再受験することもなく、情報を収集することもなかったのです。

5年ほど前に職場の同僚がイギリスに留学に行くために何度かIELTSを受験していたのですが、日本ではたまにしか試験が実施されないためにわざわざ韓国まで受験に行っていたのを見ていて、「試験そのものは内容がいいのだから、もっと日本でも普及すればいいのに・・・」と感じていました。

ほんの数年前まで、日本で、あるいは日本語で収集できる情報が限られていた・・・それがIELTSだったのです。

日本でも毎月実施

ところが、2010年から、英検を実施している日本英語検定協会が日本でのIELTSの実施運営や広報活動を行うようになり、試験回数も会場も一気に増えたことから受験者数も増加の一途をたどっている、という状況です。

試験の特徴や詳しい内容は、日本英語検定協会のHPに記載されています。

そして日本人受験者向けに詳しい試験の実施内容がPDFで作成されています。

(これを見て「至れり尽くせり...」と感動しました。こんなに日本語で親切にガイドしてくれると助かりますね。)

IELTSはもともと、オーストラリア・ニュージーランドを含むイギリス英語圏において大学・大学院などの高等教育機関進学や移民のためにスコア提出を必要とされる試験でした。

高等教育機関進学を目指す人はAcademic Moduleを受験し、移民を目的とする人はGeneral Training Moduleを受験する、という二つのModuleがあり、この二つはReading、Writingの問題構成が大きく異なります。

試験の最大の特徴は「アナログ」であること・・・記述式であり、TOEIC(R)やTOEFLなどと違い選択肢の数も4つとは限らない、スピードだけではなく正確さと、特に英語という言語の運用能力を重視する傾向にある、と言えます。

TOEIC(R)やTOEFLではサッと読んで(聴いて)概略を瞬時に理解する、という力が問われますが、IELTSの場合には自分の文字で、文章で、問題用紙に正確に記述しなければならない、Writingでは文字数が足りないと大幅減点、など、「正確に理解」して「文章を書く」力も問われるのです。

また、通常筆記試験の翌日に実施されるSpeakingテストは、試験官と対面(1対1)です。
三つのパートに分かれていて、はじめは自己紹介、仕事、趣味など一般的な質問。
2番目は、渡されたカードに記載された課題について話す(Speak)、3番目は、2番目の課題に関連したDiscussion、という構成。内容はすべて録音され、試験センターでまとめて評価される、という形になっています。

これだけの試験内容ですから、「英語力を総合的に測るのに最も適している」というのも納得できるのではないでしょうか。

ただし値段がネック(24,675円)で、なかなかTOEICのように自分の現在の実力を確かめる指標としてときどき受ける、というやり方ができないのが現実です。

ですが、日本国内にいながらにして本物の英語の実力を総合的に測れる試験というのはほかにないと思います。
そのため、英語を学習している皆さんにはぜひ一度受験していただきたいと思います。

そして・・・

これだけのお金を払うのですから、「絶対にIELTSでOverall 6以上取る!!」と目標を設定したら、受験する日と学習の期間を決めて、それに向けて真剣に取り組んでください。

そして絶対にそのお金を無駄にしないように、そのスコアをゲットしてください!

・・・その緊張感が、あなたを成長させることは間違いありません。
この試験に限らず、「このテストで○○以上のスコアをGETする!」と決めて試験勉強に取り組むときが、人間が一番勉強するときでもありますから。

オウルン24

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Onoha721

米国三大メガバンクの一つにて人事採用、外資メガファーマの日本法人にて採用含む人事業務、研究機関勤務、メディカル業界にて医療翻訳などを経て、現在は某金融機関のグローバル事業戦略チームにて勤務。
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